「精神科の看護師の給料っていくらぐらい?」
「精神科の看護師の給料は安いっていう噂もあるんだけど…。高収入は無理だよね?」
精神科に転職しようと思っている看護師は、精神科の給料がいくらぐらいか気になりますよね。
確かに、精神科の給料は安いという噂があるのは事実です。
あまりにも給料が安ければ、精神科への転職を考え直そうと思っている人もいると思います。
でも、実は精神科は高収入を狙える診療科なんです!
ここでは、精神科の看護師の給料はいくらぐらいかについて徹底解剖していきます。
これを読めば、あなたは精神科で働きながら、しっかり高収入を稼ぐことができるようになるはずです。
目次
精神科の看護師の給料相場
精神科の看護師の給料相場を看護師転職サイトの求人を例に挙げながら見ていきましょう。
精神科の看護師の給料例
精神科の看護師の求人から、夜勤あり・日勤のみ・クリニックのケース別に見ていきます。
ここでは精神科専門病院と精神科クリニックの求人をご紹介します。
夜勤ありの精神科看護師の給料例
<多摩あおば病院(東京)>
- 給料:32.6万円~(正看護師6年目)
- 年収:510万円~(正看護師6年目)
<あさひが丘ホスピタル(愛知)>
- 給料:31.1万円(正看護師経験3年)
- 年収:450万円~
このデータから精神科病院で夜勤ありで働く看護師の給料は30~35万円ということがわかります。
日勤のみの精神科看護師の給料例
<西ヶ原病院(東京)>
- 給料:24.5万円~28.0万円(経験3年目)
<戸田病院(埼玉)>
- 給料:25.1万円~31.1万円
- 年収:350万円~432万円
このデータから精神科病院で日勤のみで働く看護師の給料は25~30万円とわかります。
精神科クリニックの看護師の給料例
<Jメンタル五反田駅前クリニック(東京)>
- 給料:26.0万円~30.0万円
- 年収:312万円~360万円+賞与
<ちさとクリニック(大阪)>
- 給料:28.0万円~
精神科クリニックで日勤のみで働く看護師の給料は、26~30万円であると言えます。
精神科看護師の非常勤給料
<榎本クリニック 小岩院(東京)>
- 給料:時給1,700円~
<あいの病院(兵庫)>
- 給料:時給1,600円~
精神科の非常勤の看護師の給料は、時給1,600円~1,700円と言えます。
精神科の給料は基本的にほかの診療科と同じ
精神科の看護師の給料をケース別にまとめると、
- 夜勤あり:30~35万円
- 日勤のみ:25~30万円
- 時給:1,600~1,700円
であることがわかりました。
では、このデータから精神科の看護師の給料は、ほかの診療科の給料よりも高いのか低いのかを検証していきます。
まずは看護協会の「2022年 病院看護・助産実態調査 報告書」と「2020年 病院看護実態調査 報告書」、厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査から、看護師の平均給料を見ていきます。
<看護師の平均給料データ>
- 夜勤あり:324,446円(勤続10年)
- 日勤のみ:279,302円(勤続10年)
- 時給:1,817円(49.1歳)
精神科の看護師の給料データと看護師の平均給料のデータを比べてみると、ほぼ一致することがわかります。
時給は精神科データがやや低いですが、許容範囲内・誤差範囲内と言えるのではないでしょうか。
つまり、精神科の看護師の給料はほかの診療科の看護師の給料と同じくらいである。
精神科だから給料が高い・低いということはないとわかります。
精神科の看護師の給料が高い病院はどんな病院?
精神科の看護師の給料は、ほかの診療科と変わらないことがわかりました。
次は、どんな病院なら精神科の看護師の給料は高いのかを看護協会の「2022年 病院看護・助産実態調査 報告書」から探っていきましょう。
病床数は多いほうが給料は高い
精神科の看護師が高収入を目的に転職するなら、病床数が多い病院を選びましょう。
病床数と看護師の給料は比例しています。
<病床数別の勤続10年の看護師給料>
- 99床以下:311,133円
- 100~199床:319,479円
- 200~299床:322,252円
- 300~399床:336,987円
- 400~499床:341,150円
- 599床以上:354,173円
きれいに比例していることがわかります。
このことから、病床数は大きい病院の方が精神科の看護師の給料が高いと言えます。
設置主体別で給料が異なる
精神科の看護師が給料にこだわって転職するなら、病院の設置主体にも注目しましょう。
<設置主体別の勤続10年の看護師給料TOP5>
- 1位:私立学校法人
- 2位:会社
- 3位:日本赤十字社
- 4位:社会保険関係団体
- 5位:国立
ただ、この設置主体で精神科の専門病院を運営しているところは少なくて国立病院機構の病院が少しあるだけで、ほとんどが医療法人になります。
都市部の方が給料が高い
看護協会のデータによると、看護師の給料は都市部のほうが給料が高くなり、人口が少ない地方に行くほど給料が低い傾向にあります。
首都圏や大阪都市圏など大都市近郊は給料が高く、田舎は低めです。
だから、精神科の看護師はできるだけ都会の病院を選んだほうが給料は高くなる傾向にあります。
精神科の看護師の給料は精神科専門病院と総合病院の精神科、どちらが高い?
