「楽な仕事がしたい!」
「看護師の仕事の中で、楽な仕事って何?」
看護師で楽な仕事をしたいと思っている人はたくさんいます。
看護師の仕事は、ほとんどがきついですから。
でも、看護師の仕事の中にも楽な仕事があるのは事実です。
ただ、楽な仕事と紹介されていても、それに飛びつくのは危険です!
楽な仕事に見えて、実はきつい仕事が看護師にはたくさんあるんですから。
楽な仕事に見えて実はきつい看護師の仕事をご紹介していきます。
楽な仕事に見えて実はきつい仕事に引っかかると地獄…
楽な仕事に見えて実はきつい仕事に引っかかってしまった。
そんなの地獄以外のなにものでもありませんよね。
罠にハマった!
騙された…失望しかない
と思うこともあるでしょう。」
「この仕事、楽そう!」
と思って飛びついたら、実はきつい仕事だった場合、
「こんなはずじゃなかった…」
と毎日毎日思うことになります。
そして、後悔の日々。
ストレスはどんどんどんどん溜まっていく。
最初から覚悟を持った状態できつい仕事をするのと、楽な仕事だと思ったのにきつい仕事に引っかかってしまったのでは、精神的なダメージは大きく異なります。
もちろん、楽な仕事だと思ったのにきつい仕事を選んでしまったほうが、精神的なダメージは大きいです。
楽な仕事に見えて実はきつい仕事に引っかかってしまった看護師は、
- あまりのストレスにうつ病になる
- 看護師の仕事が嫌いになり、看護師そのものを辞めてしまう
という地獄を見ることになる可能性すらあります。
だから、楽な仕事をしたい看護師は、実はきつい仕事ではないかどうかをしっかりと見極める必要があるのです。
楽な仕事に見えて実はきつい仕事という7つの罠!
楽な仕事に見えて実はきつい仕事という7つの罠をご紹介します。
楽な仕事をしたい人は、この7つに当てはまらないかどうかをチェックする必要があります。
そうすれば、
楽な仕事だと思ったのに
という後悔をせずに済みます。
日勤のみという罠
日勤のみで夜勤がない仕事は楽ですよね。
楽な仕事をしたいから日勤のみで働きたいという気持ちはよくわかります。
でも、楽な仕事をしたいなら、日勤のみでもオンコールがないかどうかをチェックしなければいけません。
オンコールがあると、深夜や早朝でも電話が来たり、勤務先や患者さん宅へ行かなければいけないこともありますから。
日勤のみでもオンコールがある仕事は、
- オペ室
- 特別養護老人ホーム
- 訪問看護ステーション
この3つです。
もちろん、この3つの職場の中には、完全に日勤のみのところもあります。
でも、オンコールがあるところも多いんです。
ひどい職場では、1ヶ月の半分はオンコール当番ということもあります。
また、求人情報には、
「オンコール当番の日は月10日程度ですが、実際に出動するのは月に1~2回と少ないです!」
のように書かれているところも要注意です。
「月1~2回なら良いかな?」
と思うかもしれませんが、それは甘い!
当番の日はいつ呼び出されても出動できるように、お酒を飲んではいけないし、遠出することもできません。
つまり、行動制限をされることになります。
しかも、月1~2回といっても、いつ電話連絡・出動があるかわからないのは、精神的な負担になりますよね。
だから、日勤のみでもオンコールがある仕事は、楽な仕事に見えて、実はきつい仕事なんです。
介護士がいるという罠
楽な仕事をしたい看護師さんは、
「介護士さんがいれば、力仕事をしなくて良いから楽だよね」
と思っていると思います。
確かに、移動介助やオムツ交換などの介護業務をせずに済めば、体力的にはかなり楽です。
でも、介護士がいる職場でも、看護師が積極的に介護業務をしなければいけない職場は意外とたくさんあります。
介護士と同じくらい介護業務をして、しかも看護業務までしなくてはいけないなら、それは、
本気できつい仕事だわ…
と心から思うはずです。
介護士がいる職場は、
- 療養型病棟
- 回復期リハビリテーション病棟
- 介護施設
- デイサービス
などです。
看護師が介護業務をするかどうかは、職場の方針によって違いますので、楽な仕事をしたいなら、きちんと調べておきましょう。
「残業少なめ」という罠
楽な仕事をしたい看護師さんは、
「残業は絶対にしたくない」
と思っていますよね。
だから、求人を見る時には楽な仕事かどうかを判断するために、残業時間をチェックすると思います。
ただ、求人情報に
「残業少なめ!」
としか書かれていない時は注意しなければいけません。
残業少なめとは、いったい何時間なのか?
