看護師が転職を4年目でするのってどうなんでしょうか?
看護師4年目の転職事情や注意点について教えます!これを読めば、4年目の看護師の転職は成功間違いなしですよ!
目次
看護師が転職を4年目でするなら、4年目の看護師事情を知っておこう
看護師が転職を4年目でするなら、4年目の看護師がどういう状況なのかを知っておきましょう。
看護師4年目になると、プリセプターを経験し、さらにはリーダー業務もやっている人が多いですよね。プリセプターをやり、リーダー業務もやるようになれば、立派な一人前の看護師ということができます。
看護師4年目になれば、職場のほとんどの仕事を自分1人で確実に行うことができますし、急変が起こっても「どうしよう、どうしよう」と慌てるばかりで動けない、ということもなく、テキパキと急変対応できるのではないでしょうか。
4年目の看護師さんは、若手ながらも仕事ができる看護師なのです。
看護師が転職を4年目でするなら、求人は選び放題!
看護師が転職を4年目でしようと考えている場合、「4年目の看護師を採用してくれるところってあるのかな?」とか「転職のための求人はどのくらいあるんだろう?」と疑問に思いますよね。
4年目の看護師が転職を考えて求人探しをする場合、求人はいくらでもあります!選び放題と言っても良いでしょう。
だから、「転職できるかな?」と不安に思う必要はありません。不安に思うどころか、「求人が多くて迷っちゃう!」とうれしい悲鳴をあげることになるかもしれないんです。
なぜなら、あなたも知っているとおり、看護師は不足していますよね。だから、一般的な職業に比べて、看護師の求人は多く、転職しやすいんです。
しかも、あなたは若手でありながら、仕事ができる4年目の看護師です。採用側としては、即戦力を採用したいと思っているので、プリセプター経験もリーダー経験もある4年目の看護師はぜひとも採用したいと思っています。
新卒看護師を採用していない職場の応募条件は、たいてい「で臨床経験3年以上」という条件が多いんです。
4年目の看護師は臨床経験が丸3年以上はありますから、そういう職場にも応募することができるのです。
さらに、4年目の看護師って、ほとんどの人がまだ20代~30代前半ですよね。採用側はできれば若い人を採用したいんです。だって、若い人を採用すれば、それだけ長く勤めてくれる可能性が高いですから。
そのため、4年目の看護師は転職しやすいですし、求人探しに苦労することはないでしょう。
看護師が転職を4年目でする時の失敗しないための5つの注意点
看護師が転職を4年目でするなら、次の5つの注意点を考えて転職をすると、転職に失敗する可能性は非常に低くなります。
- 将来どのような看護師になるのかを考える
- どんな看護がしたいのかを考える
- ブラックな職場は避ける
- 結婚・出産も念頭に置く
- 給料にもこだわりを持つ
逆に言うと、この5つの注意点を気にせずに転職すると、あとで「転職に失敗した」とか「転職しなければ良かった」と後悔する可能性が高くなるのです。
将来どのような看護師になるのかを考える
4年目の看護師が転職するなら、将来はどのような看護師になりたいのかを考えて、それに応じた職場への転職を考えると良いでしょう。
どのような看護師になりたいのか?看護師の道は、主に4つあります。
- 認定看護師や専門看護師などのスペシャリスト
- なんでもできるジェネラリスト
- 師長などの看護管理者
- 自由に働くスタッフ看護師
これらの中でどれを目指すのかによって、転職すべき職場は変わってくるのです。
認定看護師や専門看護師などのスペシャリスト
4年目になると、キャリアアップを真剣に考えるようになる人もいると思います。
認定看護師や専門看護師の資格を取って、将来は自分の専門分野でバリバリ働きたいと思っている人は、資格取得支援制度がある病院に転職しましょう。
認定看護師や専門看護師の資格を取得するためには、病院の支援は必要不可欠です。
認定看護師は6ヶ月以上の研修を受ける必要がありますが、学費だけでおおよそ100万円はかかります。
専門看護師は看護系大学の修士課程で学ばなければいけないので、認定看護師以上の学費がかかります。
その間、常勤として働くことはほぼ不可能なので、職場から学費を負担してもらったり、研修中も給料を支給してもらうなどの支援が必要になります。
資格取得支援制度は、中~大規模病院に多いですが、4年目の看護師が転職するなら大規模病院よりも中規模病院の方がおすすめです。
大規模病院は、すでに認定看護師や専門看護師が多数在籍していますし、キャリアアップ志向が強い看護師が多いため、資格修得支援制度を使うための競争率が高いのです。
中規模病院の場合、まだまだ認定看護師や専門看護師はそこまで多くなく、またキャリアアップ志向がある看護師も大規模病院に比べると少ないため、競争率は低く、資格取得支援制度を使える可能性が高くなります。
なんでもできるジェネラリスト
どんな診療科でも、どんな患者にも対応できるジェネラリストを目指すなら、総合病院へ転職しましょう。
