看護師の転職でよくある質問を13個にまとめました。
このよくある質問13個のQ&Aを読んでおけば、転職活動をスムーズに進めることができますし、転職に成功する確率が大幅にアップするでしょう。
目次
- 看護師の転職のよくある質問① Q:看護師求人っていつごろが多いの?
- 看護師の転職のよくある質問② Q:転職活動はいつ頃始めれば良いの?
- 看護師の転職のよくある質問③ Q:求人はどうやって探せば良いの?
- 看護師の転職のよくある質問④ Q:日勤のみで働けるの?
- 看護師の転職のよくある質問⑤ Q:給料の高い職場はどこ?
- 看護師の転職のよくある質問⑥ Q:志望動機は何を書くの?
- 看護師の転職のよくある質問⑦ Q:未経験の分野でも転職できる?
- 看護師の転職のよくある質問⑧ Q:楽な職場ってありますか?
- 看護師の転職のよくある質問⑨ Q:ブランクがあっても転職できる?
- 看護師の転職のよくある質問⑩ Q:転職の配属希望って叶うの?
- 看護師の転職のよくある質問⑪ Q:採用試験って何をするの?
- 看護師の転職のよくある質問⑫ Q:第二新卒でも転職できる?
- 看護師の転職のよくある質問⑬ Q:みんな何回くらい転職しているの?
- まとめ
看護師の転職のよくある質問① Q:看護師求人っていつごろが多いの?
看護師の転職のよくある質問の1つ目は、「看護師求人っていつ頃が多いの?」という質問です。
せっかく転職するんですから、選択肢を増やすために、たくさんの求人が出ている時期に転職活動をしたいですよね。
A:1月から3月がもっとも求人数が多くなります!
看護師求人が最も多い時期は、1月から3月にかけてです。これは、新年度が始まる4月入職の看護師をたくさん募集するからですね。
新年度の4月に入職するのは、新卒看護師さんだけではありません。中途採用の転職組の看護師さんも4月に入職する人が多いんです。
ですから、できるだけたくさんの看護師求人の中から転職先を探したいという看護師さんは4月入職を目指して、1月ごろから転職活動を開始すると良いでしょう。
看護師の転職のよくある質問② Q:転職活動はいつ頃始めれば良いの?
看護師の転職のよくある質問の2つ目は、「転職活動はいつ頃始めれば良いのか?」という質問です。
転職活動を開始してから、転職先に入職するまで、一体どのくらいの時間がかかるのでしょうか?
A:入職希望時期から逆算して3ヶ月前から転職活動を始めましょう。
看護師の転職活動は、最速でやれば1週間あれば終わります。
でも、現在進行形で働いていて、退職と転職活動を同時に進めていく場合や、妥協せずに転職したい場合は1週間での転職は無理なので、3ヶ月前を目安に転職活動を始めると良いでしょう。
3ヶ月前から転職活動を始めれば、落ち着いて冷静に求人選びをすることができますし、今の職場を退職する場合でも、3ヶ月前に退職することを師長に伝えれば、引き留められることはあっても、揉めるリスクは少なくなるでしょう。
3ヶ月前に師長に退職を伝えれば、師長もあなたの代わりを探す時間的な余裕がありますから。
看護師の転職のよくある質問③ Q:求人はどうやって探せば良いの?
看護師の転職のよくある質問3つ目は、「求人はどうやって探せば良いの?」という質問です。
看護師が転職するなら、まずは求人を探さなければいけませんよね。看護師の求人はどうやって探せば良いのでしょう?
A:ハローワーク、ナースセンター、転職サイトの3つを上手に使いましょう。
看護師の転職の求人を探す方法には、ハローワークとナースセンター、転職サイトの3つがあります。それぞれのメリットとデメリットを教えますね。
ハローワークのメリットとデメリット
・ハローワークのメリット=厚生労働省運営という安心感。
・ハローワークのデメリット=求人の閲覧はインターネットでできても、ハローワークに赴かないと求人に応募できない。相談員が看護師事情に詳しくない。非公開求人は扱っていない。
ナースセンターのメリットとデメリット
・ナースセンターのメリット=看護協会運営という安心感。相談員が看護師なので看護師事情を分かってくれる。
・ナースセンターのデメリット=相談員は看護師の「転職」には詳しくないことも。非公開求人は扱っていない。相談時間は平日の昼間のみ。
転職サイトのメリットとデメリット
・転職サイトのメリット=コンサルタントは看護師の転職のプロ。非公開求人も多数取り扱いあり。転職を全面的にサポート。
・転職サイトのデメリット=ビジネスなので、転職を強引に勧められることも。
これらのメリットデメリットをきちんと知って、どれを使って求人を探すか決めると良いでしょう。
どれが自分に合うかわからないという人は、とりあえず、すべて使ってみて、気に入ったところを使って転職することをおすすめします。
看護師の転職のよくある質問④ Q:日勤のみで働けるの?