具体的な数字が挙げられていなければ、それはその求人情報を書いた人の主観でしかないからです。
求人情報を書いた看護部長が、
「私たちの頃は残業80時間が普通だったわ。でも、今は月50時間に減っているから少ないわよね」
と思っている可能性だってあるのです。
だから、残業少なめという言葉を信じて楽な仕事だと思っていたのに、実は残業50時間できつい仕事だったということもあり得ます。
ちなみに、残業が月5時間と書かれていても、残業代がつく残業時間が5時間で、サービス残業は30時間あるなんて可能性もありますから、気を付けてください。
病院以外の職場で「患者ではない」という罠
楽な仕事をしたいという看護師の中には、
「重症患者の看護はプレッシャーだからきつい」
と思っている人もいると思います。
そういう人は、病院以外で看護師の仕事をしたいと思いますよね。
基本的には病院以外なら、重症患者さんはいないというのは常識ですから。
でも、最近の傾向として、病院外にも重症患者さんは増えてきています。
- 訪問看護
- 介護老人保健施設
- 有料老人ホーム
これらの職場では、人工呼吸器をつけていたり、ドレーンが入っていたりする患者さんが珍しくありません。
しかも、これらの職場には医師が常駐していません。
看護師は1人体制のこともあります。
病院ならすぐに医師や先輩看護師を頼れますが、訪問看護や介護老人保健施設、有料老人ホームではその場には頼れる人はいません。
だから、訪問看護、介護老人保健施設、有料老人ホームは楽な仕事に見えて、実はきつい仕事であることも多いんです。
患者の重症度はその事業所、介護施設によって違いますので、きつい仕事を避けるなら、あらかじめきちんと調べておきましょう。
「看護業務が少なめ」という罠
精神科は楽な仕事というイメージを持っている看護師さんは多いと思います。
確かに、精神科は命に関わる重症者はいないですし、ADLが自立している人が多いので、看護業務は楽な部類に入ります。
ただ、精神的なダメージがあるので、精神科をきつい仕事と感じる看護師は少なくありません。
なぜなら、精神科は患者さんからの暴言があるからです。
場合によっては、殴る・引っかかれるなどの暴力もありますね。
患者さんからの暴言を
「精神疾患だから仕方がない」
と受け流せる看護師なら、精神科は楽な仕事だと思います。
でも、暴言を真に受けてしまう真面目なタイプの看護師さんは、精神科はきつい仕事だと思います。
また、そのようなタイプの看護師さんは、クリニックも要注意です。
クリニックは軽症の患者さんしかいないので、医療行為は少なめで、精神的に楽そうなイメージがありますよね。
でも、思わぬところに罠が潜んでいます。
例えば、医師からのパワハラ。
クリニックの医師はとても温厚で素晴らしい人格の人もいますが、時代錯誤の勘違いパワハラ医師もまだまだたくさんいます。
クリニックは病院とは違い、医師の権力が絶大です。
そのため、ワンマン状態になって、看護師を下に見て暴言を吐く医師も多いんです。
だから、クリニックに転職する時には医師のキャラクターは必ず確認しておく必要があります。
また、小児科クリニックも危険です。
子供好きの看護師は、クリニックなら軽症の子どもしかいないし、子どもに癒されるから楽なはずと思うかもしれません。
でも、親(保護者)からのプレッシャーは半端なく強いです。
小児科は、ほかの診療科に比べて、親や家族が必死ですから、医療者に理不尽なクレームを言ってくることが多いです。
「あんたのことは、信用できないから他の看護師に代えてくれ!私の子ども(赤ちゃん)に二度と近づくな!」
のように言われることもあるんです。
あなたは誠実な態度で真面目に看護をしているのに、そんな理不尽なことを言われたら、精神的なダメージは計り知れませんよね。
そんな精神的なダメージを度々負っていたら、楽な仕事どころか
「こんなにきつい仕事だったなんて。もう無理…」
と後悔することになるでしょう。
アットホームな職場という罠
次は、人間関係についての一見楽な仕事に見えて、実はきつい仕事をご紹介します。
人間関係は看護師が楽に働く上で非常に重要な要素ですよね。
人間関係が良い職場を探すには、看護師の求人の
「アットホームな職場です!」
のような言葉をヒントにすることが多いと思います。
確かに、アットホームな職場は団結力が強く、和気あいあいとしているイメージがありますよね。
そのような職場で働けたら、楽しそうです。
ただ、「アットホームな職場」という言葉には要注意です。
アットホームな職場は、職員同士の団結力が強いと、排他的になることがあります。
古株同士の職員が仲良くなって、新しい人を受け入れなくなるんですね。
そんな職場に転職したら、仲間外れにされて、辛い思いをするだけです。
そもそも、「少人数の職場=アットホームで人間関係が良い」と思われがちですが、これは間違いです。
少人数はダメなの?
