看護師の転職先の探し方ってどんなものがあるのでしょうか?
転職先を探す方法だけでなく、施設別での探し方、キャリア・状況別での探し方をご紹介します。
これを読めば、あなたの転職先の探し方に関する疑問は、すべて解消されるはずですよ!
看護師の転職先の探し方=探す方法は?
看護師の転職先の探し方、まずは転職先をどうやって探すかをご紹介します。
転職したいと思った時、あなたはどうやって転職先を探しますか?転職先の求人の探し方をご紹介します。
ハローワーク
転職先の求人の探し方、1つ目はハローワークを使って探す方法です。求人探しといえば、ハローワークですよね。
ハローワークを使うメリットは?
ハローワークを使って求人を探すメリットは、厚生労働省が運営しているという安心感があることです。
厚生労働省、つまり国が運営しているから安心して使うことができますね。
ハローワークを使うデメリットは?
ハローワークを使って求人を探すデメリットは、ハローワークの相談員は看護師専門ではないことです。
そのため、看護師だからこそこだわりたい勤務体制や人間関係などの細かい部分を知ることができないこともあるんです。
また、ハローワークは公開求人しか扱っていませんので、求人数があまり多くはありませんし、インターネットで求人検索はできるものの、求人に応募する場合はハローワークに出向かなくてはいけません。
知人の紹介
看護師の転職先の探し方の2つ目は、知人の紹介です。看護学生時代の友人や、職場の先輩や同僚など、看護師の友人がいますよね。
その友人が働いている職場などを紹介してもらうという転職先の探し方もあります。
知人の紹介のメリット
知人の紹介で転職先を探すメリットは、職場の詳細を知ることができることです。
職場の雰囲気や有給消化率など、求人情報には載っていない細かい情報をあらかじめ知人から聞いておいて、それに納得してから採用試験を受けることができます。
知人の紹介のデメリット
知人の紹介のデメリットは、内定後の辞退が難しかったり、転職後に「あれ?なんだか知人から聞いていたのと違うんだけど」という時に早期退職しにくいことです。
内定の辞退や早期退職ができないというわけではありませんが、やはり知人の顔を潰すことになりますので、あまり良いことではないんです。
看護協会のeナースセンター
看護師の転職先の探し方の3つ目は、看護協会のeナースセンターを使うことです。eナースセンターは看護協会が運営している無料の求職・求人サービスですね。
eナースセンターのメリット
eナースセンターを使うメリットは、看護協会が運営しているという安心感があることです。
やはり、看護師の職能団体である看護協会が運営しているサービスは信頼性が違いますよね。
eナースセンターのデメリット
eナースセンターのデメリットは、公開求人しか扱っておらず、求人数があまり多くないことです。
また、求人探しで相談したい時には、ナースセンターに出向く必要がありますが、ナースセンターは県庁所在地にしかないことも多く、不便であるというデメリットもあります。
民間企業の転職サイト
看護師の転職先の探し方、4つ目は民間企業の転職サイトを使うことです。
最近は、この転職サイトを使っての転職が一般的になりつつあります。
転職サイトのメリット
転職サイトのメリットは、登録すれば好条件のものが多い非公開求人を閲覧できることです。
好条件であるが故に一般的に公開してしまうと、応募が殺到して採用側が大変になってしまう求人は、あえて非公開にして、求人に応募できる人数を限らせているんです。
転職サイトは、たくさんの非公開求人を扱っていますので、取り扱い求人数も多いですし、好条件のものも多いのです。
また、転職活動を全面的にバックアップしてくれるというメリットもあります。
転職サイトは看護師さんを転職させることで利益を得ていますので、履歴書や面接のアドバイスや面接日程の調整などもしてくれるのです。
転職サイトのデメリット
転職サイトを使うデメリットは、全面的に転職活動をバックアップしてくれるが故に、場合によってはあなたの意思がきちんと固まる前に、勧められるがままに転職先を決めてしまう可能性があることです。
看護師の転職先の探し方=施設別での探し方
