新人看護師はストレスが溜まりますよね。
でも、ストレスを溜めたままにすると、うつ病になったり、体調不良になって、「看護師なんて、もう辞めてやる!」と思うようになってしまいます。
新人看護師はストレスに上手く対処していくことが、辛い新人時代を乗り越えるコツになるんです。新人看護師のストレス対処法をご紹介します。
新人看護師がストレスを感じるのは仕方がないこと!?
新人看護師はストレスをたくさん抱えていると思います。ストレスをたくさん抱えすぎていて、押しつぶされそうになっている人もいるのではないでしょうか?
新人看護師は、毎日毎日嫌なことがあって辛いですよね。仕事ができなくて、「私は看護師に向いていないのかも」と思い悩んだり、先輩看護師との関係性に悩んだり。
患者さんからは、「新人看護師は怖いから、ベテランの看護師さんと変わってよ」と言われることがあったり。
新人看護師は、仕事に関するすべてのことにストレスを感じていると言っても、過言ではないと思います。
だからといって、そのストレスを溜めこんでおくと、いつか爆発してしまいます。
ストレスは爆発する前に、適切に対処していく必要があります。
新人看護師におすすめするストレス対処法をご紹介します。
新人看護師のストレス対処法=考え方を変える
新人看護師のストレス対処法、まずは考え方を変えることです。考え方を変えて、ストレスに対処しましょう。
辛いのは自分だけではないことを知る
新人看護師のストレス対処法、まずは辛い思いをしている新人看護師は、自分だけではないことを知りましょう。
あなたは、毎日ストレスフルで、「なんで私だけこんなに辛いんだろう?」、「私だけなんでこんな嫌な思いをしなければいけないの?」と思っているかもしれません。
でも、辛い思いをしている新人看護師はあなただけではありません。
新人看護師はみんなストレスを抱えていて、「もう辞めたい」、「看護師の仕事なんて選ばなければ良かった」と思いながら働いているんです。
みんな同じように辛い思いをしながら働いています。辛いのはみんな同じ、自分だけではないと思えれば、少し気が楽になると思いませんか?
この辛さがずっと続くわけではないことを知る
新人看護師のストレス対処法2つ目は、今の辛さが永久に続くわけではないことを知ることです。今は、毎日が辛くて辛くて、楽しく働ける日々なんて、想像できないと思います。
でも、この辛さはずっと続くわけではありません。
2年目になったら、だいぶ楽になります。そして、3年目になったら、もっと楽になり、看護師の仕事の楽しさがわかるようになってくるはずです。
2年目になれば、独り立ちして仕事にも慣れてきます。
そして、後輩の新人看護師が入ってきますので、先輩看護師の目はそちらに向きますので、「監視されている」ような圧迫感もなくなるんです。
3年目になれば、たいていのことは1人で確実にできるようになりますし、先輩看護師からも信頼されるようになりますので、看護の楽しさを感じながら働くことができるのです。
新人看護師のストレス対処法=仕事中にできることをする
新人看護師のストレス対処法、次は仕事中にできることをしましょう。仕事中にもできるストレス対処法があるんです。
プリセプターや先輩看護師に相談する
新人看護師はストレスが溜まったら、プリセプターや先輩看護師を頼りましょう。
特に、仕事がなかなか覚えられない、仕事ができないというストレスは、プリセプターや先輩看護師に相談してください。
先輩看護師はみんな辛い新人看護師時代を乗り越えてきています。
だから、新人看護師のストレスを理解してくれますし、どう対処すべきか、自分の経験に基づいてアドバイスしてくれるでしょう。
思い切って、「どうやったら、もっと仕事ができるようになりますか?」とストレートに訊いてみてはどうですか?
