看護師が転職する割合ってどのくらいなのでしょう?看護師はみんな転職するのが普通なのか、どのくらいの割合の人が転職するのか気になりますよね。
そして、割合が多いなら、自分も転職したいと思っている看護師さんも多いと思います。看護師はどのくらいの割合で転職しているのかを検証してみましょう!
看護師が転職する割合はどのくらいですか?
看護師が転職する割合ってどのくらいなのでしょうか?看護師全体で何割の人が転職をしているのか、厚生労働省のデータを基に検証してみましょう。
厚生労働省の看護職員就業状況等実態調査結果によると、「看護職員として就業している者」がこれまでに勤務先を退職した回数の割合は、0回が45.2%、1回が24.0%、2回が14.1%、3回が7.9%、4回が3.7%、5回以上が3.4%、無回答が1.6%となっています。
現在看護職員として就業している者の退職回数=転職回数になりますよね。
退職した回数が1回から5回以上の割合を合計してみると、53.1%となります。
つまり、5割以上の看護師さんが転職をしているという実態が浮かび上がってくるのです。
看護師が転職する割合は、実際の数字よりももっと多い?
看護師が転職する割合は、5割以上であるという結果が出ましたが、実際はもっと多いと推測できます。
なぜなら、この厚生労働省の看護職員就業状況等実態調査結果は、20代から60歳以上まで、今現在看護師として働いているすべての年代の人を対象としている調査だからです。
たとえば、20代の看護師さんに限定して転職回数を調査するのと、50代の看護師さんに限定して転職回数を調査するのでは、結果は変わってきますよね。
20代の看護師が転職を経験していないのは珍しいことではありません。まだ、新卒看護師として入職してから日が浅いからですね。
一方で、50代の看護師さんは今までにライフスタイルが何度も変わり、そのたびに転職したという人も多いでしょう。
20代から60歳以上まで今現在看護師として働いているすべての年代の人を対象にした調査で5割以上は転職経験があるのであれば、「看護師が定年退職するまでに転職する割合」はもっと高いと考えられるんです。
定年を迎える看護師に「転職経験はありますか?」と聞いたら、5割よりももっとたくさんの人、おそらく8割程度の人は「あります」と答えると思います。
だって、考えてみてください。看護師のすべての職場が新卒看護師を採用しているわけではありませんよね。むしろ、新卒看護師を採用している職場のほうが、割合的には少ないはずです。
療養型病院やクリニック、介護施設、訪問看護ステーションなどは、基本的に看護師経験がある人、つまり転職組しか採用していませんので、これらの職場で働いている看護師さんは、みんな転職経験があるということになります。
こういう看護師の採用事情を考えても、看護師が定年までに転職する割合は8割程度と推測できるんです。
看護師は転職の割合よりも、あなたが転職したいかどうかを大切にしよう
看護師の転職の割合は、8割程度であると推測することができます。
それだけ多くの看護師さんが定年までに一度は転職するのであれば、「私も転職しよう♪」と思うかもしれません。
でも、転職を決める要素って、「みんなが転職しているかどうか」ではありませんよね。あなた自身が本当に転職したいかどうかが重要になります。
「みんなが転職しているから、私も転職する」という動機では、おそらく転職は失敗するでしょう。
なぜなら、そのような理由では、転職先の求人を厳選することができませんし、志望動機もあいまいなものになりますので、採用される確率が低くなるからです。
ですから、転職するかどうかを決めるなら、あなたが転職したいのかどうか、なぜ転職したいのかが重要になるのです。
あなた自身の看護師人生なんですから、「みんながどうしているか」ではなく、「あなた自身がどうしたいのか」を大切にして、転職するかどうかを決めるようにしませんか?
まとめ
看護師が転職する割合は、厚生労働省のデータでは5割以上ですが、実際はもっと多いことが推測できます。
でも、転職するかどうかの決め手は、みんなが転職しているからではなく、あなたが転職したいかどうかで決めてくださいね。
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