献血ルームの看護師は残業なし、もしくは少ないというイメージを持っている看護師さんは多いと思いますが、実際はどうなんでしょうか?
献血ルームの残業事情をきちんと知っておかないと、「想像以上に残業が多かった・・・」と献血ルームへの転職を後悔することになるかもしれません。
献血ルームの看護師は残業なし、もしくは少ないの?
献血ルームの看護師は残業なし、もしくは少ないのでしょうか?献血ルームは、たいてい10時から18時ごろまでとなっていて、終了時間が決まっています。
また、成分献血でも全血献血でも、献血にかかる所要時間はほとんど決まっていますので、長引いたりすることもほぼありません。
ですから、献血ルームは残業なし、もしくは少ない職場なんです。
そして、献血するためには献血ルームで献血する前にその日の健康状態や血圧、ヘモグロビン濃度などをチェックして、そこの医師が献血できるかどうかを判断してからになります。
つまり、献血する人は健康状態が良好な人だけに限られているんです。
そのため、献血中の貧血や急激な血圧低下などが起こりにくいので、イレギュラーな仕事はほとんどないんです。
これも、献血ルームが残業なし、もしくは少ないことの理由の1つですね。
献血ルームの看護師は残業なし、もしくは少ないけど例外もあり!
献血ルームの看護師は残業なし、もしくは少ないことが基本ですが、残念ながら例外もあります。
どういう時に例外が発生するのか、まずは某都道府県の献血ルームの看護師求人の一部を見てみましょう。
その看護師求人の仕事内容の欄には、「移動献血車・献血ルームでの採血業務」と書いてあります。
ここでのポイントは、移動献血車です。移動献血車とは、献血バスと呼ばれるものです。
イベントなどで人が集まる場所に、車内で献血できる献血バスが来ているのを見たことがあると思います。
献血ルームでの看護師の仕事には、移動献血車での仕事も含まれていることがあるんです。
移動献血車でも終了時間は決まっているので、「仕事が忙しくて終わらない」ということはほとんどないでしょう。
でも、移動献血車って当たり前のことですが、移動できるんですよね。
ですから、いつも働いている献血ルームから遠い場所に行くこともあるんです。そしたら、移動時間で往復1時間以上取られることも珍しくありません。
たとえば、あなたの勤務時間が18時までとしましょう。その日は移動献血車に乗っての勤務で、移動献血車では18時まで献血を行っている予定です。それなら、残業せずに仕事終了となりますよね。
でも、18時に献血業務が終わっても、そこから献血ルームへ戻らなくてはいけません。
18時はちょうど帰宅ラッシュの時間ですので、渋滞に巻き込まれてしまい、献血ルームに到着したのは19時前。
こういうケースは、献血業務はしていないけど、残業しているのと同じことですよね。しかも、残業代が出るのかは微妙なケースです。
もちろん、移動献血車で勤務すると必ず残業するわけではありません。
移動献血車での献血業務が15時までなど早い時間帯で終了することもありますし、毎回必ず移動に時間がかかるわけでもありませんから。
でも、献血ルームで残業なし、もしくは少ない求人を狙うなら、献血ルーム専属ではなく移動献血車との兼務だったら、残業する可能性があることは知っておかなくてはいけないんです。
献血ルームの看護師は残業なし、もしくは少ないとは限らない
献血ルームの看護師は残業なし、もしくは少ないとは限らないことがわかってもらえたと思います。
では、献血ルームで働きたい。でも残業はしたくないという看護師さんはどうすれば良いのでしょう?
献血ルームで働きたいと思う看護師さんは、育児や家事と仕事を両立させたいという人が多いので、残業の有無は大きなポイントですよね。
献血ルームで残業なし、もしくは少ない求人を探すなら、献血ルームに専属なのか、それとも移動献血車で働くこともあるのかをきちんとチェックしましょう。
求人情報に「移動献血車」の文字がなくても、ただ単に書かれていないだけかもしれませんので、きちんと確認しておかなくてはいけません。
でも、求人に応募するのに、「残業したくないので、移動献血車での勤務は嫌なんですけど、この求人は移動献血車での勤務も含まれますか?」なんて自分で直接聞くことなんてできませんよね。
そんなことを聞いたら、採用は遠のいてしまいます。でも、献血ルームに専属なのかどうかはきちんとチェックしておかなくてはいけません。
「じゃあ、どうすれば良いの?」と困っているあなたは、転職サイトを使いましょう。
転職サイトなら、担当者に「残業したくないから、献血ルーム専属が良いです」と伝えれば、それに合った求人を紹介してくれます。
また、もし献血ルーム専属の求人がなくても、採用側と交渉して移動献血車での勤務はなしでOKという条件にしてくれることもありますので、転職サイトの利用価値はとても大きいですよ!