整形外科の看護師が辞めたい理由と転職時の注意点を教えます!

当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

整形外科の看護師が転職(辞める)理由には、どんなものがあるのでしょうか?

こんにちは、ゲストライターのスズキです。

今回は整形外科で働いている私が記事を担当させていただきます。

 

「整形外科を辞めたいんだけど、辞めて良いかなぁ」

「整形外科を辞めたいけれど、どんな職場で働いて良いかわからない」

 

整形外科で働いていると、楽しいこともありますが、つらいことも多いです。

整形外科で辞めたいと思っても、

「私、こんな理由で辞めて良いのかな?」

と悩んでいるかもしれません。

 

でも、整形外科の看護師が辞めたいと思ったら、辞めてOKです。

違う診療科・職場で働いて良いんです。

ただ、転職するなら、辞めたい理由によって、また違う整形外科に転職するか、違う診療科・職場に転職するかによって、選ぶべき職場や注意点は異なります。

 

ここでは整形外科歴10年の私が、整形外科を辞めたい看護師さんのために、辞めたい理由別に転職先選びの注意点を説明していきます。

 

これを読めば、あなたは今の悩みから解放されて、理想の職場に転職するきっかけをつかめるはずです。

「もっと早く転職すれば良かった!」と思えるかもしれません。

 

整形外科の看護師が辞めたい理由はこの3つ!

 

整形外科の看護師が辞めたい理由には、どんなものがあるのでしょう?

現役の整形外科看護師が「辞めたい」と思う理由の中で多いもの3つをご紹介します。

 

 

力仕事が多くて腰が痛いから辞めたい

 

整形外科の看護師の辞めたい理由の1つ目は、「力仕事が多くてクタクタ」というものです。

整形外科は骨折の患者さんが多いので、ADLが制限されている人が多いんです。

 

ベッド上安静だったり、移動には介助が必要だったり。

そういう人の看護をするのは、自ずと力仕事が多くなるんですよね。

 

整形外科で働いていると、力仕事が多くて体力的にきつかったり、腰痛に悩まされることも多いので、辞めたいと思うようになるんです。

 

私は、180cmオーバーの患者さんの車椅子へのトランスファーをする時は、ボディメカニクスを意識していても、腰への負担が半端なくて、

「腰がやばい!」

と思うことがよくありました。

 

腰痛がひどい時は、ナースユニフォームの下にコルセットをつけていました。

それでも腰は痛かったです。

 

糖尿病内科から異動してきた同い年の看護師は、

「整形外科、辛すぎ。腰が痛い!勤務終了後の疲労度が前の職場とは全然違うんだけど。」

と言っていました。

糖尿病内科などADLが自立している患者が多い部署から来る看護師は、整形外科の力仕事の多さにびっくりすることが多いようです。

 

 

 

介護士みたいな仕事ばかりだから辞めたい

 

整形外科の看護師の辞めたい理由の2つ目は、介護士のような仕事が多くて、看護師としてのやりがいを感じないというものです。

 

先ほども説明しましたが、整形外科はADLが制限されているので、移動介助や排泄介助、食事介助などの仕事が多くなります。

 

「今日一日、私がやったことは?」と自分で思い返してみると、バイタルチェックとオペ後の処置少し。

それ以外は移動介助、排泄介助、食事介助ばかりで、9割がた介護士の仕事ということがあります。

 

そうすると、「私って看護師なのに、なんだか介護士みたいな仕事ばかりだなぁ」と思うようになり、看護スキルが上がらないことに不安を感じて、整形外科を辞めたいと考えるようになるんです。

 

確かに、私が今、ICUとか救急外来に異動になったら、やっていける自信はありません。

 

 

患者さんが面倒くさいから辞めたい

 

整形外科の看護師の辞めたい理由の3つ目は、患者さんが面倒くさいことです。

何度も言っていますが、整形外科の患者さんはADLが低く、自分で思うように動けない人が多いんです。

 

でも、整形外科の患者さんは、特に脳の疾患があるわけではなく、意識レベルはクリアな人がほとんどです。

 

意識がクリアだけど、思うように動けないとなると、どうしても看護師に対する要求が細かくなるんですよね。

 

忙しくてナースコールへの対応が遅くなってしまったら、文句をグチグチ言われたり、食事介助中も食べる順番を細かく指示されたり。

 

私がイラっとした整形外科の患者さんの要求をご紹介します。

 

  • テレビを見ながら「冷蔵庫からお茶出して。それじゃねーよ!そっちだよ。早くしてよ」と言われた
  • ベッド下に携帯の充電器を落としてから拾ってくれとのナースコールあり。忙しい時間帯だったので、「ちょっと待ってください」と伝えたら、「待てない。早くしてくれ」とナースコール連打。
  • 売店でお菓子とジュースを買ってこいと言われた
  • 食事介助中に、「食べる順番と食べるスピードくらい察してよ」と文句を言われる

 

思うように自分で動けないから、要求が細かくなるのも理解できます。

こちらとしても、できる限り要求にはこたえたいと思っていますが、上から目線だったり、要求が細かすぎたり、こっちの忙しさを気にしていなかったりすると、どうしてもイラっとしてしまいます。

 

そして、心の中で

「もう面倒くさい!いい加減にして!」

と思ってしまうんです。

 

整形外科のすべての患者さんが面倒くさいというわけではありませんが、そういう患者さんを多く受け持つと、「私って、なんだかお手伝いさんみたいなんだけど…」と思うようになって、転職を考えるようになります。

 

 

整形外科の看護師が辞めたいと思ったら転職してOK!

