看護師が転職で他職種に転職するなら、どんな仕事が良いのでしょうか?
看護師から転職できる他職種にはどんなものがあるのか、そして転職すれば今あなたが抱えている悩みは解決できるのかを教えます!
目次
看護師が転職して他職種で働きたいと思うのはなぜ?
看護師が転職して他職種で働きたいと思うのはなぜなのでしょう?看護師が他職種で働きたいと思う理由の中で多いものをご紹介します。
不規則な生活が嫌
看護師は夜勤がありますので、どうしても生活リズムが不規則になります。
介護施設など夜勤がないところでも、早出や遅出がありますので、規則正しい生活を送るのは難しいんです。
不規則な生活を送っていると、肌荒れしますし、体調を崩しやすくなりますので、看護師を辞めて他職種に転職したいと思うのも無理はないですよね。
もっとやりがいを感じたい
もっとやりがいを感じる仕事をしたいと思って、看護師から他職種へ転職したいと考える人もいます。
看護師の仕事はやりがいを感じるものですが、それでも1つ1つの医療行為は医師の指示に従わなくてはいけず、もっとやりがいを感じたい、自主的に動ける仕事をしたいと思って他職種に転職しようと思う人もいます。
もっと割に合って稼ぎたい
平成26年賃金構造基本統計調査によると、看護師の平均年収は473万円です。
2013年の国税庁の調査によると、サラリーマンの平均年収は414万円ですから、看護師は「稼げる職業」と言えます。
それでも、仕事内容を考慮すると、決して給料が高いとは言えませんし、割に合わないと思っている看護師さんが多いのが現実です。
給料に不満を持っている看護師さんは、もっと割に合って稼ぎたいから他職種に転職したいと思うようになるんです。
命にかかわるプレッシャーが嫌
看護師は患者さんの命にかかわる仕事です。看護師の小さなミス1つで、患者さんの命を奪うこともあるんです。
重症患者さんの看護をするのが怖いと思って、看護師以外の仕事をしたいと思う看護師さんもいます。
看護師の転職は他職種の中でも医療関係に限定すべき理由は?
看護師の転職は他職種に転職すれば、今あなたが抱えている悩みを解決することができるでしょう。
でも、看護師が他職種に転職するなら、看護師とは完全に無関係の一般職ではなく、医療関係の仕事に転職するようにしましょう。
なぜなら、一般職に転職すると、今の悩みを解決することができても、新たな悩みが生じる可能性があるからです。
新たな悩みとは、ズバリ年収です。先ほども説明しましたが、看護師の平均年収は473万円です。
そして、サラリーマンの平均年収は414万円です。女性サラリーマンに限定すると、なんと平均年収は272万円なんです。
サラリーマンだけではなく、女性の販売店員や飲食店勤務者の年収も200万円台ですから、これを考えると、医療職以外の一般職に転職すると、年収は200万円以上も下がってしまうことになります。
ですから、看護師から他職種に転職するなら、完全な一般職ではなく、看護師経験を活かすことができる医療関係の他職種に転職したほうが良いんです。
看護師の転職、他職種でおすすめのもの=不規則な生活が嫌な人は?
看護師の転職で他職種の中でおすすめのものを、悩み別にご紹介します。まずは不規則な生活が嫌で他職種に転職したい人におすすめの仕事です。
保健師
まずは保健師です。保健師は、保健所や保健センター、企業の医務室等で働き、公衆衛生や健康増進、疾病予防などが主な仕事になります。
保健所も保健センターも、一般企業も平日の日勤帯のみの仕事になりますので、夜勤はありませんし、土日祝日は休みになりますので、規則正しい生活を送ることができます。
ただ、現時点で保健師の資格を持っていない看護師さんは、保健師養成学校に1年間通学し、国家試験に合格する必要があります。
治験コーディネーター
治験コーディネーターは、新薬開発のための治験がスムーズに行われるように病院・被験者(患者さん)・製薬会社間を調整する仕事になります。
治験コーディネーターは残業が少なめになりますし、平日日勤のみの仕事になりますので、規則正しい生活を送ることができるでしょう。
フィールドナース
フィールドナースは製薬会社や医療機器メーカーに勤め、新薬や新しい医療器具などを宣伝・アピールしたり、使用方法を説明する仕事になります。
フィールドナースも、一般企業に勤めますので、平日日勤のみの仕事になります。
看護師の転職、他職種でおすすめのもの=もっとやりがいを感じたい人は?
看護師の転職で他職種の中でおすすめのもの、次はもっとやりがいを感じたい人におすすめの仕事です。
あなたがどんなことにやりがいを感じるか、どんな分野の仕事ならよりやりがいを感じるのかは、それぞれ価値観によって異なりますので、「この仕事なら、絶対にやりがいを感じます!」とは断言できません。
でも、あなたが「医師の指示がないと何もできない」と感じているのであれば、助産師に転職してみませんか?
助産師は、助産院を開業できるほど妊娠・分娩に関する分野は「自分の判断でできること」が多いですから、看護師よりもやりがいを感じることができるはずです。
助産師になるためには、助産師養成学校に1年間通い、国家試験に合格する必要があります。
看護師の転職、他職種でおすすめのもの=もっと割に合って稼ぎたい人は?
看護師の転職、他職種の中でおすすめのもの、次はもっと割に合って稼ぎたいから他職種に転職したい人におすすめの仕事です。
看護師から転職して給料アップを狙える仕事は、ズバリ臨床開発モニターです。
臨床開発モニターは、治験コーディネーターと同様に治験にかかわる仕事ですが、製薬会社やCRO(開発業務委託機関)に勤務して、治験が正しく行われているかなどをモニタリングする仕事です。
この臨床開発モニターは、どんどんスキルアップしていけば、年収1000万円も夢ではない仕事なのです。
初任給は看護師と変わらないものの、その後はどんどん昇給してきます。スキルアップがそのままお給料に直結しますから、仕事へのモチベーションもあがりますよね。
看護師の転職、他職種でおすすめのもの=命にかかわるプレッシャーが嫌な人は?
看護師の転職、他職種の中でおすすめのもの、最後は命にかかわるプレッシャーが嫌で他職種に転職したい人におすすめの仕事です。
これは、今までご紹介してきた保健師、治験コーディネーター、フィールドナース、助産師、臨床開発モニターの中で、助産師を除いた4つすべてが命に直接かかわる仕事ではありませんのでおすすめできます。
助産師は「出産」というポジティブさばかりが強調される仕事ですが、すべてが正常分娩で母子ともに健康で生まれてくるとは限りませんので、命にかかわることもありますし、看護師よりも業務範囲が広い分、責任も重くなってきます。
ですから、命にかかわるプレッシャーが嫌で他職種に転職するなら、保健師や治験コーディネーター、フィールドナース、臨床開発モニターの中から選ぶと良いでしょう。
まとめ
看護師が他職種に転職するなら、完全な一般職ではなく、看護師の経験を活かせる医療関係の仕事に転職するようにしましょう。
他職種中でもきちんと仕事を選べば、今あなたが抱えている悩みを解決することができますよ!
また、もしかしたら、看護師の仕事を続けながらでも、職場を変えてみると、悩みが解決するかもしれません。
他職種への転職を考えている人は、転職サイトを使ってみませんか?
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また、担当者にあなたの悩みを相談したら、看護師を続けながらでもその悩みを解決できる職場を紹介してくれるかもしれませんよ!