精神科の看護師の給料は、精神科専門病院と総合病院の精神科、どちらが高いのでしょうか?
これは病院によって異なるということが大前提になりますが、病床数が同じであれば、一般的な傾向としては総合病院の精神科の方が高いことが多いです。
病床数が多いほうが給料が高いと先ほど説明しましたが、精神科病院と精神科がある総合病院で病床数が同じ場合は、精神科がある総合病院の方が給料は高めです。
理由の1つ目は、総合病院は都市部にあり、精神科病院は郊外・田舎にあることが多いという立地の違いがあります。
総合病院は人口が多い都市部に位置していることが多いのに対し、精神科病院は街の中心部にあることはほとんどなく、自然豊かな郊外に作られていることが多いですよね。
先ほど説明したように、都会の方が看護師の給料は高いので、総合病院の精神科の方が給料は高いことが多いです。
理由の2つ目は設置主体です。
先ほどの設置主体別の看護師給料TOP5を見ると、1位~5位までの設置主体はほぼ総合病院を運営しています。
精神科病院を運営していることはほぼありません。
上記の設置主体は福利厚生が充実しているので、各種手当やボーナスも期待できます。
医療法人など上記以外の設置主体でも、精神科病院に比べると、総合病院は大手グループが運営していることが多いので、福利厚生は充実傾向にあります。
だから、精神科の看護師の給料は精神科病院よりも総合病院の精神科の方が高い傾向にあります。
「じゃあ、総合病院の精神科に転職しよう!」という思うのはちょっと待ってください。
なぜなら、次の2つの理由があるからです。
- 総合病院は精神科に配属になっても将来異動がある
- 精神科病院の中にこの傾向に当てはまらない例外がある
だから、これからずっと精神科で働きたいと思っているなら、総合病院の精神科よりも先に精神科病院で給料が高いところを探したほうが良いかもしれません。
精神科の看護師の給料で精神科病院の方が高くなる可能性がある3つの理由
精神科の看護師の給料は精神科病院よりも総合病院の精神科の方が高くなる傾向があることがわかりましたが、精神科病院の給料は一筋縄ではいかないところがあり、この傾向に当てはまらない例外もあるんです。
精神科病院で例外が発生する理由を3つ紹介します。
ボーナスが幅広い
精神科病院は病院によっては、ボーナスが5~6ヶ月分以上出るところもあります。
その一方で2ヶ月分程度しか出ないところもあります。
だから、ボーナスが高額の精神科病院に転職すれば、給料はそこそこでも年収は大幅アップを期待できるんです。
総合病院のボーナスは3.5~4.5ヶ月分が相場ですよね。
それに対して、精神病院のボーナスの相場は2~6ヶ月分になります。
2ヶ月分と非常に少ない精神病院がある一方で、6ヶ月分以上の精神病院もあります。
基本給が20万円とすると、
- 2ヶ月分=40万円
- 3.5ヶ月分=70万円
- 4.5ヶ月分=90万円
- 6ヶ月分=120万円
こんなに違ってきます。
だから、ボーナスが多い精神科病院に転職すれば、高収入を狙えます。
中小病院はが夜勤手当が高いケースがある
精神科病院の中には、夜勤手当が15,000円以上と高めのところがあります。
特に、そこまで規模が大きくない中小の精神科病院は夜勤手当が高めに設定されていることがあります。
例えば、先ほど紹介した「あさひが丘ホスピタル」は夜勤手当が1回16,000円です。
夜勤手当が高めなら、夜勤に入って頑張れば、高年収を狙うことが可能です。
調整手当が高額になることも
看護師の給料には、「調整手当」という手当が加算されることがあります。
調整手当とは、基本給には反映できないけれど、その看護師のスキルや経験を評価してくれるような手当です。
調整手当の額は病院側が決めますが、場合によっては50,000円以上になることもあります。
そして、調整手当は総合病院よりも中小病院で多くつけてもらえる傾向があります。
これは精神科病院でも同じです。
精神科病院の看護師の給料の内訳に「調整手当」が含まれていることがあ
精神科の看護師の年収に関係する基本給以外の条件
精神科の看護師の年収は、基本給はもちろんのこと、それ以外のいろいろな条件で決まってきます。
高収入を得るためにも、基本給以外でチェックしておくべき条件を確認していきましょう。
昇給
まずは昇給です。
