看護師は転職の面接で逆質問をすることがあります。
この面接での逆質問は、「面接のおまけ」程度に考えているかもしれませんが、実は逆質問が転職を上手くいかせるためのカギなのです。
面接の逆質問では、どんなことを質問すると採用を勝ち取ることができるのかを教えます!
看護師は転職の面接で逆質問をしないのはやる気がないと思われる
看護師は転職の面接で逆質問を聞かれることがあります。面接が進んで、面接官からあなたへの質問が一通り終わって、「最後に何かありますか?」と聞かれる場合ですね。
この面接官からの「何かありますか?」が逆質問を促されたことになります。
この時に、「何もありません。」とか「いや、特には・・・」のように逆質問を何もしないのは絶対にダメです。
あなたは、「こちらから質問をするなんて、図々しいと思われちゃうかも!」と思って、「何もありません」と答えたつもりかもしれません。
でも、面接の逆質問の促しに、「何もありません」と答えて、逆質問をしないと、「やる気がないな」と思われてしまうのです。
なぜなら、逆質問はその病院や職場を深く知る大きなチャンスです。
求人情報やホームページには載っていないことを、その職場で働く人に聞くことができる貴重なチャンスなのに、逆質問をしないと、その貴重なチャンスを自ら手放していることになります。
そうすると、面接官は「うちの職場にあまり興味がないんだろうな」と思うことでしょう。
でも、好印象を与えるような逆質問をしたら、「お!この人はやる気があるな。うちで本当に働きたいんだろうな」と思ってもらえます。
ですから、面接の逆質問は「何もありません」ではなく、しっかりと質問することが、面接で好印象を与え、採用を勝ち取るためのカギになるのです。
看護師の転職の面接で逆質問をする時のNG質問はこれ!
看護師の転職の面接で逆質問をする時は、何でも質問して良いというわけではありません。質問する内容によっては、「この人は採用したくないな」と思われることがあります。
看護師の転職の面接でのNGの逆質問集を紹介します。
・年収はどのくらい貰えますか?
・福利厚生の詳細を教えてください。
・年間休日は何日ですか?
・有給は取りたい時に取れますか?
・看護技術に自信がないんですけど、入職後に教えてもらえますか?
・貴院の理念を教えてください。
・貴院の経営状態は安定していますか?
・3年間働いた時の退職金はどのくらいですか?
あなたは、このNGの逆質問集を見てどう思いましたか?面接官の立場に立って考えてみましょう。
この逆質問をしてきた看護師から、やる気を感じることはできないと思います。
確かに、年収や福利厚生、年間休日、有給、退職金などについては、知っておきたい項目ですよね。
でも、面接時にそれを聞いてしまうと、「給料目当てか」とか「入職する前から退職金の話?」とか「そんなに休みたいの?」と思われてしまいます。
また、「教えてもらえますか?」という受け身の姿勢は良い印象は与えませんし、理念については「あらかじめ調べておいてよ」と思われるでしょう。
経営状態についても、もし入職後に倒産したら、あなたは失業しますので、とても重要なポイントになりますが、経営状態を入職前から聞くのはちょっとマナー違反ですよね。
ですから、これらの質問は「とっても気になるけれど、逆質問ではNG」なのです。
看護師が転職の面接で逆質問をする時のOK質問はこちら!
看護師の転職の面接で逆質問をする時のNG質問集をご紹介しました。では、良い印象を与えられる逆質問とはどんなものなのでしょうか?
逆質問で「お!やる気があるな!」と思われる質問集をご紹介します。
・前職では○○科で働いていましたが、貴院で働く場合に足りないスキルはありますか?
・貴院の看護師として働く上で、最も重要な資質やスキルは何でしょうか?
・採用していただいた場合、どの診療科に配属になりますか?
・貴院の在宅復帰への取り組みについて教えてください。
・将来的に○○看護の認定看護師になりたいと考えていますが、今後の努力次第では貴院の資格取得支援制度を使ってチャレンジさせていただけるのでしょうか?
このような仕事に関する逆質問をすると、面接官に「お!この看護師さんはやる気があるな」と思って貰えるでしょう。
まとめ
看護師が転職の面接で逆質問をする時のNG質問集やOK質問集についてまとめましたが、いかがでしたか?
看護師は転職の面接でどんな逆質問をするかは、とても重要ですので、面接前にあらかじめどんな逆質問をしようか2~3個考えておきましょう。
逆質問は基本的に1つしかしませんが、面接の流れの中で、あなたが用意しておいた逆質問の内容について面接官と話す可能性があります。
例えば、「逆質問は採用してもらえたら、どこに配属になるかを聞こう!」と考えていた場合、面接官からの質問で、「採用となったら、脳外科病棟で働いてもらうことになりますが、大丈夫ですか?」という質問があったら、「最後に何かありますか?」と聞かれたら、「え~っと、ありません・・・」としか答えられませんよね。
ですから、転職の面接での逆質問は1つに絞らずに、2~3個は用意しておくようにしましょう。
逆質問を2~3個も考えられない!という人もいるかもしれませんね。そういう時は、転職サイトを使って転職をすると良いですよ。
転職サイトなら担当者が、その職場の面接に合った逆質問を考えてくれるので、面接で良い逆質問をして、採用を勝ち取ることができるのです。