 

整形外科の看護師が辞めたいと思う3つの理由をご紹介しました。

3つの理由の中に、あなたの辞めたい理由はあったでしょうか?

 

もし、あなたが今、整形外科を辞めたいと思っているなら、転職して良いんです。

だって、世の中には整形外科以外の診療科はたくさんあります

病院以外の職場もあります

また、整形外科でも、今とは違う職場なら、今の悩みを解決できることもあります。

 

だから、転職しましょう!

「辞めたいなぁ」

と思いながら働いていても、仕事へのモチベーションは上がりません。

むしろ下がっていく一方で、そのうち、

「もう看護師なんて辞める!看護師の仕事、嫌い!」

と考えるようになり、看護師の仕事自体を辞めることになるかもしれません。

 

私は整形外科を辞めたいと思った時には、今とは違う職場の整形外科に転職しました。

整形外科から違う整形外科への転職ですね。

整形外科病棟から整形外科外来への転職です。

 

最初は私も、

「辞めたいけれど、転職して良いのかなぁ」

と思っていましたが、転職後は

「もっと早く転職しておけば良かった」

と思えるようになりました。

 

だから、あなたも整形外科を辞めたいなら、無理して続けるのではなく、辞めてしまっても良いのです。

無理は禁物!

あなたに合った職場で働きましょう。

 

 

 

整形外科の看護師が辞めたい時の転職先の注意点は?

 

整形外科の看護師が辞めたい時には、どんな注意点をチェックすれば、納得できる転職をすることができるのでしょうか?

 

辞めたい理由別に今の整形外科を辞めて違う整形外科へ転職する場合と、今の整形外科を辞めて違う診療科や分野へ転職する場合の2つのケースで考えていきましょう!

 

 

力仕事が多くて腰が痛いから辞めたい場合

 

力仕事が多くて腰が痛いから、転職したいと考えている看護師さんは、転職先を選ぶときにどんな注意点をチェックすれば良いのでしょうか?

 

 

今の整形外科を辞めて違う整形外科へ転職したい場合

 

力仕事が多くて嫌だけど、そのほかの仕事に関しては整形外科で満足している、やりがいを感じているという看護師さんは、整形外科のクリニックや外来へ転職してはいかがでしょうか?

 

整形外科でもクリニックや外来なら、自分である程度動ける患者さんばかりですので、力仕事は少なめになります。

 

私はこのケースに当てはまります。

整形外科病棟では毎日腰のコルセットをつけて働いていたけれど、腰痛がひどくて、辞めたいと思っていたんです。

でも、整形外科の看護は好きだったんですよね。

整形疾患に興味もありましたし。

 

だから、整形外科病棟から整形外科外来に転職しました。

トランスファーが全くないというわけではありませんが、外来の患者さんは基本的にADLが自立しているので、体力的には本当に楽です。

外来でもギプス固定をしたり、カットしたり、創外固定の患者の看護もできますので、結構やりがいはあります。

 

腰は痛くないのに、整形外科の看護はできるので、私はこの転職に満足しています。

 

もし整形外科病棟で働きたい場合は、スライディングシートや移動用のリフトがある病院の整形外科病棟を選ぶと、体力的な負担が少なくなるはずです。また、介護士さんがいる病院を選んでも、体力的な負担が少なくなるでしょう。

 

 

今の整形外科を辞めて違う診療科や分野へ転職したい場合

 

整形外科を辞めて違う診療科や分野へ転職したい場合は、体力的に楽なところを選びましょう。体力的に楽な職場は、先ほども触れましたが介護士さんがいる職場です。

 

療養型病院や介護施設は介護士が配置されていますので、看護師は看護業務に専念出来て、力仕事をしなくて済みます。

 

また、ADLが自立した患者さんを対象にする職場、つまりクリニックや健診センターなども、体力的には楽ですよ。

 

私の友達は、整形外科で無理して働いていて、腰を痛めてしまい、日常生活にも支障が出るほどになったので、整形外科を辞めて健診センターに転職しました。

そうしたら、

「こんなに楽な仕事があったなんて!」

と感動していましたよ。

 

 

介護士みたいな仕事で嫌だから辞めたい場合

 

整形外科での看護師の仕事が、介護士みたいだから転職したい場合の注意点は何でしょうか?

