看護師が転職で病院見学に行くなら、3つのことをチェックしながら病院見学をしましょう。
病院見学は、その病院が自分に合っているかどうか、転職してもうまくやっていけるかどうかを判断するための貴重な機会です。
充実した病院見学にして、転職に成功するためにも、病院見学でチェックしたい3つのポイントを知っておきましょう!
目次
看護師が転職で病院見学に行くなら、働いている看護師をチェック
看護師が転職で病院見学に行くなら、その病院で働いている看護師さんの様子をチェックしましょう。
やはり、そこで働く看護師さんの様子を見ることが、看護師目線でどんな病院かを見極めるのには重要なことなんです。
看護師の表情は?
まずは看護師さん達の表情をチェックしましょう。笑顔で働いているか、活き活きとした表情で働いているかを見るんです。
笑顔で働いていれば、それだけ楽しく働ける職場ということですし、活き活きとした表情ならやりがいを感じる職場ということですよね。
逆に目が死んでいたり、眉間にしわを寄せながら働いていたり、無表情だったりしたら、その病院はブラックの可能性が高くなります。
また、そこで働く看護師の表情を見たり、看護師同士の接し方を見ていると、人間関係も見えてくるものです。
患者さんへの接し方は?
病院見学では働いている看護師の患者さんへの接し方をチェックしましょう。言葉遣いや態度、表情などですね。
患者さんへの接し方は、その病院のカラーが色濃く出るものです。自分の家族をこの病院に入院させたいかどうか、ここの看護師に家族の看護を任せられるかどうかを基準にチェックすると良いでしょう。
余裕がなくバタバタしていない?
看護師の仕事は激務ですよね。でも、必要数の看護師を配置してくれる病院だったら、急変や緊急入院などの突発的な事態を除けば、看護師が病棟内をバタバタと走り回るようなことはありません。
病院見学では看護師の忙しさをチェックしてみましょう。余裕なくバタバタしている雰囲気だったら、深刻な看護師不足である証拠ですし、残業は多くなりますから、ブラックな職場であると判断できるでしょう。
そんな職場に転職しても、すぐに辞めたくなりますので、転職に後悔しないためにも、そこで働く看護師がバタバタしていないかをチェックしてください。
他職種への接し方は?
病院見学では、そこで働く看護師の他職種への接し方もチェックしたいポイントです。これは特に、介護士さんがいる病院では必ずチェックしましょう。
病院によっては看護師が介護士を下に見て、命令口調で接していることがあるんです。そういう職場は、間違いなく雰囲気が悪いですし、おそらく看護師同士の人間関係も良くはないでしょう。
看護師が転職で病院見学に行くなら、上司が来た時の様子をチェック
看護師が転職で病院見学に行くなら、上司が病棟や外来を訪れた時のスタッフの対応をチェックしましょう。
病院見学では、あなたはおそらく看護師長や看護部長に病院内を案内されていると思います。
そして、その看護師長や看護部長があなたを連れて病棟や外来を訪れた時、そこで働く看護師はきちんと挨拶しているか、それとも蜘蛛の子を散らしたようにいなくなるかをチェックしてください。
きちんと挨拶をして、上司が来ても今までやっていた仕事をその場で続けるようであれば、その病院は上司と部下が良好な関係を築いている証拠ですし、そこのスタッフから見て、信頼できる上司である可能性が高くなります。
上司が信頼できるかどうかは、転職成功に大きく関わってきますので、病院見学の際はチェックしてみてくださいね。
看護師が転職で病院見学に行くなら、ナースステーションをチェック
看護師が転職で病院見学に行くなら、ナースステーションをチェックしましょう。ナースステーションではどんな点をチェックすれば良いのでしょうか?
整理整頓されている?
病院見学では、ナースステーション内が整理整頓されているかをチェックしましょう。
ナースステーションは看護師にとって基地的な存在ですので、あまりにゴチャゴチャしたナースステーションは使いにくいですし、居心地が悪いですよね。
また、ナースステーションの整理整頓ができていないということは、その職場の人はそういう基本的なことに気づかない人が多いということですので、働きやすい職場ではないでしょう。
ホワイトボードを見て!
病院見学でナースステーションをチェックするなら、ナースステーション内のホワイトボードを見ましょう。
ホワイトボードを見れば、実際の受け持ち人数がわかります。
案内してくれる看護師長や部長に聞いても答えてくれると思いますが、転職してきてもらいたいがために、若干少なめに言う可能性が捨て切れません。
たとえば、「1日7~9人を受け持ちます。」と言われても、その部署全員がそれぞれ7人の患者さんを受け持つのと、9人の患者さんを受け持つのでは看護師の負担は違いますよね。
ですから、病院見学ではナースステーションのホワイトボードをチェックしましょう。
また、ホワイトボードにはその日の入院患者数や手術予定数なども記載されていることが多いので、それらを見れば、どのくらい忙しいかの判断材料になりますよね。
看護師が転職で病院見学に行くなら、自分も見られていることを忘れずに
看護師が転職で病院見学に行くなら、ぜひともチェックしたい3つのポイントをご紹介しましたが、病院見学はあなたがその病院をチェックする場だけでなく、病院側があなたをチェックする場でもあることを忘れないでください。
病院見学中の立ち振る舞いは案内してくれる看護師長や部長に見られています。
「ブラックじゃないかチェックしなくちゃ!」と意気込みすぎて、社会人としてふさわしくない行動をしてしまったら、転職どころか採用試験を受ける前に不採用が決まってしまいます。
ですから、病院見学ではすれ違う職員にはきちんと挨拶や会釈をしたり、仕事の邪魔にならないように気をつけるなど社会人として失礼のない立ち振る舞いを心がけるようにして下さいね。
まとめ
看護師が転職活動中に病院見学をするなら、そこで働く看護師の様子、上司が来た時の様子、ナースステーション内をチェックするようにしましょう。
これらの3つのことをチェックすれば、病院見学を通して、あなたがその病院に合っているかどうかがわかりますので、転職に失敗するリスクはとても低くなります。
転職する際に、病院見学をしてから求人に応募するかどうかを決めたいなら、転職サイトを使うと良いですよ!
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