看護師の転職のよくある質問の4つ目は、「日勤のみで働けるの?」です。
看護師と言えば、「夜勤があるのが当たり前」と思っているかもしれませんが、日勤のみで働けるところもあります。日勤のみで働ける職場にはどんなところがあるのでしょう?
A:日勤のみの職場は結構多いです!
看護師でも日勤のみで働けるところは、結構多いんですよ!日勤のみで働ける職場をご紹介します。
完全に日勤のみの職場
・外来
・クリニック
・美容外科クリニック
・デイサービス
・保育園
・企業の医務室
・健診センター
・学校の保健室
オンコールがあるかもしれない職場
・手術室(当直制や夜勤がある手術室もあるので要注意)
・訪問看護ステーション
・特別養護老人ホーム
日勤のみでも遅くまで働く職場
・透析クリニック、透析室
どうでしょうか?日勤のみの職場は想像以上に多いんです。
どの職場が一番自分に合っているかを確認して転職すると良いでしょう。
看護師の転職のよくある質問⑤ Q:給料の高い職場はどこ?
看護師の転職のよくある質問、次は「給料が高い職場はどこ?」という質問です。看護師が転職するなら、給料が高いところが良いのは当たり前のことですよね。
看護師の職場の中で給料が高い職場はどこなのでしょうか?
A:給料が高い職場は大学病院、訪問看護ステーション、美容外科クリニック、有料老人ホームです!
看護師が給料が高い職場を選びたいなら、大学病院や訪問看護ステーション、美容外科クリニック、有料老人ホームの中から転職先を選びましょう。
大学病院
大学病院はほかの病院に比べて給料水準が高く、特に私立の大学病院は給料だけでなくボーナスも高いのでおすすめです。
私立の大学病院なら、看護師3年目で年収500万円以上、看護師10年目なら年収550~600万円を稼ぐことが可能です。
また、勤務中は忙しいものの、年間休日数が多めですので、オンオフの切り替えがしやすいでしょう。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションは、日勤のみの仕事ながら月収30~35万円以上、経験を積んでいけば、年収500万円以上を稼ぐことができます。
特に、機能強化型訪問看護ステーションなどの大型の訪問看護ステーションは、給料が高めになっていますのでおすすめです。
美容外科クリニック
美容外科クリニックは自由診療クリニックですので、給料がほかのクリニックに比べると高くなっています。
月収は35万円以上のところが多く、ノルマを達成し、インセンティブをガッチリもらえば、年収1000万円を稼ぐことも可能とされています。
有料老人ホーム
有料老人ホームも比較的給料が高めの職場です。夜勤に入れば年収500万円前後を稼ぐことができます。
「夜勤もやって500万円なら、それほど高くないじゃん!」と思うかもしれません。
確かに年収額だけを見ると、それほど給料が高いとは言えないのですが、有料老人ホームは医療行為が少なくいですし、介護士さんがいるので体力的にも楽なんです。
急性期病院に比べて、体力的にも精神的にも楽なのに、年収500万円と考えるとどうでしょうか?割がいいから給料が高いと感じませんか?
看護師の転職のよくある質問⑥ Q:志望動機は何を書くの?
看護師の転職のよくある質問、次は「志望動機は何を書くの?」という質問です。
看護師が転職する場合、履歴書には志望動機を書かなくてはいけません。
また、面接でも志望動機は必ず聞かれますよね。でも、志望動機って一体何を書けば良いのでしょうか?
A:志望動機はやる気をアピールする最大のチャンスですので、志望動機で熱意を伝えましょう。
志望動機は、希望の転職先に採用されるための最大のアピールチャンスです。
「私は、○○の理由があるから、その職場で働きたいです!」とアピールすることを意識しましょう。
志望動機に書くべきことは、以下の3点があります。
1.なぜその職場を選んだのか
2.その職場でどんな看護をしたいのか
3.そこで働くデメリットとその対策を分かっているのか
一例として、急性期病院へ転職する場合の簡単な例文をご紹介しますね。
「私は前職でも急性期病棟で働いていましたが、もっと急性期看護を深めたいと思い、高度で専門的な医療を行っていて、地域の中核病院の役割を担っている貴院で働きたいと考え志望いたしました。地域の中核病院ということで、貴院は多くの患者さんが受診・入院されていて忙しいとは思いますが、それだけ様々なことを経験できると思いますし、貴院ではたくさんの専門看護師や認定看護師の方が活躍されていますので、スキルアップできる良い機会だと考え、積極的に学んでまいりたいと思っております。貴院で積極的に学んで、患者さんへ専門的な看護を提供できるよう努力してまいります。」
また、志望動機は本やインターネットのサイトから丸写ししたようなものではNGです。
参考にしながらも、きちんと自分の言葉で述べるようにしましょう。
看護師の転職のよくある質問⑦ Q:未経験の分野でも転職できる?
