老健の看護師が辞めたいと思うのはどんな時でしょう?また、老健を辞めたいと思った時の解決法はあるのでしょうか?
今現在、老健で働いていて辞めたいと悩んでいる看護師さん、これから老健で働きたいと思っている看護師さんは、必見の情報ですよ!
目次
老健の看護師が辞めたいと思う時=意外に夜勤回数が多い
老健の看護師が辞めたいと思う時は、意外に夜勤回数が多いことです。老健は介護施設です。介護施設って、看護師は日勤が中心で夜勤回数は少ないというイメージを持っている人が多いんですよね。
確かに特別養護老人ホームは夜勤はないのですが、老健は普通に2交代制の夜勤があるんです。しかもその夜勤回数が意外に多い。
一般病棟は基本的に月4回が夜勤回数の上限になっていますが、介護施設は特に決められていません。そのため、老健だと月に4回以上、5~6回は夜勤があるというところもあるんです。
しかも、夜勤中も看護師1人で何十人もの利用者さんを担当しますので、結構忙しいんですよね。あまり夜勤に入りたくないから老健を選んだのに、病棟勤務の時よりも夜勤回数が増えてしまったら、辞めたいと思うようになるのも仕方がありません。
老健の看護師が辞めたいと思う時=介護士との仲が悪い
老健の看護師が辞めたいと思う時の2つ目は、介護士との仲が悪い時です。これは、「介護施設あるある」だと思います。
「看護師が介護士を部下として扱う」、「介護士は、自分たちが主役で看護師は脇役なんだから、介護士の指示に従うように求める」。
こういうことは介護施設ではよくあることです。表面上は争っていなくても、水面下ではお互いに「フン!」と思っていることもよくあります。
あなたは介護士と仲良く協力して仕事をしたいと思っていても、そういう環境で働いていると、うまくいかずにストレスが溜まっていくのが現実です。
老健の看護師が辞めたいと思う時=介護士の能力が低い
老健の看護師が辞めたいと思う時の3つ目は、介護士の能力が低い時です。病院で患者さんの一番近くにいるのは看護師ですが、老健の場合は利用者さんの一番近くにいるのは介護士ですよね。
だから、利用者さんの異変に一番最初に気がつくのは介護士です。たとえば、熱がある利用者さんがいたとします。介護士がそのことに気づいた時、「○○さんの体が熱くて、元気がない気がします。」と報告されるとします。別に、間違ってはいないですよね。
でも、「○○さんの活気がなく、熱を測ったら38℃でした。悪寒や吐き気はないそうです。様子を見に行ってもらえますか?3点クーリングはしておきますか?」。
こんな風に報告されるのでは、どちらが良いでしょうか。もし、急ぎの仕事がなかったら最初の報告でも良いのですが、忙しい時にそういう曖昧な報告が続いたら、「だから?」って言いたくなりますよね。
介護士は介護職であって、医療職者ではありませんので、専門的な知識は必要ないのですが、こういうちょっとしたことが嫌になって辞めたいと思うこともあるんです。
老健の看護師が辞めたいと思ったら、どうすれば良いの?
老健の看護師が辞めたいと思ったら、どうすれば良いのでしょうか?悩み別に解決法を考えてみましょう。
夜勤回数が多い
夜勤回数が多くて、老健を辞めたいと思っている看護師さんは、師長に夜勤回数を減らしてもらえるように交渉しましょう。
老健は「日勤だけでOK」や「夜勤回数は応相談」などの条件に応募した常勤看護師が多いので、夜勤回数の希望を言わない人は、ドンドン夜勤回数を増やされてしまうことがあります。
ですから、あなたも夜勤回数を減らしてもらえるように交渉してください。交渉の時は、「夜勤回数が多くて、体調が悪いんです・・・」などちょっと大げさに訴えると良いですよ!
介護士との仲が悪い
これに関しては、あなた1人の力ではどうすることもできません。一度、師長や事務長と相談して、お互いの話し合いの場を設けてみるのは良いかもしれませんね。
ただ、個人的に仲が悪いのではなく、看護師グループVS介護士グループなどのように、職場全体で仲が悪い場合は、そういう雰囲気が根付いているので改善は難しいかもしれません。
介護士の能力が低い
介護士の能力が低いという場合は、あなたが中心になって、介護士さん向けの勉強会を開くなど介護士の能力の引き上げを行いましょう。
「活気がない場合はこういうところをチェックしてから報告してほしい」、「利用者さんのこの点に注意してほしい」など具体的に示すようにするんです。
看護師は看護・医療に関する専門職ですよね。ですから、看護師が持っている知識を介護士にシェアしてあげれば、問題は解決です!
ただ、夜勤回数を減らしてくれない、介護士との仲がどうしようもなく悪い、介護士に向上心がないなどの場合は、転職を考えてみるのも良いと思います。
転職を考えている人は転職サイトを使いましょう。夜勤回数を減らしてくれない場合は、夜勤回数が少なくてOKという老健や夜勤がない特別養護老人ホームが良いと担当者に伝えれば、それに合った求人を紹介してくれます。
また、介護士関係で悩んでいる人は、その旨を担当者に伝えて、介護士との関係性が良い、また向上心のある介護士が多いところを紹介してもらうと良いですよ!