転職しようと看護師の求人情報を探している時、社会保険完備かどうかを気にしたことはありますか?
「社会保険完備なんて当たり前じゃないの?と」思っているかもしれませんが、実は全ての求人が社会保険完備というわけではないんです。今現在を安心して生活するためにも、将来に備えるためにも、社会保険完備の求人を選びませんか?
看護師は社会保険完備の求人を選べば安心!
看護師は、社会保険完備の求人を選びたいですよね。社会保険がしっかり完備されていれば、安心して働くことができます。
ところで、「社会保険完備」の詳しい内容って知っていますか?社会保険にはどんなものがあって、どんなものが保障されていれば「社会保険完備」となるんでしょう?
なんとなく「社会保険完備は安心!」と思っているだけで、細かい部分までは知らない人も多いと思います。ここで一度、社会保険について簡単に確認しておきましょう。
社会保険とは、働く上で病気や失業、事故などのリスクに備えて加入する保険のことです。
社会保険には医療費が3割負担で済む健康保険、将来年金をもらうための厚生年金(年金保険)、失業した時に失業手当がもらえる雇用保険、労働中に事故にあった時の補償のための労災保険の4種類があります。
つまり、健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険がきちんと完備されている求人が、「社会保険完備」の求人というわけです。この4種類の社会保険は全部、生活していく上でとっても重要で、絶対に必要な保険ですよね。
高齢化が進み、社会情勢も不安定、先行き不透明な現代社会ですから、なおさら看護師は社会保険完備の求人を選ぶべきなんです。
看護師の社会保険完備の求人は当たり前のもの?
「え?でも、普通はどこでも社会保険完備なんじゃないの?」と思いますよね。確かに、看護師の社会保険完備の求人は多いんです。ほとんどの病院や施設では、社会保険が完備されています。
でも、社会保険が完備されていない求人もありますので要注意です。社会保険が完備されていない可能性のある求人とは、小規模のクリニックです。
なぜ、小規模のクリニックは要注意なのか?その理由は、従業員数です。社会保険の加入義務は雇用人数に関係しているんです。1人でも雇用した場合は、雇用保険と労災保険は加入しなくてはいけません。
でも健康保険と厚生年金は、常時雇用している人数が5人未満であれば、加入義務がないんです。
だから、従業員数が5人未満の小規模クリニックは、社会保険が完備されていない可能性があるんですね。
「健康保険と厚生年金がなくても、自営業の人が加入する国民健康保険と国民年金保険に自分で加入すればOKじゃない?」
と思うかもしれません。でも、雇用されているのに、国民健康保険と国民年金保険に入るのは、かなり損をすることになるんです。
健康保険と厚生年金は、保険料の一部を雇用側が負担してくれるんです。ですから、月々の健康保険料は安くて済みますし、
厚生年金は将来もらえる年金額が多くなります。
そう考えると、やっぱり社会保険完備の求人を選んだほうが、絶対にお得だと思いませんか?
看護師の社会保険完備の求人は、パートでもOKな場合があります
看護師の社会保険完備の求人は、常勤だけのものではありません。パートの人でも社会保険に加入できるかもしれないんです。「パートだから仕方ない」と諦める必要はないんですよ。
法律上では、週の所定労働時間が正社員の4分の3以上であれば、パートでも健康保険と厚生年金に加入することができます。
4週8休のところであれば、フルタイムで働くと週40時間労働になりますので、パートでも週30時間働けば、社会保険に加入できることになります。
法律上では、正社員の4分の3以上働けば、社会保険への加入は義務となっていますが、雇用側としては手続きが面倒であったり、保険料を一部負担しなくてはいけないため、パートの人は積極的には加入させないところもあります。
でも、加入条件を満たしていれば、パートの人でも加入することができますので、「私、週30時間以上働いているのに、社会保険に加入してない!」というパートの人は、一度職場の福利厚生担当の事務の人や師長に確認してみましょう。
社会保険完備の求人を探している人は、転職サイトを利用してみましょう。小規模のクリニックでも社会保険完備の求人など、あなたの希望に合った求人を見つけることができますよ!