看護師は辞めたいのに辞めさせてくれないと悩んでいる人も多いと思います。
思い切って「辞めたいです」と伝えても、なんだかんだと理由をつけて、退職日を決めてくれず、辞めさせてくれないというケースは、看護師の世界ではよくあるようです。
辞めさせてくれない時はどうしたら良いのでしょうか?
看護師が辞めたいのに辞めさせてくれないのはどうして?
看護師が辞めたいのに辞めさせてくれないと、悩んでいるケースは多いようです。どうして、看護師の世界は辞めたいのに辞めさせてくれないことが多いのでしょうか?
辞めたいのに辞めさせてくれない理由、それはズバリ看護師不足だからです!看護師が足りないので、あなたに辞められると病院側は困るんです。
「私1人くらい辞めたって、そんなに変わらないよ」と思うかもしれませんが、本当に看護師不足に悩んでいるところは、あなたが辞めることで7:1や10:1の看護配置の基準を満たせなくなるかもしれません。
そうすると、診療報酬に大きく関わってきて、病院の収入が激減する可能性があるんです。こんな事情があるから、師長や病院側は必死になって辞めさせないようにしているんですね。
あなたが辞めた後、代わりの看護師さんがすぐに見つかるとは限りませんし、その人もすぐ辞めてしまうかもしれません。それなら、あなたにこのまま働いて欲しいというわけです。
だからといって、あなたが辞めたいと思っているのに我慢して働く必要はありません。そこは、ドライに割り切って考えましょう。あなたには辞める権利があるんですから。
辞めたいのに辞めさせてくれないのは、ただ単に病院側のわがままです。辞めたいと本当に思っているのなら、そんなわがままに付き合わずに、スッパリ辞めてOKです。
看護師が辞めたいのに辞めさせてくれない時は退職理由を工夫しよう
看護師が辞めたいのに辞めさせてくれない時は、退職理由を工夫しましょう。
今働いている職場で、「辞めたいのに辞めさせてくれない」という状況は、過去にもたくさんあったはずです。
そういう光景を見てきたなら、あなたは辞めさせてくれない状況を作らないようにすれば良いんです。そのためには、退職理由を工夫する必要があります。
具体的には、病院側がスムーズに退職を認めざるを得ない退職理由を考えればOKです。そういう時に使える退職理由は、やっぱり家庭の事情ですよね。
たとえば、「夫が転勤になったので一緒に付いていかなくてはいけない」、「親の介護をしなければならない」などです。
また、家族が心配しているなど辞めたいと思っているのはあなただけではなく、あなたの家族も退職を希望していることを伝えることも効果的です。
また、「次の転職先がすでに決まっていて、○月×日からそこで働くことになっている」という退職理由も、あなたがどうしても辞めたいという気持ちが伝わりますし、病院側としては退職を認めざるを得ない理由ですね。
看護師が辞めたいのに辞めさせてくれない時、最後は法律を持ち出そう
看護師が辞めたいのに辞めさせてくれない時は、最終的には法律を持ち出して、自分には辞める権利があることを主張しましょう。
退職理由を工夫しても、何度も「辞めたい」と退職の意思を伝えても辞めさせてくれないなら、もう法律を持ち出して、自分の権利を守るしかありません。
民法第627条第1項には、「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」と定められています。
つまり、労働者は退職したいと伝えてから2週間経てば、いつでも退職OKということです。
「辞めたいのに辞めさせてくれない」というのは、法律違反なんです。そして、労働基準監督署に相談することをチラつかせるとさらに効果的です。
「そんな民法まで持ち出すなんて、円満退職できなくなりそうで・・・」としり込みするかもしれませんが、辞めたいのに辞めさせてくれないという時点で、円満退職からは程遠い状態です。
病院側が円満退職させないつもりなのですから、とにかくスパッと辞めることを優先させましょう。
それでも辞めさせてくれないなら、転職サイトを利用しましょう。転職サイトの担当者は看護師を転職させるプロです。
担当者に現在の状況を話せば、良い解決法をアドバイスしてくれるはずです。そして、あなたの希望にあった転職先も
見つけてくれますので便利ですよ!