 

 

今の整形外科を辞めて違う整形外科に転職したい場合

 

今の整形外科を辞めて違う整形外科に転職したい場合は、介護士さんが配置されている整形外科を選びましょう

 

介護士さんがいれば、介護業務は介護士さんが担当しますので、看護師は看護業務に専念することができます。

 

また、看護スキルを高めたいなら、三次救急がある病院の整形外科病棟が良いでしょう。

 

三次救急がある病院には、重症な交通外傷の患者さんが運ばれてきます。

 

そのため、頚椎損傷や骨盤骨折などの命に関わる重症な患者さんの看護ができますので、看護師としてのスキルアップができますし、やりがいを感じることができるでしょう。

 

 

 

今の整形外科を辞めて違う診療科や分野へ転職したい場合

 

今の整形外科を辞めて違う診療科や分野へ転職したい場合は、「看護業務に専念したい」なら介護士さんがいる療養型病院や介護施設がおすすめです。

 

ただ、介護士さんがいても、職場によっては看護師も積極的に介護業務を手伝うという方針のところもありますので、看護師は看護業務に専念できるのかをあらかじめチェックしておくと安心です。

 

私は特養で副業のバイトをしたことがありますが、介護士さんがたくさんいて、介護業務は全くせずに済みました。

配薬や皮膚の処置などの看護業務に専念できるので、介護業務が多いことが嫌な人は私の経験上、介護施設はおすすめです。

 

ちなみに、看護スキルの獲得を目的にするなら、ICUや救命外来、脳神経外科、循環器内病棟への転職もおすすめです。

ただ、最初は苦労すると思います。

私はもう整形外科で10年やってきていて、今は整形外科外来なので、もうICUで働ける自信がないんです。

絶対に無理というわけではないのですが、

「最初は付いていけずに苦労するだろうなぁ」

と思っています。

 

また、重症度が高い患者さんが多い部署は、患者のADLが低いので、意外と介護業務が多いので、その点は注意して下さいね。

 

 

患者さんが面倒くさくて辞めたい場合

 

患者さんが面倒くさくて、転職したい場合は、どんな注意点に注意して転職先を選べば良いのでしょうか?

 

今の整形外科を辞めて違う整形外科に転職したい場合

 

患者さんが面倒だから転職したいけど、もしその問題が解決するなら、整形外科で働きたいという場合は、整形外科病棟ではなく整形外科の外来やクリニックに転職すると良いでしょう。

 

整形外科の患者さんは意識はクリアなのに動けないから、要求が細かくなるんです。

ある程度自分で動けるなら、看護師への要求は少なくなりますので、面倒に感じることもありません

 

私も整形外科外来に転職してから、

「この患者さん、面倒くさいな」

と感じることはほぼなくなりました。

 

整形外科外来はADLが自立している人が多いし、1人1人の患者さんと長く接することもありません。

日常生活援助もないので、細かい要求がないんです。

 

 

今の整形外科を辞めて違う診療科や分野へ転職したい場合

 

患者さんが面倒だから整形外科を辞めて違う診療科や分野へ転職したい場合は、動けて意識が多い患者さんが多いクリニックや外来でも良いのですが、意識がない患者さんが多い職場へ転職すると良いでしょう。

 

意識がない患者さんが多いのは、ICUやCCU、脳神経外科、オペ室などですね。

患者さんとのコミュニケーションが面倒くさい、煩わしいと感じたら、これらの職場を転職先の候補にすると良いでしょう。

 

整形外科病棟からオペ室へ異動した友人の看護師は、

「最初はオペ室で何もできなくて仕事を覚えるのが大変だったけれど、患者さんと話さなくて良いし、黙々と仕事が出来るから、私はオペ室が合ってるかな」

と言っていました。

 

 

まとめ

 

整形外科の看護師の辞めたい理由3つと転職の際の注意点をご紹介しましたが、いかがでしたか?

 

同じ悩みを持って辞めたいと思っていても、今の整形外科を辞めて違う整形外科に転職したいのか、今の整形外科を辞めて違う診療科や分野へ転職したいのかによって、注意点は異なりますので注意してくださいね。

 

ちなみに、これから整形外科への転職を考えている人は、「整形外科に看護師が転職|仕事の特徴やメリット・デメリット、向いている人、注意点」を参考にすると、さらに転職成功に大きく一歩近づきますよ。

 

整形外科で働いていて辞めたいと思っている看護師さんは、転職サイトを利用しましょう。

 

転職サイトなら、介護士さんがいるかどうか、スライディングシートや移動用リフトはあるか、看護師は看護業務に専念できるか等を調べてくれますので、失敗せずに満足できる転職ができるはずです!

整形外科の看護師の転職(辞める)理由はこの3つ!

整形外科の看護師が転職する時のチェックポイントは?

まとめ