一概にはそうとも言えないですが、リスクは大きいことは確かです。
少人数の職場は、毎日毎日同じメンバーで顔を合わせて働きます。
気が合う人なら良いですが、いまいち合わない人と毎日顔を合わせて働くのはある意味地獄ですよね。
逃げ場がありませんから。
そうすると、人間関係はギスギスして悪くなることも多いんです。
つまり、少人数の職場は人間関係が悪いことも多い。
人間関係が良くても排他的になることがある。
そのため、人間関係が良い楽な仕事をしたいからと少人数の職場を選ぶのは、リスクが大きいんですね。
看護師2~3名で夜勤という罠
看護師は看護師1人夜勤よりも、看護師2~3名で夜勤をする方が楽と感じることがあると思います。
ただ、これは人間関係を考えると、そうとは限らないんです。
看護師2人夜勤で、気の合わない人と16時間2人で仕事をするって、なかなかきつい仕事だと思いませんか?
それなら、看護師1人+介護士1~2名の方が、精神的は確実に楽な仕事だと思います。
マイペースに仕事を進めていけば良いのですから。
これは私の体験談ですが、看護師2人夜勤の病棟に、夜勤専従のバイトに行った時のこと。
その時に組んだ看護師さんは、本当に根性が悪くて、初対面なのにひたすら嫌味を言われ、「私、初対面の人にいじめられてる?」
と思うほどきつい夜勤でした。
今までの夜勤の中できつい仕事No.1でした。
しかも、ダントツで。
その後、違う病院に、看護師1人+介護士1人の夜勤のバイトに行ったのですが、黙々と仕事を進めることができるので、看護師1人という不安はありましたが、精神的には本当に楽でした。
そもそも、看護師1人夜勤の病棟は患者さんはみんな落ち着いているので、急変等もなく、体力的にも楽なんですよね。
逆に、看護師2~3名の夜勤は、急変や緊急入院などが多いので、実はきつい仕事であることが多いんです。
だから、夜勤は1人夜勤よりも、2~3人で夜勤をする方が楽な仕事と思われがちですが、看護師としての基礎スキルを持っていれば、実は看護師1人夜勤の方が楽だと感じる人が多いと思います。
まとめ
看護師の楽な仕事に見えて、実はきつい仕事という7つの罠をまとめました。
あなたが本当に楽な仕事をしたいなら、
あなたにとっては
「きついという罠にハマっていないか?騙されていないか?」
ということを、よく確かめなければいけません。
そうしないと、
「こんなはずじゃなかった!」
と後悔することになりますから。
本当に楽な仕事を探すなら、転職サイトを使うと良いですよ。
転職サイトを使えば、
- オンコールの有無
- 介護業務の有無
- サービス残業も含む残業時間
- 重症患者の有無
- 人間関係
- 夜勤人数と夜勤時の急変・緊急入院の頻度
などを転職コンサルタントがしっかりと調べてくれます。
そのため、楽な仕事に見えて、実はきつい仕事を正確に見極めることができるんです!
だから、本当に楽な仕事をしたいなら、転職サイトを使うことをおすすめします。