看護師が7対1の病院で働くメリットとデメリットは何でしょうか?
転職を考えている看護師さんは、7対1の病院のメリットとデメリットを知らずに転職すると、「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねないのです。
看護師の7対1の職場はどのような病院なのでしょうか?
看護師の7対1の職場とは、どのような病院なのでしょうか?一般病床の看護師配置は、7対1のほかに10対1、13対1、15対1があります。療養病床は20対1、25対1ですね。
この看護師配置は24時間平均して、看護師7人に対して常時看護師1人を配置するという意味ですので、7対1の病院が一番手厚い看護を提供しているということになります。
言い換えれば、手厚い看護をしないといけないような患者さんが多い、患者さんの重症度が高いということになります。
そして、7対1の病院のそのほかの特徴は、患者の平均在院日数が19日以内、看護職員の中で正看護師の割合は7割以上、常勤医師の割合は10対1というものです。
この常勤医師の割合の条件は7対1の病院だけにしかないものですので、7対1の病院は看護師だけではなく、医師の数も多く、その分患者さんの重症度が高くて、高度な医療が必要な急性期病院であると言えるでしょう。
看護師が7対1の病院で働くメリット
看護師が7対1の病院で働くメリットを考えていきましょう。看護師が7対1の病院で働くメリットは2つあります。
看護知識・技術が身につく
看護師が7対1の病院で働くメリットの1つ目は、看護知識や看護技術が身につくことです。7対1の病院は患者さんの重症度が高く、医療行為が必要な患者さんが多いので、看護知識や看護技術を自然と身につけることができます。
自然に身につけるというよりは、身につけることを要求されるので、身につけざるを得ないといった方が正しいかもしれませんが。
また、7対1の病院で働くと、急変や緊急入院も多いので、緊急時に臨機応変に動けるだけの経験をすることもできるのです。
さらに、7対1の病院は、看護師に求めるレベルが高いので、その分教育体制が整っていて、院内研修が充実しています。そのため、7対1の病院で働いて、積極的に院内研修に参加すれば、看護師として着実に成長できると思います。
大病院が多いので、給料は高め
看護師が7対1位の病院で働くメリットの2つ目は、大病院が多いので、給料が高いのです。7対1の病院は、大学病院や総合病院などの大病院が多くなっています。
7対1の病院は、最新の医療機器を揃えなければいけないので、個人病院ではやっていけないんです。
看護師の給料は病床数に比例しています。看護協会の「2013年病院における看護職員需給状況調査」によると、勤続10年の看護師の平均給料は99床以下で30万8960円、100~199床で31万2730円、200~299床で31万6728円、300~399床で32万8213円、400~499床で32万8213円、500床以上で33万1976円となっています。
7対1の病院は大病院が多いので、7対1の病院を選ぶと、給料アップを期待することができます。
看護師が7対1の病院で働くデメリット
看護師が7対1の病院で働くデメリットも考えていきましょう。7対1の病院を選ぶデメリットは、ずばり「とにかく忙しい」ことです。
7対1は看護師の人数が多いので、受け持ち人数はほかの看護師配置の病院よりも少ないです。だからといって、ゆとりを持って働ける、暇であるというわけではありません。むしろ逆です。
いくら受け持ち人数が少なくても、それ以上に重症度・看護度が高いので、息をつく暇もないほど忙しいんです。そのため、残業も多いですし、勤務の後はいつもクタクタになってしまいます。
さらに、院内研修や病棟内の勉強会が多いので、休みの日や夜勤明けの日にも病院に来なければならないというデメリットもあるんです。
まとめ
看護師が7対1の病院で働くメリットとデメリットをまとめましたが、いかがでしたか?7対1の病院は最先端の医療の中で働けて、看護技術・知識を身につけられる、しかも給料が高いというメリットがありますが、忙しいというデメリットがあります。
とにかく今は看護師として成長したい、少しでも給料を上げたいという人は、7対1の病院を選ぶと良いでしょう。
7対1に転職したい看護師さんは、転職サイトを使うと良いですよ。転職サイトなら、担当コンサルタントに「7対1の病院で働きたい」と伝えれば、7対1の病院をいろいろピックアップしてくれます。
その中から、自分の希望に合った病院を選べば、「7対1の病院を選んで良かった!」と思えるはずです。