新人看護師は先輩を「この人、うざい!」とか「あの先輩、怖いんだけど」と思うことがたくさんありますよね。
でも、その気持ちを前面に押し出してしまうと、仕事がうまくいきません。うざくて怖い先輩看護師にうまく対処する方法を9つご紹介します。
新人看護師は先輩看護師をうざい&怖いと思っても我慢が必要
新人看護師は先輩看護師を「うざい!」、「怖い!」と思う瞬間がたくさんあると思います。むしろ、「先輩看護師はみんな優しいし、友達感覚で付き合えるから、超働きやすい!」なんてことはまずないはずです。
先輩看護師が怖いのは、あなたがまだ新人看護師で仕事ができないから、患者さんを危険な目に遭わせないためというケースもあると思います。
でも、理不尽なことで怒ってきたり、ネチネチ嫌味を言ってきたりすることもありますよね。
また、2年目の看護師に怒られると、去年まで新人だったくせに、2年目になっていきなり先輩面をしてくるなんてむかつくと思うこともあるでしょう。
ただ、先輩看護師をうざい&怖いと思っても、それを丸々態度に出してしまうのはNGです。
態度に出してしまうと、先輩看護師はさらにあなたに対して厳しく接してくるようになり、いじめに発展する可能性もあります。
新人看護師は早く仕事を覚えるためにも、看護師として成長するためにも、ストレスを少なく働くためにも、うざい&怖い先輩看護師と上手に付き合っていかなくてはいけないのです。
新人看護師が先輩をうざい&怖いと思った時の対処法=表編
新人看護師が先輩をうざい&怖いと思った時の対処法をご紹介します。まずは表編です。表編では、実際に先輩とどう接するか、表の顔はどうするかという対処法を教えます。
笑顔を心がける
新人看護師は、笑顔を心がけましょう。イライラしていても、先輩が怖くても、うざいと思っていても、先輩と接する時には、笑顔を作ってください。
笑顔を見て嫌な気持ちになる人はいません。とはいっても、イライラしている時に笑顔になるのは難しいですよね。
そういう時には、口角を上げることを意識してください。そうすれば自然と笑顔になります。
ただ、1つ気を付けたいのは、「ヘラヘラしないこと」です。あなたが笑顔を作っていると、嫌味な先輩看護師に、「仕事中にヘラヘラしているわ。」なんて言われかねません。
笑顔とヘラヘラは紙一重ですが、人と接する時、会話をする時には笑顔にして、それ以外の仕事中は真剣な顔をしておけば、メリハリがついて「いつもヘラヘラしている」と言われることはないでしょう。
挨拶と返事はしっかりと
新人看護師がうざい&怖い先輩とうまくやっていくには、挨拶と返事だけはしっかりしておきましょう。
うざい先輩看護師、怖い先輩看護師には、自分から話しかけたくないし、できるだけ距離を置きたいものですよね。
その気持ちはよくわかります。自分に敵意を向けてくる人に、自分から近づこうとは思いませんから。
でも、あなたも社会人の一員ですから、同じ職場の先輩看護師を無視するわけにはいきません。だから、挨拶と返事だけはしっかりしておきましょう。
「おはようございます」、「ありがとうございます」、「お疲れさまでした」、「すみません」、「お先に失礼します」などの挨拶をしっかりして、呼ばれたら大きな声で返事をしておけば、何とかなります。
この2つをきちんとしていれば、マイナスの印象を持たれることはありません。
逆に、これをしておかないと、うざい&怖い先輩以外にも「あの新人さん、感じ悪いね~。」なんて思われてしまいます。
「私、頑張ってます」アピールをする
新人看護師は、「私、頑張ってます!」アピールをしましょう。先輩看護師は、仕事はそつなくこなすけれどやる気がない新人よりも、ちょっと仕事はできなくても頑張っている新人看護師の方がかわいいと思うものです。
新人看護師の「そつなくこなす」なんてたかが知れていますし、やっぱり頑張っている人は応援したくなるものなんです。
だから、新人看護師は抜け目なく、頑張ってますアピールをしてください。
勤務前は情報収集のためにほかの人よりも早く出勤する、休憩時間は参考書を読む、勤務中に手が空いたら積極的に雑用をするなどです。
看護師1年目は勉強すること、努力することが大切ですから、その姿をあえて先輩に見せるようにしましょう。
あなたのそういう姿を見たら、今までは怖い態度だった先輩看護師も、少し優しく接してくれるようになるでしょう。また、いざという時にあなたに助け舟を出してくれるようになるかもしれません。
ほうれんそうを逆利用
新人看護師が怖い先輩やうざい先輩と上手に付き合うには、ほうれんそう(報告連絡相談)を上手に利用してください。これも、頑張ってますアピールにつながります。