看護師の転職先の探し方を4つご紹介しましたが、次は施設別にどの探し方がお勧めなのかをご紹介しますね。
病院に転職したい場合の探し方
病院に転職したい場合の探し方は、病棟勤務か外来勤務かという希望や、勤務したい診療科があるなど配属先の強い希望が特にない場合は、ご紹介した4つの探し方のどれでも構いません。
ただ、配属先に強い希望がある場合は、知人の紹介だと配属先の融通が利く場合がありますし、転職サイトは配属先の交渉をしてくれますので知人の紹介か転職サイトがおすすめです。
クリニックに転職したい場合の探し方
クリニックに転職したい場合のおすすめの探し方は、知人の紹介か転職サイトです。
クリニックはスタッフ数が少ないですので、人間関係が重要ですし、院長先生のキャラクターが職場の雰囲気を左右します。
そのため、クリニック内部の詳細で正確な情報を聞くことができる知人の紹介か担当者が詳細を調べてくれる転職サイトがもっとも安心して転職できる方法なのです。
介護施設に転職したい場合の探し方
介護施設に転職したい場合の探し方は、基本的にご紹介した4つの探し方のどれでもOKです。
ただ、介護施設に転職したい人の中には、「夜勤は嫌。日勤のみが良い」という人や「看護業務に専念したい」という人もいますよね。
そのようなこだわりがある人は、転職サイトや知人の紹介を使うことをおすすめします。
転職サイトなら、「日勤のみ」や「看護業務に専念OK」という細かい条件を満たす求人を紹介してもらえます。
また、知人の紹介の場合も、シフトに融通が利くことが多いですし、看護師の業務内容を詳しく聞いてから求人に応募できますよね。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションに転職したい場合のおすすめの探し方は、転職サイトかeナースセンターを使うことです。
転職サイトを使えば、オンコールの有無や年俸制か月給制かなどの細かいことを担当者が調べてくれますので、あなたに合った訪問看護ステーションを選ぶことができます。
またeナースセンターは、訪問看護未経験者におすすめです。eナースセンターは看護協会が運営していますが、各都道府県の看護協会は訪問看護未経験者向けの研修を行っていることが多いんです。
ですから、eナースセンターを使うついでにお住まいの地域の看護協会で訪問看護未経験者向けの研修を申し込めば、未経験でも安心して訪問看護にチャレンジすることができるんです。
美容外科クリニック
美容外科クリニックに転職したい場合のおすすめの探し方は、転職サイトを使うことです。
美容外科クリニックって、あまりeナースセンターやハローワークに求人が出ないんですよね。転職サイトに出すことが多いんです。
また、給料が高いなど好条件の求人は、非公開求人になっていることが多いので、転職サイトを使って美容外科クリニックの求人を探すと、より満足できる求人に出会うことができるでしょう。
看護師の転職先の探し方=キャリア・状況別の探し方
看護師の転職先の探し方、最後はキャリア・状況別のおすすめの探し方をご紹介します。
第二新卒の場合
第二新卒の看護師さんが転職したい場合のおすすめの探し方は、転職サイトかeナースセンターを使う方法です。
第二新卒の看護師さんが転職先を探す場合、教育制度にこだわらなくてはいけませんよね。
「第二新卒」ということは、まだまだあなたは一人前の看護師になっていないということですから、一人前の看護師になるために、きちんと指導してもらわなくてはいけません。
そういう細かい部分は、ハローワークの相談員ではわからないことが多いので、看護師専門の転職方法である転職サイトかeナースセンターを使いましょう。
eナースセンターを使う場合は、eナースセンターで求人をある程度絞り込んだ後に、ナースセンターに出向いて、教育制度について相談しながら応募する求人を決めると良いですよ。
また、先輩やプリセプターとの関係性など人間関係に悩んで転職を決めた場合は、人間関係までしっかり調べてくれる転職サイトを使ったほうが安心でしょう。
未経験にチャレンジしたい場合
未経験の分野にチャレンジしたい場合のおすすめの探し方は、転職サイトを使うことです。
