看護師が転職して育児と仕事を両立させるにはどうしたら良いのでしょう?
育児と仕事を両立したいから転職する看護師さんのための、転職先を選ぶポイントをご紹介します。
保育園を利用するのか、院内の託児所を利用するのかで、転職先を選ぶポイントは変わりますので、それぞれのポイントと転職を成功させるための心構えをご紹介します。
目次
看護師が転職して育児と仕事を両立させる時のポイント=保育園を利用する
看護師が転職して育児と仕事を両立させる場合、どんなことに気をつけて転職先を探せば良いのでしょうか?
まずは、働いている時は保育園にお子さんを預けるママさん看護師のための転職先選びのポイントをご紹介します。
退勤時間と残業時間をチェック
保育園を使う看護師さんの転職先選びのポイントの1つ目は、退勤時間と残業時間をチェックすることです。
保育園の保育時間はたいてい18時までで、延長保育を利用して19時までというところが多いですよね。
育児と仕事を両立するために転職するなら、最悪でも延長保育の終了時間までには、必ずお迎えに行ける職場へ転職しなければいけません。
延長保育が19時までだから、18時上がりの職場ならOKと思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
18時で勤務終了と言ったって、残業がない日でもなんだかんだやっていたら、更衣室に行くのは18時15分ごろになります。
そこから着替えて職場を出るのは18時30分。それから保育園に向かったら、必ず19時に間に合うとは限りませんよね。
職場と保育園の距離によっては、スムーズに行ってもお迎えに間に合わないでしょう。18~19時は渋滞しやすい時間帯ですから、特に注意が必要です。
しかも、毎日のように延長保育を使っていると、利用料金もバカになりませんので、できれば通常保育の終了時間に間に合う転職先を選びましょう。
そして、転職先を選ぶ時は、保育園のお迎えに間に合う退勤時間をチェックするだけでは不十分です。残業時間も調べましょう。
たとえ勤務終了が16時30分だとしても、そこから毎日2時間残業がある職場だったら、保育園のお迎えは間に合いません。
ですから、保育園を利用して育児と仕事を両立させたい看護師さんは、保育園のお迎え時間に余裕を持って間に合う退勤時間の職場で、なおかつできるだけ残業がない職場を選ばなくてはいけません。
看護師の人数が多めの職場
保育園を利用する場合、転職して育児と仕事を両立させたい看護師さんは、看護師の人数が多めの職場を選びましょう。
「看護師の人数が多めの職場って、面倒くさそう」と思うかもしれませんが、保育園を利用して育児と仕事を両立させるなら、看護師の人数が多いほうが良いのです。
保育園にお子さんを預けて働いていると、お子さんの発熱や怪我などで保育園から呼び出されることがあります。
「うちの子は健康だから大丈夫」と思っているかもしれませんが、保育園で幼児が集団生活をしていると、どうしても風邪や感染症がうつる機会が多くなりますし、子ども同士で遊んでいれば怪我をすることもあります。
保育園から呼び出された場合、すぐに早退してお子さんを迎えに行かなくてはいけませんが、もしあなたが医師1人、看護師1人のクリニックで働いていたら、すぐに早退できるでしょうか?できませんよね。あなたの代わりは誰もいないのですから。
でも、看護師が10人いる職場だったら、あなたが1人抜けても、残り9人であなた1人分の仕事をカバーすれば良いので、何とかなるのです。
ですから、保育園にお子さんを預けて、育児と仕事を両立させたい看護師さんは、看護師の人数が多い職場を選びましょう。
できれば、ママさん看護師が多い職場が良いですね。
ママさん看護師なら、育児と看護師の仕事を両立させるのが大変であることを知っているので、保育園からの呼び出しがあっても、「お互い様」と快く送り出してくれるはずです。
看護師が転職して育児と仕事を両立させる時のポイント=託児所を利用する
看護師が転職して育児と仕事を両立させる時のポイント、次は院内の託児所を利用して、育児と仕事を両立させる看護師さん向けの転職先選びのポイントです。
院内託児所を利用して育児と仕事を両立させるためには、院内託児所がある職場へ転職しなければいけないことは大前提ですが、それ以外にも転職先を選ぶときにチェックしておくべきポイントがあるのです。
病児保育をやっているか
院内託児所を利用して、育児と仕事を両立させるための転職先選びのポイントの1つ目は、院内託児所は病児保育をやっているかどうかです。
子どもが病気の時に、あなたは預け先を確保していますか?病児保育をやっていない院内託児所は、子どもが熱を出した時に預かってもらえません。
その場合、あなたが仕事を休んでお子さんの看病をしなくてはいけません。
でも、病児保育をやっている院内託児所がある病院なら、お子さんが病気になった時も預けることができますので、仕事を休む必要がないのです。
お子さんが病気でも安心して預けることができる人がいない限り、育児と仕事を両立させるためには、病児保育をやっている院内託児所があるところへ転職しましょう。
夜勤に入る時も預けられるか
もし、夜勤に入りたい人は、夜勤中も預けられる24時間対応の院内託児所がある病院へ転職しましょう。
病院の院内託児所は24時間対応のところがあります。そのような院内託児所なら、夜勤中でも安心して託児所にお子さんを預けて働くことができます。
24時間対応の院内託児所がある病院を選べば、夜勤に入ってガッチリ稼ぐことができるのです。
せっかく育児と両立させるために転職するのですから、院内託児所の詳細にもこだわって転職しましょうね。
看護師が転職して育児と仕事を両立させるためには、頑張りすぎないことも大切!
看護師が転職して育児と仕事を両立させるための転職先選びのポイントを説明してきましたが、転職を成功させるためには、良い転職先を選ぶだけでなく、あなた自身の心構えも重要です。
転職後に育児と仕事を両立させるための心構えとは、頑張りすぎないことです。
「育児と仕事を両立させなくちゃ!そのために転職したんだから!」と意気込み過ぎると、あなたがあなた自身を追い込んでしまうことになります。
自分で自分を追い込んでしまうと、近いうちにパンクしてしまうでしょう。パンクしないためには、手を抜けるところは手を抜いて、さらに旦那さんの協力を最大限に仰いで、家事や育児の分担をしっかりと決めておいてください。
育児だけでも大変。看護師の仕事だけでも大変。その大変な2つを両立させようとするのですから、育児も仕事も100%の全力投球の姿勢で臨み、すべてを自分だけでやろうとするのは無理が出てきます。ですから、上手に手を抜くようにしてくださいね。
また、旦那さんに家事や育児のやり方を転職前の今のうちから、しっかりと教え込んでおきましょう。「僕はできないよ」と逃げても、おだてながら上手く理由をつけて教え込んでください。
さらに、旦那さん以外の家族にも手伝ってもらったり、必要であればファミサポなどのサービスを積極的に利用するようにしましょう。
まとめ
看護師が転職して育児と仕事を両立させるための転職先選びのコツと心構えをご紹介しましたが、いかがでしたか?
育児と仕事を両立させるために転職を考えているなら、転職サイトを使うと便利ですよ。
転職サイトなら、保育園のお迎えに間に合う退勤時間で残業がない職場やママさん看護師が多い職場、病児保育や24時間対応の院内託児所がある病院の求人を紹介してくれます。
良い求人が見つかったら、あとはあなたの心構えができれば、育児と仕事を両立させるための転職は成功するはずです!