何事もこまめに報告・連絡・相談をするようにしておくと、仕事のミスが減りますので、怒られる機会が減ります。
また、わからないことは「私はこう思うんですけど」のように相談しておくと、「この子はちゃんと考えながら仕事をしている」と思ってもらえます。
先輩看護師とコミュニケーションを取る機会が増えますので、打ち解けやすくなるのです。
新人看護師の「ほうれんそう」のコツは、「新人看護師は報告連絡相談が大切!ほうれんそうのコツを徹底解説!」を参考にして下さい。
新人看護師が先輩をうざい&怖いと思った時の対処法=裏編
新人看護師が先輩をうざい&怖いと思った時の対処法、次は裏編です。裏編では、直接先輩に接しないところでの対処法をご紹介します。
先輩もストレスが溜まってるのねと相手にしない
うざい先輩看護師にネチネチ嫌味を言われたり、理不尽に怒られたりしたら、「あぁ、この先輩は新人に八つ当たりしないとやっていけないくらいストレスが溜まっているんだ。かわいそうに」と思って気にしないようにしましょう。
もちろん、表面上は「はい、すみません」と素直にかわいく謝っておいてください。でも、心の中では「新人いびりが好きなかわいそうな人」と思って、気にせず、相手にしないようにしてください。
同期で先輩看護師の地雷情報を交換する
うざい先輩&怖い先輩とうまく付き合うためには、同期で先輩看護師の地雷情報を交換しておきましょう。
「この先輩は、ここが地雷」とか「あの先輩の怒りポイントはこれ」のようなものがありますよね。
その情報を同期で集まって交換してきましょう。あなたが気づいていない先輩の地雷があるかもしれません。
地雷情報を交換しておけば、気づかないうちに地雷を踏むリスクを減らすことができます。
同期で愚痴大会を開く
そして、やっぱり一番大切なのは、同期で愚痴大会を開くことです。たまには同期で集まって、うざい先輩&怖い先輩の愚痴を言いましょう。
「あの先輩、むかつくよね~」とか「本当にうざい!」と嫌いな先輩看護師の愚痴を言うと、スッキリします。
先輩に理不尽なことで怒られた時でも、「また、愚痴のネタが1つ増えた!早く同期に報告しなくちゃ!」と思えますので、それほどイライラしてストレスに感じないようになります。
上の先輩にさりげなく相談する
新人看護師がうざい先輩に悩まされている時には、そのうざい先輩よりも上の先輩にさりげなく相談しましょう。私は、新人看護師の時にこの対処法を使って乗り越えました。
うざい先輩よりも立場が上の先輩で、信頼できそうな先輩はいませんか?
もし、うざい先輩に理不尽なことで怒られたら、「こんなことを言われたのですが、何がいけなかったのでしょうか?」と相談してみてください。
その場ですぐに泣きつくのはNGです。うざい先輩の立場がなくなりますから。
ちょっと時間を置いてから、さりげなく相談してください。この時に大切なのは、「理不尽なことを言われた!」という態度ではなく、「私が悪いとは思うんですが、具体的にどこが悪いのかがわからなくて…」という態度で相談するのがポイントです。
そうすると、相談した先輩はうざい先輩の言動を気を付けてみてくれるようになりますし、あなたがうざい先輩にネチネチ言われている時には、助け舟を出してくれるようになります。
私はこんな先輩にならないと心に誓う
うざい先輩&怖い先輩とうまく付き合う対処法、最後は反面教師にすることです。「来年、私が先輩になったら、こんな風にならないようにしよう」と心に誓いましょう。
人間には2種類います。嫌なことをされたら、自分も同じようにやってやろうと考える人と、自分は絶対に同じことをしないようにしようと考える人です。
あなたは、後者になってください。あなたが先輩になった時に、新人看護師にうざい先輩&怖い先輩になってしまったら、今のあなたと同じ悩みを持つ新人看護師が増えてしまいます。
そうならないように、あなたは2年目の先輩になった時には、うざい&怖い先輩にならないようにしてくださいね。
まとめ
新人看護師が先輩看護師をうざい&怖いと思った時の対処法を9つまとめました。新人看護師は先輩とうまく付き合っていくと、仕事がスムーズに進みますし、ストレスが少なく働くことができます。
ただ、職場の先輩看護師がみんなうざい、怖いという場合は、転職を考えても良いかもしれません。
先輩看護師がみんなうざい&怖い職場は、ある意味地獄のようなものですので、もっと人間関係が良い職場で働いてみてはいかがですか?
そうすれば、もう少し楽しく働けるはずです。転職を考えている新人看護師さんは転職サイトを使うと良いですよ。
転職サイトでは担当コンサルタントが職場の人間関係を調べてくれますので、優しい先輩が多い職場に転職することができるんです。