新人看護師は退職前に転職先を決めてしまって良いのでしょうか?
退職後にすぐにまた働きたいと思って、退職前に転職先を決めてしまうと、思わぬトラブルを招くことになりかねないんです。
新人看護師が退職後に転職活動するのは経済的に厳しい!
新人看護師が退職前に転職先を決めてしまいたいと思うのは、経済的に厳しいからという理由があります。
ベテランの看護師さんなら、ある程度貯金がありますので、退職後は1~2ヶ月仕事から離れて自由な時間を満喫して心身ともにリフレッシュしてから、転職先を決めることができます。
でも、新人看護師ではそうはいかないですよね。
まだ社会人になったばっかり。夏のボーナスはほんの数万円。参考書とかを買わなくちゃいけないし、ストレスは溜まる一方だから美味しいものを食べたり、ショッピングをしたい!
そうなると、貯金なんてなかなかできません。これは、あなただけではなく新人看護師さん全員に当てはまることなので安心してください。
とにかく、新人看護師は経済的に厳しいので、退職後に遊んでいる余裕なんてあまりないんです。
退職後の転職活動中は親に生活費を援助してもらえる人もいると思いますが、全員がそういうわけにはいきません。
むしろ、「すぐに退職しちゃうなんて、我慢が足りないんじゃないの?」と厳しいことを言われる可能性もありますし、「もう社会人なんだから、自分で何とかしなさい。」とビシッと言われることもあるでしょう。
新人看護師は経済的な余裕がないので、退職後はすぐにでも新しい転職先で働かなくてはいけないんです。
新人看護師が退職前に転職先を決めるのはありですか?
新人看護師が退職前に転職先を決めるのはありなんでしょうか?
新人看護師さんの中には、次の転職先が決まってから師長に「退職します!」と伝えれば良いかと思っている人がいるかもしれません。
転職先が決まってから退職したいと告げるのは絶対にNGです。
民法上では、2週間前に退職することを伝えればいつでも退職できると定められていますので、2週間以上前であれば、転職先が決まってから退職を告げるのは法律違反ではありません。
でも、新人看護師さんの場合、師長に退職を強く引きとめられると思います。師長としても新人看護師に辞めてほしくはありませんから。
もし、あなたが夜勤がきつくて転職しようと思っていたのに、師長が「じゃあ、仕事に慣れて余裕ができるまでは夜勤に入らなくて良いわ」と言ってきたらどうですか?
転職する理由がなくなりますよね。同じように、プリセプターと性格が合わないことに悩んでいたら、「新しいプリセプターをつける」と言われるかもしれません。
このように師長があなたの悩みに対処してくれたら、転職する理由がなくなる可能性があるんです。
キャリア的に見ると新人看護師の転職は不利になります。「絶対不利!」というわけではありませんが、転職しない方がベターです。
また、「退職手続きをする→転職する→新しい職場で仕事に慣れる&人間関係を構築する」という一連の流れはかなりのパワーを消費します。
それなら、転職する理由もなくなったし、転職はマイナス面もあるから、転職止めよう!と考えるところですが、あなたは転職する気満々で、すでに転職先から内定をもらってるんです。
転職する理由がなくても、内定をもらっているから転職するのか、内定を辞退して退職しないのかはあなたの自由ですが、内定を辞退するにも面倒な手続きがあることを忘れてはいけません。
ですから、新人看護師は転職先が決まってから退職を告げるのは絶対にNGなんです!
新人看護師は退職前に転職先を決めるのではなく、退職が決まってからにしよう
新人看護師が退職前に転職先を決めるのは、あまり良いことではありません。
転職先が決まってから退職したいと申し出て、師長に引き止められることがあるからです。
「でも、退職後はすぐに新しい転職先で働きたい!だって、経済的にきついんだもん!師長に何の対処もしてもらえない事だってあるじゃない!」という意見もあると思います。
そういう場合は、師長に退職を申し出てから転職先を決めましょう。
退職日が決まってから、転職先の採用試験を受けるんです。
これなら、退職日の翌週、もしくは翌日から新しい転職先で働くことができます。また、師長に引き止められて退職する意思を翻しても何の問題もありません。
もちろん、転職先の求人を探したり、転職先の候補を絞り込むのは、退職日が決まる前からでもかまいません。
あなたに合った転職先を探すなら、転職サイトを使うことをオススメします。
担当者に、「新人看護師なんですけど、転職したいです。」と伝えれば、新人看護師の転職でも採用している病院をピックアップしてくれます。
また、病院側と交渉して、採用試験の日程をあなたの休日に合わせてくれますし、「転職後すぐに働きたい」というあなたの希望もかなえてくれるんです!
もし、師長が何の対処もしてくれないのにしつこく引き止められた場合は、退職の引き止め対策の相談にも乗ってくれますので、安心して転職活動をすることができますよ!