何でもできるジェネラリストを目指すなら、一通りの診療科を経験できる職場でなければいけないので、総合病院への転職をおすすめします。
総合病院の中でも、配属先の融通をつけてくれるところへ転職すると良いでしょう。ジェネラリストを目指す4年目の看護師は、転職後は今までとは違う診療科で働かなくてはいけません。
一般的には、前職での経験を考慮して、それを活かせる部署へ配属されることが多いですが、ジェネラリストを目指すなら、あなたの希望した診療科へ配属してくれる職場へ転職するようにしましょう。
師長などの看護管理者
主任や師長、看護部長などの看護管理の道に進みたい4年目の看護師は、中規模病院への転職をおすすめします。
看護管理の道に進むには、看護管理の研修を受けて、必要な知識やスキルを身につけなければいけません。
看護管理の研修は、院外の外部研修を受けるという手もありますが、院内研修を受けたほうが簡単に研修を受けられますし、無料で受けられるのでおすすめです。
看護管理の研修があるのは、中規模~大規模病院になります。
ただ、大学病院などの大規模病院は関連の看護大学や看護学校出身の新卒で入職した人を重宝する傾向にありますので、4年目で転職してきた看護師が看護管理の道を目指すのは、やや不利になってしまうのです。
そのため、大規模病院のようなしがらみが少ない中規模病院へ転職すると、研修を受けつつ、看護管理の道が開けてくると思います。
自由に働くスタッフ看護師
別に役職にもこだわらないし、キャリアアップにも興味がない。ただ、自分が好きなように働きたい、プライベートを重視しながら働きたい人もいますよね。
そういう人は、自由に働けるスタッフ看護師として働いていきましょう。
スタッフ看護師は患者さんの一番近くで働けるし、しがらみなどもなく、働きたいところであなたの好きなスタイルで働けるというメリットがあります。
スタッフ看護師として自由に働きたいあなたは、今から説明する4つのポイントを重視して、求人を選ぶようにすると良いでしょう。
どんな看護がしたいのかを考える
4年目の看護師が転職するなら、どんな看護をしたいのかを考えましょう。4年目になれば、急性期病棟での仕事は一通りできるようになっているはずです。
だから、急性期病棟だけでなく、いろいろな職場で働くことができるようになります。これは、4年目での転職の大きなメリットですね。
急性期病棟にこだわる必要がないのですから、これからどんな看護がしたいのかを考えて、それができる職場を選びましょう。
- 急性期看護→急性期病棟
- クリティカルケア→救命救急センターやICU
- 慢性期看護→療養型病棟
- リハビリ看護→回復期リハビリテーション病棟
- 在宅看護→訪問看護ステーション
- 高齢者看護→介護施設やデイサービス
- 外来業務→外来やクリニック
- 美容系医療→美容外科クリニックや美容皮膚科クリニック
- 治験関係→治験コーディネーターや臨床開発モニター
このように「看護」と言ってもいろいろな分野があり、いろいろな職場があるのです。どんな看護にやりがいを感じるのかを考えて、転職先を選ぶようにしてください。
ブラックな職場は避ける
ブラックな職場は、4年目の看護師でなくても避けるべきなのですが、4年目の看護師は特に酷使される可能性が高いですから、転職する場合はブラックな職場は絶対に避けるべきなんです。
なぜなら、4年目の看護師って病院・施設側や師長からすると、とても使い勝手が良い存在だからです。4年の看護師は仕事も一通りできるし、安心して仕事を任せることができます。
しかも、若手で独身の看護師が多いですから、残業も頼みやすいし、夜勤回数も多めにすることができる、さらに委員会や係の仕事もどんどんお願いしやすいんです。
ですから、4年目の看護師がブラックな職場に転職すると、ひたすら酷使される可能性がありますから注意してください。
もし、あなたがブラックな職場に転職してしまったら、転職後短期間のうちに「もう無理…」と転職したことを後悔する羽目になるでしょう。
ブラックな職場はほかの同じような職場よりもなぜか給料が高かったり、年中いつでも求人が出ている傾向にありますので、どんなに給料が高くても、どんなに転職しやすいとしても、ブラックな職場は避けてくださいね。
結婚・出産も念頭に置く
4年目の看護師は、20代半ば以上になりますので、彼氏がいる人もいない人も、頭の中でうっすらと結婚や出産について考えているのではないでしょうか?もちろん、すでに結婚している人もいるでしょう。
4年目の看護師が転職するなら、「結婚後もその職場で働けるか?」、「その職場では育児と仕事の両立が可能か?」を想像してみて、大丈夫かどうかを確認しておかなければいけません。
「結婚なんて、まだまだ先!」と思っているかもしれませんが、20代半ばの女性はいつ何があってもおかしくありません。明日、運命の出会いをして、3ヶ月後には結婚している可能性だってゼロではありません。
20代半ば~30代半ばの女性は、人生で一番その可能性が高い時期なのですから、やはり結婚と出産を念頭に置いて、転職すべきなのです。