昇給がないと、いつまで経っても基本給は上がりません。
また、昇給額が低いと、なかなか給料が上がらないというジレンマに陥ります。
昇給は業績によっても変わりますが、1年でいくらぐらい給料が上がるのかはチェックしておくべきですね。
また長く精神科で働いていきたい看護師は、昇給は何歳まであるかを確認しましょう。
「昇給は40歳まで」
のように年齢制限がある精神病院は少なくありません。
長く働くつもりなら、50代まで昇給がある精神病院がおすすめです。
賞与・ボーナス
次に、賞与・ボーナスです。
賞与・ボーナスは先ほど説明したように、精神科病院はその病院によって差が大きいので、できるだけボーナスが高いところを選びましょう。
各種手当
精神科の看護師の給料は、各種手当もチェックしておきましょう。
残業手当
残業したらその分はキッチリ残業手当を付けてくれる精神科なら、サービス残業をしなくて済むので、働いたらその分給料は高くなります。
ただ、精神科ではスーパー救急など超急性期以外なら、残業は少なめのことが多いです。
でも、残業がゼロというわけではないので、残業手当をつけてくれるかどうかは、必ずチェックしておくべきです。
夜勤手当
精神科で夜勤をする看護師さんは、夜勤手当はいくらなのかも重要なポイントです。
精神科では2交替が多いですが、2交代の夜勤手当の相場は約10,000円です。
先ほど説明したように、夜勤手当が15,000円以上の病院がありますので、夜勤に入るなら夜勤手当が高い病院を選ぶべきです。
1ヶ月に4回夜勤に入ることを1年続けたとすると…
- 夜勤手当5,000円 5,000円×4回×12ヶ月=24万円
- 夜勤手当10,000円 10,000円×4回×12ヶ月=48万円
- 夜勤手当15,000円 15,000円×4回×12ヶ月=72万円
夜勤手当だけでこんなに違ってきます。
だから、精神科の看護師は夜勤手当が高いところを選びましょう。
危険手当(精神科手当)
精神科の看護師には危険手当が付くことが多いです。
これは、患者さんからの暴力などのリスクがあるために付く手当ですね。
精神病院では、急性期病棟の方が慢性期病棟よりも危険手当が高くなることが多いです。
あなたがもし、総合病院の精神科に転職するつもりなら、病院によっては危険手当が付かないこともありますので、きちんと危険手当が付くかを確認しておきましょう。
ただ、この危険手当(精神科手当)は付いたとしても数千円程度のことがほとんどです。
そのため、総合病院の精神科に勤務したからといって、ほかの診療科よりも給料が高くなるということはありません。
通勤手当
通勤手当には上限があることが多いので、遠方から通勤する予定の人は上限内で通勤代が収まるかをチェックしてください。
また、車通勤の人はガソリン代が支給されるかも確認してくださいね。
家族手当
精神科に転職する時は家族手当も大切です。
特に、お子さんがいる看護師は家族手当は重視してください。
子どもを自分の扶養に入れておけば、子ども1人につき10,000円などの家族手当が付くことがあります。
子どもが2人いれば、1ヶ月で20,000円です。
これは大きいですよね。
また、家族手当は子どもが何歳になるまで貰えるのかも確認しておきましょう。
役職手当
精神科での勤務経験が長く、今後も精神科で働いていくつもりの看護師さんや将来的に管理職を目指す看護師さんは、役職手当もチェックしておきましょう。
役職手当は病院によって大きく違います。
- 主任:1~3万円
- 師長:5万円
これが病院の役職手当の相場になりますので、この相場を目安にしながら、役職手当が高い職場を選ぶと高収入に近づきますよ。
調整手当
調整手当はつけてくれる病院もあれば、調整手当がない病院もあります。
先ほど説明した通り、あなたの経験・スキルによっては調整手当で5万円以上付くこともありますので、自分の場合は調整手当でいくら付くのかを確認しておくと良いでしょう。
精神科の看護師で給料が高い人の特徴
精神科の看護師で給料が高い人の特徴を4つご紹介していきます。
経験年数
精神科の看護師の給料は、経験年数が関係してきます。
新卒看護師は、当然ながら給料は低くなります。
その病院の最低賃金からスタートですね。
でも、看護師経験があれば、経験加算が付きますので、経験年数が長ければそれだけ給料が上がるのです。