看護師の転職のよくある質問の7つ目は、「未経験の分野でも転職できるの?」という質問です。
急性期病院から訪問看護ステーションへの転職、また循環器内科から整形外科への転職など、今まで経験したことがない分野や診療科へ転職したいけど、未経験でも採用されるのか不安になりますよね。
A:やる気をアピールすれば大丈夫ですよ!
未経験の分野や診療科へ転職したい場合でも大丈夫です。
もちろん、未経験だと経験者よりも不利になるでしょう。これは仕方がありません。どの職場も即戦力になる看護師を求めていますから。
でも、志望動機や面接でやる気をアピールすれば、未経験の不利を補うことができます。
なぜあえて未経験の分野や診療科を選んだのか、その理由をしっかり伝えてやる気をアピールすれば、採用に大きく近づくはずです。
また、未経験の分野や診療科へ転職する場合は、求人情報に「未経験者歓迎!」とか「未経験者可」と書かれているものを選ぶと良いですよ。
さらに、未経験の分野や診療科へ転職するなら、教育体制が整っているところを選ぶと、転職後に苦労せずに済むでしょう。
看護師の転職のよくある質問⑧ Q:楽な職場ってありますか?
看護師の転職のよくある質問の8つ目は、「楽な職場ってありますか?」という質問です。
看護師の仕事は激務ですから、少しでも楽な職場に転職したいという思いは当然のものですよね。
介護施設やデイサービス、健診センターが楽ですよ!
「楽な職場」というのは、体力的に楽という意味と精神的に楽という2つの意味がありますよね。
ここでは体力的に楽で、しかも精神的にも楽という2つの楽を兼ね備えた職場をご紹介します。
体力的に楽でしかも精神的にも楽な職場は、介護施設やデイサービス、健診センターです。
介護施設やデイサービスは、病院のように命の危機に瀕した人はいません。利用者さんの健康管理や内服管理が主な仕事になりますので、精神的に楽に働けます。
また、介護士さんがいますから、オムツ交換や入浴介助などの介護業務を看護師がする必要はありません。
健診センターは健康な人が健康チェックに訪れる場所ですから、「患者さんが急変した!」ということはまずありません。
また、健診センターの看護師は採血や心電図、身長・体重・血圧測定が主になりますので、力仕事はなく体力的に楽なんです。
ですから、楽な職場へ転職したい看護師さんは介護施設やデイサービス、健診センターへ転職すると良いでしょう。
看護師の転職のよくある質問⑨ Q:ブランクがあっても転職できる?
看護師の転職のよくある質問、次は「ブランクがあっても転職できるの?」という質問です。
結婚や出産などで一時的に看護師の仕事を離れていてブランクがある看護師さんは、復職することはできるのでしょうか?
A:ブランクがあっても転職できますが、ブランクが長い人は職場選びに気をつけましょう。
看護師の免許は一度取得すれば、一生更新の必要がありませんので、ブランクがあっても、また看護師として働くことができます。
ただ、ブランクがあると、不安になるのは看護技術や体力面ですよね。
今からご紹介するのは、あくまで目安になりますが、ブランク期間別によるおすすめの転職先をご紹介します。
ブランク3年未満=急性期病棟
ブランクが3年未満の人は、まだまだ看護技術も覚えているものが多いでしょうし、体力面でもそこまで不安はないでしょうから、急性期病棟へ転職しても大丈夫だと思います。
ブランク5年未満=療養型病棟
ブランクが5年未満の場合は、療養型病棟をおすすめします。療養型病棟は急性期病棟に比べて体力的に楽ですし、使う看護技術も少なめです。
ブランク10年未満=クリニック
ブランクが10年未満なら、クリニックはどうでしょうか?クリニックは日勤のみですので、夜勤が不安な看護師さんでも体調管理がしやすいですね。
また、病棟よりも使用する看護技術は限られていますので、やや長めのブランクがあっても転職することができるでしょう。
ブランクが10年以上=介護施設やデイサービス
ブランクが10年以上と長い場合は、医療施設ではなく介護施設やデイサービスへ転職することをおすすめします。
介護施設やデイサービスは医療行為がないので、ブランクが長い看護師さんでも、スムーズに仕事に慣れることができるはずです。
看護師の転職のよくある質問⑩ Q:転職の配属希望って叶うの?