結婚生活や育児と仕事を両立できないところに転職してしまって、転職後すぐに授かり婚なんてことになったら、転職後すぐに退職する羽目になります。
転職が無駄になりますし、あなたの看護師キャリアに傷がついてしまうのです。
だから、4年目の看護師が転職するなら、結婚と出産を念頭に置いて、結婚しても、子供を産んでも、その職場で働いていけるか確認しておくべきです。
確認すべきポイントとしては、次のようなものがあります。
- 託児所の有無(できれば、24時間&病児保育対応)
- 既婚者&ママナースの割合
- 産休後の復帰率
この3つのポイントを調べておけば、結婚・出産後も働いていけるかが見えてくるはずです。
給料にもこだわりを持つ
4年目の看護師は給料にもこだわりを持って転職をしましょう。
4年目の看護師が転職する時には、「自分のやりたい看護ができれば良い」とか「とにかく今の職場から逃げ出したい」と思って、給料にはそれほどこだわりを持たない人も少なくありません。
でも、今はそう思っていても、給料が安かったら、転職後は必ず後悔します。
なぜなら、私たち看護師はボランティアで働いているわけではなく、給料を貰って、その給料で生活していかなければいけないからです。
給料が平均以下の場合、転職後にある程度落ち着いてきたら、「給料安いなぁ・・・。割に合わないなぁ」と思うようになるはずです。
だから、給料にもこだわりを持って、転職活動を進めるようにしましょう。
4年目の給料の目安は地域によって大きく異なりますが、ここでは東京都の例で見ていきましょう。
- 夜勤ありの総合病院=年収500万円
- 夜勤ありの中小病院または介護施設=年収450万円
- 日勤のみ=年収400万円
東京都港区の代表的な病院で働く20代後半の看護師の平均年収をご紹介します。
※参照元:http://tokyo-byouin.com/minato.html
<港区の20代後半の看護師の給料の目安>
- 東京慈恵会医大病院(1075床) 年収約470万円~580万円
- 虎の門病院(868床) 年収約580万円~600万円
- 東京都済生会中央病院(535床) 年収約400万円~580万円
- 国際医療福祉大学三田病院(291床) 年収約400万円~580万円
- 山王病院(79床) 年収約350万円~450万円
- 北里研究所病院(329床) 年収約300万円~570万円
- 心臓血管研究所附属病院(74床) 年収約400万円~460万円
この港区の給料の目安からもわかるように、大病院になればなるほど給料は高くなり、中小病院になれば給料の目安はやや低くなります。
給料アップ目的で転職するなら、大病院が良いですが、4年目の看護師さんの中には「大病院はもう嫌。アットホームな職場で働きたい」という人も多いと思います。
だから、別に大病院にこだわる必要はありません。
大病院は給料は高いものの、忙しくて残業は多いし、しかもサービス残業を強いられることが多いので、割に合わないと思う看護師さんも少なくないんです。
中小規模の病院は大病院と比べると、給料水準はやや低めになるものの、重症患者が少ない分、そこまで忙しくなく、勤務中も少しゆとりを持って働けます。
さらに、残業も少なくなるので、給料と忙しさ・仕事内容が割りに合うと思えることが多いです。
また、中小規模の病院の中には、夜勤手当が高いところがあります。大病院の夜勤手当の平均は1回8000~1万円程度ですが、中小病院の中で夜勤手当が高いところは1回1万5000円以上になります。
夜勤手当が高い中小規模の病院を選べば、そこそこ稼ぐことができます。そうすれば、「割に合う」ではなく、「割がいい!」と思えるようになるんです。
だから、大病院にこだわらない4年目の看護師さんは中小規模の病院の中から、残業が少なく、さらに夜勤手当が高いところを選ぶことをおすすめします。
看護師が転職を4年目でするなら、転職サイトを使おう!
看護師が転職を4年目でするなら、転職サイトを使うことをおすすめします。
転職サイトを使うと、先ほど説明した5つの注意点をあなたが1つ1つ調べる必要はなくなるので、手間なく転職できるんです。
転職サイトでは、担当のコンサルタントにあなたが将来どんな看護師になりたいか、どんな看護をしたいかなどの希望を伝えれば、コンサルタントがその条件に合った求人を紹介してくれます。
コンサルタントは職場の内部事情を詳しく知っていますので、ブラックな職場かどうかもしっかり調べてくれますし、託児所の有無や既婚者&ママナースの割合、産休後の復帰率なども調べてくれます。
また、職場側と配属交渉や給料の交渉なども行ってくれるので、配属先や給料での不満もなく、スッキリ転職できるんです。
まとめ
4年目の看護師は求人が選び放題と言えるほど転職しやすいのですが、5つの注意点に気を付けて転職しないと、転職に失敗する可能性があります。
転職失敗の可能性をできるだけ減らしたいなら、転職サイトを利用することをおすすめします。
あなただけでは調べられないことも、プロのコンサルタントなら簡単に調べることができます。もちろん、完全無料で利用できますので、転職を考えている4年目の看護師さんは、ぜひ利用してみてください。