こんな風に訊くと、「もっと仕事ができるようになりたい」、「仕事を早く覚えたい」というやる気が伝わりますし、本気で悩んでいることが伝わりますので、先輩看護師も親身になって相談に乗ってくれると思います。
これは、プリセプターや先輩看護師との関係性が良好な場合のみのストレス対処法になりますが、職場に信頼できる先輩がいる時にはぜひ試してみてください。
小さな目標を作る
新人看護師のストレス対処法、次は小さな目標を作って、それを達成していくことです。
何か目標を達成できると、嬉しくなって、また頑張ろうと思えるようになりますよね。
それを仕事中に何度も何度もやっていけば、ストレスは小さくなっていくはずです。
目標は達成しやすいレベルのものにしましょう。時間をかけないと達成できないものは、余計なストレスを増やすだけです。ですから、簡単に達成できる小さな目標を設定してください。
例えば、次のようなものがおすすめです。
・1日インシデントを起こさない
・ナースコールは一番最初にとる
・患者さんに笑顔であいさつする
・申し送りをスムーズに行う
・「報・連・相」を確実に行う
このような少し頑張れば達成可能な目標を1日1つ設定して、それを達成できるよう頑張りましょう。
そうすれば、仕事はできるようになるし、モチベーションが上がって頑張れるようになるので、ストレスを軽減することができるでしょう。
同期との結束を固める
仕事中にできるストレス対処法、5つ目は同期との結束を固めることです。
同じ病棟に配属された同期の新人看護師と協力しながら仕事をしましょう。
協力すると言っても、勤務中に分かりやすく協力し合うのではありません。
勤務中に仲よく協力し合っていると、先輩看護師から「新人同士で何やってんの?」と睨まれることになりかねません。
ですから、先輩看護師からは見えないところで、自分で調べた病態生理や薬の作用・副作用などを共有し合うんです。そうすれば、勉強量を減らすことができますよね。
また、患者さんの情報や先輩看護師の特徴などを情報共有しあうと、働きやすいと思います。
新人看護師のストレス対処法=気分転換をする
新人看護師のストレス対処法、次は気分転換をすることです。新人看護師は、家に帰っても仕事のことを考えてしまいますよね。
そうすると、頭の中が仕事のことだらけになって、自宅でもプライベートでもストレスフルになりますので、しっかり気分転換をしましょう。
同期と愚痴大会を開く
新人看護師がストレスを解消するためには、同期と愚痴大会を開きましょう。
同じ職場で働いているからこそ分かり合えることって多いですよね。
「あの先輩がムカつく」、「あの患者さん最悪」、「あのドクターがうざい」。こういうのは、家族や職場以外の友人に話しても、なかなかわかってもらえません。
だからこそ、同期と愚痴大会を開きましょう!病院の近くのカフェやレストラン、居酒屋では先輩看護師に聞かれる可能性がありますので、誰かの自宅や病院から遠い場所で集まると良いと思います。
看護学校時代の友人と遊ぶ
職場の同期と遊んでいると、どうしても仕事のことを思い出してしまうので、たまには看護学校時代の友人と会うと、気分転換できて、ストレス解消できると思います。
看護学校時代の友人は、辛い実習を一緒に乗り越えた仲間であり、看護師になりたいという夢を一緒にかなえた仲間です。
その友人と会えば、「看護師になりたい」と思っていた純粋な気持ちを思い出せるはずです。
仕事のストレスは帰宅前にどこかに置いてくる
「今日は本当にストレスが溜まった!」という日は、そのまままっすぐ帰宅せずに、帰宅前にどこかにストレスを置いてきましょう。
ストレスを抱えたまま帰宅すると、自宅でも頭の中は仕事のことだらけになり、イライラしながら過ごすことになります。
そうならないように、帰宅前にどこかに寄って、頭の中を切り替えてから、帰宅するようにしてください。
ゆっくりできるカフェに行って、おいしいコーヒーをゆっくり飲んで、頭を切り替えるのも良いですし、ショッピングに行ってみるのも良いでしょう。
マッサージに行ってリラックスするのも良いですね。友人と食事をしてから帰るのももちろんOKです。
自宅に帰る前にストレスをどこかに捨ててから、帰宅すると、気分転換が上手にできますので、おすすめです。
「仕事を一切忘れる日!」を作る
新人看護師のストレス対処法、最後は仕事を忘れる日を作ることです。
新人看護師は、休日も勉強しなければいけないことも多く、仕事を完全に忘れる日というのがなかなかないと思います。
でも、それでは息が詰まってしまいますので、あえて仕事を忘れる日を作りましょう。その日1日は、仕事のことは考えないようにして下さい。
部屋の中の仕事関連の本は全部隠しちゃいましょう。その日は職場の同期や先輩とも連絡を取らないようにしてください。
そして、とにかくやりたいことをやることをおすすめします。ひたすら寝るのもあり。撮りためたドラマを一気に見るのもあり。看護師以外の友人とどこかに出かけるのもありです。
自分から仕事を忘れる日を作らないと、新人看護師はずっと仕事のことを考えてしまって、ストレスが溜まりますので、仕事を忘れる日を作るようにしてください。
まとめ
新人看護師のストレス対処法をまとめました。新人看護師はどうしてもストレスが溜まってしまいますので、上手にストレス解消法を実践していきましょう。
それでも、先輩看護師やプリセプターが意地悪だったり、相談しても何の対処もしてくれない、同期が1人もいなくて孤独を感じるような職場で働いていて、どうしようもなくストレスが溜まってしまったら、転職を考えても良いと思います。
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