看護師経験はあるけれど、病棟から介護施設、オペ室から病棟など、未経験の分野に転職したいと思っている場合、転職を成功させるポイントは、「未経験可」かどうか、そして未経験者にも丁寧に仕事を教えてくれるかどうかですよね。
未経験可の求人は、転職サイトを使えば簡単に絞り込むことができます。
そして、未経験可の求人の中から、担当者に「プリセプターをつけるなど丁寧に仕事を教えてくれるところ」という条件を伝えれば、それに合った求人を見つけてくれるので、未経験での転職を成功させやすいのです。
ブランクがある場合
ブランクがある場合の転職先のおすすめの探し方は、転職サイトかeナースセンターを使うことです。
ブランクがある看護師さんは、看護技術や知識を忘れてしまっていることが多いので、仕事に慣れるまでが大変ですよね。
プリセプターをつけてくれるのは当たり前ですが、病院に復職する場合は復職前に研修を受けられたり、復職後にも継続して支援してくれると安心ですよね。
転職サイトなら、復職前に研修を開いている病院や復職後も継続して支援してくれる職場を紹介してもらえるんです。
また、eナースセンターでは求人を検索して、候補を絞り込んでから、各都道府県の看護協会のナースセンターで相談して、候補の中から復職しやすい求人を紹介してもらうことができます。
さらに、各都道府県の看護協会が開いている復職支援研修を受けて、復職準備をすることもできるのです。
パート勤務をしたい場合
転職後はパートとして働きたい場合のおすすめの転職先の探し方は、転職サイトを使うことです。
パート勤務をする場合、気にしておかなくてはいけないのは、扶養内で働けるかどうかですよね。
扶養内で働きたいと思っていても、雇用側の都合でシフトを増やされて、結局は扶養内の範囲を超えてしまい、働き損になってしまうということもあるんです。
また、扶養内は気にしないという人でも、自分の希望のシフトで働けるかどうかは大問題ですよね。
確実に扶養内で働きたい、自分の希望のシフトで働きたい場合、転職サイトを使って転職先を探すと、担当者がシフトに関することをしっかりチェックしてくれますので、あなたの希望に合った働き方ができるんです!
高収入を狙いたい場合
高収入を狙って転職したい場合のおすすめの探し方は、転職サイトを使うことです。なぜなら、高収入の求人は非公開求人になっていることが多いからですね。
また、高収入になるかどうかの決め手は、それまでの看護師経験年数を評価して、給料に反映してくれるかどうかです。
看護師経験が10年あったら、その10年分を基本給に上乗せしてくれるのかどうかは、とても大きいですよね。
たとえば、その職場は昇給は年に1回で、1年ごとに5000円昇給していくとしたら、そこで10年間働けば、基本給は5万円アップすることになりますね。
看護師経験年数を評価してくれない職場だったら基本給は20万円だとしても、経験年数を評価してくれる職場なら10年の経験があれば、基本給は25万円になるんです。
1ヶ月で5万円違うということは、1年で60万円も違ってきます。これは大きいですよね。
ですから、看護師経験が長ければ長いほど、経験年数を評価して給料に反映してくれるかどうかはこだわらなくてはいけません。
そして、経験年数を評価してくれるかどうかを調べるには、転職サイトを使うことがもっとも手っ取り早いんです。
担当者に「経験年数を評価してほしい。給料アップを狙いたい」と伝えれば、そういう求人をすぐに紹介してもらえるんですよ!
まとめ
看護師の転職先の探し方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
おすすめの探し方は、あくまでも「おすすめ」ですので、この探し方でなければいけないというわけではありませんが、参考にしてみてくださいね。
「絶対に転職を失敗したくない!」、「人に羨ましがられるような転職がしたい」という場合は、ご紹介した4つの探し方をすべて試してみると良いでしょう。
すべて試してみると、どの探し方があなたに合っているかがわかりますし、それぞれのデメリットを補い合えますので、転職失敗確率が下がり、成功確率がアップするんです!