「前の職場は試用期間中に退職したんだけど、それは履歴書に書かなくて良いよね?」
前の職場を試用期間中に退職した看護師は、そのことを内緒にするために、履歴書に書きたくないと考えていませんか?
でも、それは危険です!
看護師は試用期間中に退職したことを履歴書にきちんと書いた方が良いです。
そうしないと、後で面倒なことになる可能性があるからです。
過去の判例や法律に基づいて、看護師が試用期間中に退職したことを履歴書に書いた方が良い理由について説明していきます。
目次
看護師は試用期間中の退職を履歴書に書いた方が良い
看護師が試用期間に辞める場合、職歴として履歴書に書くべきなのでしょうか?
「試用期間中だから、別に職歴として履歴書に書く必要はないかな?」と思う人もいると思います。
短期間で辞めたことが転職先にばれると、転職活動が不利になるから、できれば履歴書に書きたくないと思ってしまいますよね。
確かに、短期間で辞めた場合、転職活動は不利になりますし、試用期間中のことは書きたくないという気持ちは分かります。
でも、試用期間中に辞めたとはいえ職歴は職歴ですので、履歴書にはきちんと記載したほうが良いと思います。
看護師は試用期間中の退職を履歴書に書かないとバレるかも!?
看護師は試用期間中の退職を履歴書に書かなくてもバレないから良いでしょ?と思うかもしれません。
確かに、バレる可能性は高くありません。
ただ、職場側が調べようと思えば、いくらでも調べることはできます。
どうやって調べるか?
それは社会保険です。
職場には年金手帳を預けますよね。
マイナンバーも提出します。
そして試用期間中でも、その職場の社会保険に加入します。
ということは、履歴書であなたが空白期間としていた期間に、実際はどこかに雇用されて働いていたことを、簡単に職場は知ることができるというわけです。
あなたが黙っていたとしても、試用期間中に退職したことは意外と簡単にバレる可能性はあります。
もちろん、バレない可能性もありますが、バレる可能性はあることは知っておくべきです。
看護師は試用期間中の退職を履歴書に書かないと最悪の事態も!
看護師は試用期間中の退職を履歴書に書かなかったらどうなるかを想像してみましょう。
もちろん、試用期間中に退職したことを履歴書に書かないという選択をしても、バレずにそのままうまくいくこともあります。
ただ、先ほど述べたようにバレる可能性もあります。
バレたとしても、
「まぁ、大したことではないか」
とスルーしてもらえることもあるんです。
でも、スルーしてもらえないこともありますよね。
経歴詐称だ!!!
と大問題になる可能性も捨てきれないんです。
今までの裁判の判例で、経歴詐称で解雇になったことはあります。
どんな経歴詐称かというと、
- 学歴
- 職歴
- 逮捕、起訴、犯罪歴
これらのものです。
試用期間中の退職を履歴書に書かないのは、職歴の詐称に当たります。
ただ、職歴を詐称しても、必ず解雇になるとは限りません。
過去の判例では、経歴詐称で解雇するのに正当性があるかどうかは
- 採用の合否に重大な影響を及ぼす詐称か
- 企業の秩序維持を困難にさせる可能性があるか
- 本人の労働力の評価を誤らせる程度か
この3つが重視されますので、試用期間中に退職したことで、必ず解雇されるというわけではありません。
「バレても解雇されなければ良いじゃん!」
と思うあなたは甘いです!
解雇されなくても、上司・同僚からは白い目で見られ、自主退職に追い込まれることは火を見るよりも明らかです。
そうしたら、あなたは2連続で短期間で退職することになります。
短期間(試用期間中)の退職を連続するのはさすがにヤバいですよね。
だから、看護師は試用期間中に退職したことを履歴書にきちんと書いた方が良いんです。
看護師が試用期間中の退職を履歴書に書くことに不安なら転職サイトを使おう
看護師は試用期間中の退職を履歴書に書くべきです。
バレなかった時のメリット。
バレた時のデメリット。
この2つを比べると、バレた時のデメリットが明らかに大きいからです。
「でも、試用期間中の退職を履歴書に書いたら、どこにも採用してもらえないかも」
と不安になるかもしれません。
そんな時は転職サイトを使えば良いんです。
転職サイトを使えば、試用期間中に退職しても採用してくれる職場の求人を紹介してくれます。
また、担当の転職コンサルタントがあなたの退職した理由・事情をうまく職場側に話してくれるので、希望のところに採用してもらえる可能性が高くなるんです。
だから、試用期間中に退職したことを履歴書に書くことに不安を持っている人は、転職サイトを使えば安心して転職できますよ。