看護師が外科を辞めたいと思うのはどんな時でしょう?
外科で働いている看護師さんは、「テキパキと仕事ができる」、「仕事にやりがいを感じていてかっこいい!」というイメージがあると思います。
でも、そんな外科の看護師さんでも辞めたいと思う時はあるんです。どんな時に辞めたいと思うのでしょうか? そして、辞めたいと思った時は、どうすれば良いのでしょう?
看護師が外科を辞めたいと思う時=とにかく忙しい
看護師が外科を辞めたいと思う時は、とにかく忙しい時です。外科はやっぱり忙しいですよね。オペ出し・オペ戻りの対応、オペ後の看護などで、外科の病棟はいつもバタバタしています。
特にオペ戻りなんて、一応予定時間は決まっていますが、オペは予定通りに終わるものではなく、なかなか時間が読めないこともあります。
夜勤への申し送り直前にオペ終了の連絡が来た時には、もうゲッソリですよね。勤務交代前にオペ戻りがあったら、その時点で残業決定です。
オペ室に迎えに行って、ドクターから指示受けをし、患者さんの状態がある程度安定するまで、夜勤帯になっても日勤スタッフが残業をして対応することがほとんどです。
それに加えて、外科は処置も多いし急変も多い。さらに緊急入院もありますので、外科病棟はいつもバタバタと忙しいんです。いつも忙しかったら、「もう辞めたい」と思うようになるのは、仕方のないことだと思いませんか?
看護師が外科を辞めたいと思う時=患者さんとかかわる時間が短い
看護師が外科を辞めたいと思うのは、忙しいからだけではありません。患者さんとかかわる時間が短いことも、外科の看護師が辞めたいと思う理由の1つです。
外科に入院してくる患者さんの主な目的は手術ですよね。最近は、術後でもどんどん動いて早期離床・早期退院が主流になっています。
オペ前日に入院してきて、1週間後には退院することが普通ですし、オペ後3~4日で退院、さらに短くオペ翌日に退院ということもあります。
そうすると、患者さんとじっくり向き合って看護する時間がないですよね。特に、ここ数年で外科ではクリニカルパスを使用する病院が増えてきています。そうすると、クリニカルパスに沿った看護をしますので、看護師の仕事が軽減するというメリットがあります。
でも、個別性のある看護をする機会が減るというデメリットが出てくるんです。「患者さんとのかかわりを大切にしたい」、「一人ひとりとじっくり向き合いたい」、「個別性のある看護をしたい」という人にとっては、外科は物足りなく感じてしまいます。
そうすると、外科を辞めたいと考えるようになるんです。
看護師が外科を辞めたいと思ったら、どうすれば良いの?
看護師が外科を辞めたいと思ったら、どうすれば良いのでしょうか?「忙しくない外科」、「患者さん一人ひとりとじっくり向き合える外科」というのは、ほぼゼロだと思います。
やっぱり外科は手術がありますし、クリニカルパスの導入や入院期間の短縮は、今後ドンドン進んでいくでしょうから。そうすると、外科以外の診療科で働くことになります。
内科へ異動する
外科は嫌だけど急性期の看護をしたいという人は、循環器内科や神経内科など急性期の中でも内科に異動すると良いでしょう。
急性期だと内科でも忙しいですが、オペがない分、時間は読みやすくなりますし、外科よりは在院日数が長いので、患者さんとかかわる時間も持つことができます。
内科へ異動したい時は、師長に相談してみてください。
回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟へ転職する
「外科も嫌だし、急性期もちょっと・・・」という人は、回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟に転職してはいかがですか?
これらの病棟は、オペがないのはもちろんですが急変や緊急入院もないですし、在院日数が長いですので、それほど忙しくなく、さらに患者さんともじっくり向き合えます。
師長が異動させてくれない、今の病院に内科がない、回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟へ転職したいという人は、転職サイトを利用しましょう。
転職サイトなら、急性期の内科の中でもあまり忙しくないところやあなたの希望条件に合った回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟を紹介してくれますよ!