精神科未経験でも、看護師の臨床経験があれば、経験加算が付くことが多いです。
ただ、経験加算は上限があって、「看護師経験10年以上は一律の加算額」のようにしているところも少なくないので、経験年数が長い看護師さんは注意が必要です。
経験
精神科での勤務経験がある看護師は、その経験を評価されて、病院から提示される給料が高めになりますので、高収入につながります。
看護師経験5年(精神科未経験)の看護師よりも、看護師経験5年(精神科経験5年)の看護師の方が即戦力になるので、給料が高くなるのは当然のことです。
スキル
これは先ほど説明した「経験」にも関係していますが、精神看護のスキルが高い人は、給料が高くなります。
精神看護の認定看護師や専門看護師、認知症看護認定看護師などの専門性が高い資格を持っていたり、そのほか精神科救急や児童思春期病棟で長く働き、専門的なスキルを持っていたりすると、精神科で高収入を狙うことができるでしょう。
役職
主任や師長などの役職に就いている看護師は、先ほど説明した役職手当が付きますので、給料は高くなります。
精神科で高収入を狙いたい看護師は、管理職の道に進むと良いですよ。
師長手当が5万円付けば、年収にすると60万円もアップすることになりますから。
この4つを押さえておくと、あなたが精神科に転職して高収入を貰えるのか?また、高収入を稼ぐにはどうしたら良いのかというヒントが得られますよ!
精神科の看護師が給料をアップするには?
精神科の看護師が給料をアップして高収入を得るための方法をご紹介していきます。
今の職場でできること
今現在、精神科で働いていて、今の職場で何とか給料をアップしたいという看護師さんは、今から紹介する5つの方法を試してみましょう。
給料アップの交渉
これは個人経営の小規模な精神病院や精神科クリニック限定の方法ですが、思い切って給料アップの交渉をしましょう。
「給料が割に合わない」
「こんなに貢献しているのに、なんでこんなに給料が安いの?」
と思ったら、まずは院長と交渉してみてください。
この時に大切なことは、その病院・クリニックでどんな貢献をしているかということを、上手にプレゼンすることです。
「そうか。そんなに貢献してくれているのか。それなら給料を上げても良いかな」
と思わせるだけのプレゼンをする準備をしてから交渉に臨みましょう。
スキルアップをする
精神科で給料をアップするなら、スキルアップすることも大切です。
具体的には院内研修や院外研修に積極的に参加することですね。
精神科での仕事に役立つスキルアップをすれば、給料に反映してくれることがありますし、主任や師長への昇進も速くなります。
給料アップを狙える資格を取得する
さらに、給料アップを狙える資格を取得することもおすすめです。
- 精神科認定看護師
- 日本精神科医学会認定看護師
- 精神看護専門看護師
- 包括的暴力防止プログラム(CVPPP)トレーナー
- タクティールケア®Ⅰコース認定資格
これらの資格を取得すると、給料アップにつながります。
ちなみに、看護協会の「2022年 病院看護・助産実態調査 報告書」によると、認定看護師に手当を支給する病院は44.4%、手当の平均額は10,335円です。
意外と手当の額は少ないと思うかもしれませんが、20,000円~40,000円未満の病院は12.3%、40,000円以上の病院は4.3%ありますので、そのような病院なら給料の大幅アップが狙えます。
また、認知症病棟で働くなら、認知症看護関連の資格を取得するのも良いですね。
現在、准看護師の人は正看護師の資格取得を目指すのも良いですね。
病院によっては奨学金制度を設けているところもありますよ。
残業代を申請する
精神科では基本的に残業は少なめのところが多いですが、スーパー救急などでは残業が多めのところもありますよね。
病院によっては、サービス残業が当たり前になっているところもあると思います。
でも、残業代を貰うのは当たり前のことで当然の権利です。
だから、思い切って残業代を申請してみましょう。
最近は働き方改革が叫ばれていますので、案外すんなりと
「はい、OKです」
と残業代を支給してくれるかもしれません。
また、残業が月5時間以下のように残業時間が少ないところでも、
「残業時間が少ないから」
と遠慮せずに、堂々と残業代を申請して良いですよ!
