看護師は辞める時に年数を気にすべきなのでしょうか?
辞める時に年数を気にすべきなら、一体何年勤めたら辞めてOKなのでしょう?
看護師が辞めることと年数の関係を考えていきましょう。
看護師が辞めるのに年数を気にしたほうが良い理由
看護師が辞めるのに年数を気にしたほうが良い理由は2つあります。
年数を気にせずに、「辞めたいから辞める!辞めるなら今でしょ!」と思って、勢いで何も考えずに辞めてしまうと、思いがけず大きな損をすることになるのです。
退職金が出る
看護師が辞めるのに年数を気にしたほうが良い理由の1つ目は、退職金です。
あなたが働いている職場では、何年間働くと退職金が出るか知っていますか?
退職金は常勤として採用後に退職したら、必ず支給されるというものではありません。一定期間以上働かないと、支給されないのです。
退職金が出るのと出ないのでは、大きな違いですよね。
退職金が出る直前で辞めてしまったら、大損になりますので、看護師は辞める時には退職金が支給される勤続年数を気にしないとダメなんです。
次の転職が有利になる
看護師が辞めるのに年数を気にしたほうが良い理由の2つ目は、次の転職が有利になることです。
転職する時は、履歴書や職務経歴書に今までの職歴を書かないといけませんが、前職をあまりにも早期退職していたら、「あれ?この看護師さん、前の仕事はこんなに早く辞めちゃってるんだ。今回、うちで採用してもまたすぐに辞めちゃうかなぁ?」と思われてしまいます。
そう思われたら、採用が遠のいてしまいますよね。
ですから、辞める時は次の転職の面接で「この看護師さん、早期退職しそうだな」と思われないような年数を勤めてから辞めるべきなのです。
看護師が辞めるのに年数を気にしたほうが良いなら、何年勤めれば良いの?
看護師が辞めるのに年数を気にしたほうが良い理由を2つお話しました。
辞めるのに年数を気にしなければいけないことは分かったと思います。
ここで1つ疑問が湧いてきますよね。看護師が辞めるのに年数は気にすべきなのはわかったけど、一体何年働いたらOKなのかということです。
その答えは、ズバリ「3年」です。3年間、同じ職場で働いたら、「この看護師さんは、すぐに辞めそうだな」と思われずに済みます。
また、退職金の支給の年数は、半年や1年間働けば支給されるところもありますが、たいていのところは丸3年以上働くと支給されることが多いんです。
そのため、看護師が辞めるなら、3年以上働いてから辞めるようにすると、退職金を貰えて、次の転職活動も不利にならないのです。
看護師が辞めるのに年数を気にすべきもう1つの理由
看護師が辞めるのに年数を気にすべきもう1つの理由があります。
これは、一部の看護師さんにしか当てはまらないのですが、この一部の看護師さんは年数を気にせずに辞めてしまうと、退職金や転職活動どころではなく、とてつもなく大きな損をする可能性があります。
年数を気にせずに辞めると大きな損をする可能性がある一部の看護師さんとは、お礼奉公中の看護師さんです。
あなたは、ついついお礼奉公中だということを忘れていませんか?うっかり忘れて、「辞めたい!もう辞める!」と勢いで退職してしまうと、借りていた奨学金を一括で全額返済しなければいけないので、とんでもない損をすることになります。
そのため、お礼奉公中の人はお礼奉公の残りの年数をしっかりと把握して、辞めるまでの年数をカウントダウンしていかなけばいけません。
ただ、お礼奉公中でもどうしても辞めたい時はありますよね。
そういう時は、勢いで辞めるのではなく、立替一括返済制度がある病院に転職しましょう。
立替一括返済制度がある病院に転職すると、あなたに代わって転職先の病院が奨学金の一括返済をしてくれます。
そして、転職後に給料から立て替えた分を少しずつ天引きで転職先の病院に返していくことになります。
お礼奉公中はできれば辞めないほうが損をしないのですが、どうしても辞めたい場合は立替一括返済制度がある病院に転職してください。
まとめ
看護師が辞める時に年数を気にしないと、退職金がもらえなかったり、転職するのに不利になることがあります。
また、お礼奉公中の人は、何も考えずに辞めると、奨学金を一括返済しなければいけないことがありますので注意しましょう。
もし、3年以内に辞めて転職したい場合は、転職サイトを使うと良いですよ。
3年以内に辞めて転職すると、どうしても早期退職のイメージがついて、転職活動に不利になってしまうのですが、転職サイトを使えば、3年以内に辞めても採用してくれる求人を紹介してくれます。
また、立替一括返済制度がある病院の求人も紹介してくれますから、お礼奉公中に辞めたい人も転職サイトで相談してみると良いですよ。