看護師の転職のよくある質問、10個目は「配属希望って叶うの?」という質問です。
「整形外科で働きたい」、「私はICUで働きたいから転職する」、「救命救急センターで働くのが夢だった」という看護師さんは、どうやって配属希望を叶えれば良いのでしょう?
配属希望が叶わないなら、転職する意味がない場合もありますよね。
A:配属希望を確実に叶えるなら、転職サイトを使うと良いですよ!
配属希望を確実に叶えるためには、転職サイトを使って転職することをおすすめします。転職サイトを使わなくても、入職時に配属希望を出すことはできます。
でも、その配属希望は確実に叶うかはわかりませんよね。最終的には病院の判断に任せることになります。
もし、転職サイトを使うと、担当コンサルタントが病院側と配属交渉をしてくれますので、「この病院なら、確実に配属希望が叶う」という求人をピックアップしてくれるのです。
看護師の転職のよくある質問⑪ Q:採用試験って何をするの?
看護師の転職のよくある質問、次は「採用試験って何をするの?」という質問です。
看護師が転職するためには、採用試験を受けなければいけませんが、採用試験って一体どんなものなのでしょうか?
A:基本的には履歴書と面接です。
看護師の転職の採用試験は、基本的に履歴書を提出した後に面接を受けることになります。
そのため、採用の合否を決めるのは面接の比重がとても大きいので、面接対策をやっておくことが、転職成功の秘訣と言えるでしょう。
また、公立病院や大学病院などの大規模病院の場合は、履歴書と面接以外に、800字程度の小論文や適性試験を課すこともあります。
転職したい転職先の採用試験の内容はあらかじめきちんとチェックしておきましょう。転職先によっては、過去問を教えてくれることもあります。
看護師の転職のよくある質問⑫ Q:第二新卒でも転職できる?
看護師のよくある質問の12個目は、「第二新卒でも転職できるの?」という質問です。
1年目や2年目の途中で辞めてしまった第二新卒の看護師さんは、まだ一人前の看護師じゃないけど、転職できるかなと不安になりますよね。
A:第二新卒の看護師を採用している病院を中心に転職先を探しましょう。
第二新卒の看護師さんでも採用している職場は結構たくさんありますので、安心してくださいね。「一人前じゃないから転職先がない!どうしよう?}という事態にはなりません。
どこも看護師不足なので、看護師の確保に必死なのです。こういう時、看護師不足で良かったなと思えますよね。
第二新卒の看護師さんは「採用してくれるならどこでも良いや」とか「少しでも楽な職場で働きたい」と思っているかもしれませんが、教育制度が整っているところに転職してくださいね。
楽なところが良いのは分かりますが、第二新卒なのに楽なところで働いてしまうと、看護師として成長できません。
今はそれで良いかもしれませんが、あなたは「できない看護師」、「使えない看護師」のままですので、将来の転職先の選択肢が狭くなって、好条件のところに転職できなくなってしまうのです。
ですから、今が頑張り時です!第二新卒の看護師をたくさん採用している職場なら、先輩看護師が優しかったり、1人1人に合わせた指導をしてくれるところが多いですので、新卒で入職した職場よりも働きやすいはずですよ!
看護師の転職のよくある質問⑬ Q:みんな何回くらい転職しているの?
看護師の転職のよくある質問、最後は「みんな何回くらい転職しているの?」という質問です。これは気になりますよね。
一般的な看護師さんはみんな何回くらい転職しているのでしょう?何回転職をすると、悪い印象を与えてしまうのかを考えていきましょう。
A:平均回数は0~2回という統計結果が出ています。
看護師の転職回数は厚生労働省の看護職員就業状況等実態調査によると、0回が45.2%、1回が24.0%、2回が14.1%、3回が7.9%、4回が3.7%。5回が3.4%となっています。、
この統計結果から、看護師の平均の転職回数は0~2回と言えるでしょう。
ただ、転職回数は看護師の年齢や経験年数によって「多いか少ないか」と感じる回数は異なりますので、この0~2回はあくまで参考にしておきましょう。
ちなみに、「この人の転職回数は多いな」と思われない転職回数は、「あなたの年代の十の位―1」回です。
つまり、20代なら1回、30代なら2回、40代なら3回、50代なら4回ですね。
この回数を目安にしておくと良いでしょう。
まとめ
看護師の転職のよくある質問13個をまとめましたがいかがでしたか?
求人を探す方法や配属希望を叶える方法でも出てきましたが、看護師が転職するなら、転職サイトを使うと便利なんですよ。
転職サイトなら、日勤のみの職場や給料が高いが職場、楽な職場の求人を紹介してくれますし、志望動機のアドバイスもしてくれます。
さらに未経験の人やブランクがある人、第二新卒の人におすすめの求人も紹介してくれるんです!