看護師の求人には「昇給あり」と書かれているものがありますが、「昇給があるのって当たり前のことじゃないの?」って思っていませんか?
実は、看護師の世界では「昇給あり」は当たり前のことではないんです。損をせずに、賢く転職するためにも、看護師の昇給事情について知りましょう!
看護師の昇給ありの求人は、どうしてわざわざ「昇給あり」と書いているの?
看護師の求人情報を見ていると、「昇給あり」という文字を眼にすることがありますよね。昇給とはお給料が上がることです。
看護師の場合は、いろいろな手当がつきますが、昇給で上がるのは基本給の部分です。昇給があるところは、年に1回4月にお給料を上げるところが多いようです。
年に1回昇給があって、長く勤めていればその分お給料が上がるのは当たり前のことだと思っていませんか?それは大きな間違いです。残念ながら、看護師の職場の中には昇給がないところも結構あるんです。
だから、看護師の求人情報の中には、「うちの職場は昇給がありますよ!」とアピールするために、わざわざ求人情報に「昇給あり」と書かれているんですね。
昇給額は1000円程度のところから1万円以上のところまで、その病院や施設によって差があります。
看護師は昇給ありのところで働かないと損をする!
看護師は、昇給ありのところで働かないと大きな損をすることになるんです。「でも、毎年数千円程度しかお給料が上がらないなら、そんなに大きな差はないんじゃないの?」と思っていませんか?その考えが、あなたを損させているかもしれませんよ!
例えば、年に1000円しか昇給がないというケースを考えてみましょう。確かに、パッと見ただけでは、年に1000円なんてちっぽけなものに感じますよね。
でも、ちょっと長い眼で考えると、昇給がないところよりも1年間で1万2000円も多くもらえることになります。次の年は2万4000円、10年後は12万円です。年に1000円だけの昇給でも、長い眼で見ると大きな差ができるんです。
もし、年に1万円の昇給があれば、10年後には1年間で120万円の差ができることになるんです。しかも、これは基本給だけで計算した場合です。基本給が上がれば、ボーナス支給額もあがりますよね。
昇給ありのところで働けば、基本給+ボーナスが上がっていくことになりますので、昇給なしのところで働くとその分損をすることになるんです。
また、さらに長い目で見ると、退職金は基本給による部分が大きいですので、昇給ありとなしでは退職金にまで大きな差が出てくることになります。
そして、昇給は仕事へのモチベーションアップにもつながります。少しでもお給料が上がれば、長く勤めようと思いますし、「もうちょっと頑張ろうかな」と思いますよね。
もうちょっと頑張ろうと思って、スキルアップをして職場に貢献すれば、さらにお給料アップにつながることになるかもしれませんよ!
看護師の昇給ありの求人にはどんなところが多い?
では、看護師の昇給ありの求人は、どんなところに多いのでしょうか?
昇給ありか昇給なしかは、その病院や施設が決めることになるので、「必ずこういうところは昇給がある!」とは言えないのですが、大規模な病院は昇給があるところが多いようです。また、その規模が大きければ大きいほど昇給額も高い傾向にあります。
職員がたくさんいる大きな病院は、労働組合がありますので、職員の権利が守られやすく、昇給があったり福利厚生が充実していることが多いんです。
逆に言うと、小さな個人病院やクリニックは、経営者の意見が反映されやすいですので、昇給がないところがほとんどです。
そのため、昇給ありの看護師求人を探す時は、大きな病院を中心に探したほうが効率が良いと思います。
昇給ありの求人を自分で探すのはちょっと面倒だったり、少しでも昇給額が高いところを探したいという場合は、転職サイトに登録してみてはいかがでしょうか?
転職サイトなら、簡単に昇給ありの求人を絞り込めますし、担当のコンサルタントに尋ねることで、大体の昇給額も事前に知ることができますよ!