夜勤回数を増やす
精神科で高収入を狙うなら、夜勤回数を増やしましょう。
「夜勤は苦手!無理!」
という人にはおすすめできませんが、夜勤がそこまで苦痛ではないという人は、夜勤を月1~2回増やしてみましょう、
もし、夜勤手当が15,000円と仮定すると、
- 月1回増やす→月収15,000円アップ、年収18万円アップ
- 月2回増やす→月収30,000円アップ、年収36万円アップ
こんなに給料がアップするんです。
だから、手っ取り早く給料をアップするには、師長に夜勤回数を増やすようにお願いしてみましょう。
思い切って転職する
精神科の看護師が給料をアップするためには、思い切って転職するのも良いですよ。
転職する時は、
「精神科で給料が高いならどこでも良い!」
という姿勢だと、転職を後悔することになりますので注意が必要です。
- 自分のスキルを活かせるか
- 自分が興味のある分野か
これを前提にして、転職をしましょう。
例えば、今まで精神科の超急性期でスキルを磨いてきたのに、給料が高いからといって、認知症病棟メインの精神病院に転職してしたら、
「なんか違うんだよなぁ」
と思ってしまうはずです。
だから、
- 自分のスキルを活かせるか
- 自分が興味のある分野か
この2つを大前提にして、それを踏まえた上で、次のような職場に転職すると良いですよ。
ボーナスたっぷりの精神病院に転職する
最初に説明した通り、精神病院は病院によって年収が大幅に違います。
年収が違う理由は、基本給よりもボーナスによるところが大きいです。
だから、今の職場のボーナスが少なめなら、ボーナスがたっぷりある精神病院に転職すれば、それだけで年収は大幅にアップします。
そのほか、各種手当もチェックしておくと良いですよ。
スーパー救急がある精神科病院に転職する
精神科の看護師求人を比較してみると、精神科スーパー救急がある病院は給料水準が高い傾向にあります。
「スーパー救急よりも慢性期が良い」という人は、スーパー救急がある病院の慢性期病棟に配属希望を出せばOKです。
公立の精神病院に転職する
あなたの転職したい地域に公立の精神病院があるなら、その公立の精神病院に転職するのもおすすめです。
公立病院は公務員看護師になります。
独立行政法人の場合は、公務員ではありませんが、公務員待遇になります。
給料が高めですし、福利厚生・各種手当が整っていて、ボーナスも4~5ヶ月分は出るので、年収がアップすることが多いんです。
ただ、公立の専門病院は数が多くないのが難点ですね。
大規模総合病院の精神科に転職する
大規模な病院には精神科病棟がありますので、そこをピンポイントに狙うのもおすすめです。
大規模病院は給料水準が高いですし、ボーナスも4~5ヶ月分出ること多いです。
各種手当も充実しています。
だから、給料アップを狙えるんです。
トラベルナースとして働く
あなたが精神科で働いて短期間で高収入を得たいなら、トラベルナースとして働くのも良いでしょう。
トラベルナースとは看護師が不足している病院で、3ヶ月~6ヶ月の期間限定で契約社員などの雇用形態で働く看護師のことです。
このトラベルナースは給料が40万円以上と高額に設定されていることが多く、精神科病院のトラベルナースの求人もたくさんあります。
短期間で精神科でしっかり稼ぎたい看護師さんにおすすめです。
転職サイトを使えば、配属交渉をしてくれますので、精神科に配属してもらえる可能性が高くなります。
ただ、将来的に異動のリスクはありますので、それがデメリットですね。
精神科の看護師が給料にこだわるなら転職サイトを使おう!
精神科の看護師が高収入を狙って転職するなら、転職サイトを使いましょう。
転職サイトを使えば、精神科の中でも給料が高い求人を紹介してくれます。
また、配属交渉をしてくれますので、精神病院の中でもあなたの興味のある分野・スキルを活かせる病棟で働くことができます。
もちろん、総合病院の精神科で働きたい場合も、配属交渉をしてくれますよ。
トラベルナースの求人も多数扱っています。
転職サイトを使えば、今よりも給料がアップして、しかもやりがいを感じながら働くことができるはずです!