看護師は産休・育休を取れない?パートは?求人選びの注意点10個!

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看護師は産休・育休を取れない可能性があります。

「え?女性の職場だから、産休・育休が取れないなんてことはないでしょ?」

「『産休・育休実績あり』って書いてある求人なら、産休・育休を取れるよね?」

産休・育休実績ありの職場に転職すれば、「妊娠しても安心だし、育児と仕事を両立しながら働ける」というわけではありません。

産休・育休実績ありの求人でも、希望通りに産休・育休が取れないことがあります。

妊娠・出産後にできるだけストレスなく、家庭・育児と仕事を両立させながら働くためにも、看護師が産休・育休実績ありの求人を選ぶ時の注意点をしっかり把握しておきましょう。

 

看護師の産休・育休を取れない問題を回避するための求人選びの注意点①:基本編

看護師が産休・育休を取れないという事態を回避するためには、求人選びが重要になります。

まずは求人選びの基本的な注意点から見ていきましょう。

求人に「産休・育休実績あり」と書かれていても、それをそのまま鵜吞みにしてしまうと、まさかの落とし穴にはまることがあります。

 

誰でも希望すれば取れるのか?

その職場で働く職員が産休や育休を取得したことが1度でもあれば、「産休・育休実績あり」となります。

つまり、「産休・育休取得を希望すれば、誰でも必ず取得できる」と確約しているわけではありません

求人票に「産休・育休実績あり」と書いてホワイトな職場であることをアピールするために、誰か1人だけ産休・育休を取らせた可能性もあります。

また、院長・師長のお気に入りの一部の人だけが産休・育休を取れるけれど、そうでない人はダメというケースもあります。

看護師が産休・育休の実績ありの求人を選ぶ時には、誰でも希望すれば産休・育休を取れるのかを確認しておきましょう。

 

パートでも実績はあるか?

産休・育休は労働者の権利ですので、常勤だけでなくパートでも取得することができます

ただし、パートの場合は、以下のような条件があります。

 

「子が1歳6か月に達する日までに、労働契約(更新される場合には、更新後の契約)の期間が満了することが明らかでないこと」

引用:育児休業や介護休業をすることができる有期雇用労働者について(厚生労働省)

産休・育休実績ありの求人を選ぶ時には、パート看護師も産休・育休を取得したことがあるかを調べておくと良いでしょう。

パート看護師でも産休・育休を取得したことがある職場は、パート看護師も大切にしてくれる職場ですし、常勤看護師も産休・育休を気兼ねなく取得できる職場、つまり働きやすいホワイトな職場ということになります。

 

1年以内でも取れるか?

転職後に早めに子供が欲しいと思っている看護師さんは、転職1年以内でも育児休暇を取れるかどうかを確認しておきましょう。

産休は労働基準法で定められていて、希望すれば転職後すぐでも必ず取得することができます。

育児休暇も基本的には希望すれば取得できるのですが、入社1年未満の労働者を育休の対象から除外するという労使協定がある職場は、転職1年以内は育休を取得できません

「転職後1年以内は絶対に妊娠しない!」と決めているならともかく、少しでも妊娠の可能性があるのであれば、転職後1年以内でも育児休暇を取れるのかを確認しておいたほうが安心です。

 

看護師の産休・育休を取れない問題を回避するための求人選びの注意点②:応用編

看護師が産休・育休を取れないという事態を回避するためには、求人選びで注意すべきことはまだあります。

産休・育休実績があっても、スムーズに産休・育休が取れて、スムーズに復帰できるかはまた別問題になります。

 

取りやすい雰囲気か

看護師の場合、産休・育休の取得実績があるかどうかよりも、産休・育休を取りやすい雰囲気かどうかのほうが重要かもしれません。

産休・育休は労働者の権利ですし、看護師は女性が多い職場ですから、産休・育休実績があるのは当たり前のことです。

でも、産休・育休をスムーズに、そして気持ちよく取得できる職場はそれほど多くはありません。

「え?こんなに人手不足なのに休むつもり?」

「職場の都合も考えずに妊娠したの?」

このようなことを言われる可能性すらあるのです。

「女の敵は女」と言われることもありますので、「女性が多い職場だから妊娠・出産・子育てに理解がある」なんて思ってはいけません。

産休・育休を取りやすい雰囲気かどうかは必ずチェックしておきましょう。

産休・育休から復帰した看護師が多いかどうかを確認すれば、取りやすい雰囲気かどうかはある程度分かるはずです。

 

育休からの復帰は強制されないか?

産休・育休実績ありの職場に転職を考えているなら、育児休暇からの復帰を強制されないかどうかを確認しておきましょう。

育児休暇の期間は、通常は「子が1歳になるまで」とされています。

あなたの子が1歳になるまで育児休暇を取っていたとしても、職場で人手不足になっていたら、

「人が足りないから早めに復帰して」

「いつまで休むつもりなの!もういいでしょ」

としつこく連絡してきて、プレッシャーをかけてくることもあります

もちろん、あなたは育児休暇をしっかりとる権利はありますが、何度も連絡が来たら、ゆっくり育児に集中できません。

また、復帰した時に「人手不足で大変だった時でも、あなたゆっくり休めてうらやましいわ」などと嫌味を言われて気まずくなるかもしれません。

だから、育児休暇中に早期復帰のプレッシャーをかけてこないか?半強制的に復帰させられないかなどを確認しておく必要があります。

 

復帰率は高いか?

産休・育休を取っても、育休復帰率が意外と低い職場があります。

この理由は次の3つが考えられます。

1.もともと育休を取って復帰せずに退職するつもりだった

2.職場から育休取って良いからそのまま退職するように言われた

3.育休中に復帰できないと感じた

育休は本来、職場復帰を前提とした制度ですが、育休から復帰するつもりがないのに、社会保険料免除や出産手当金・出産育児一時金・育児休業給付金などが出るから、育休を取って退職する人もいます。

そのほか、職場からそのように強制されることもあります。

子育てしている看護師は欠勤・早退が多くなりますし、時短勤務・夜勤や残業免除などの配慮をしなければいけないので、子育て中の看護師ではなく独身の看護師を雇いたいという職場があるのです。

そういう職場は、産休・育休をきっちり取って良いから、復帰せずにそのまま退職するように言ってきます。

また、出産前は育休後に復帰するつもりだったけれど、育児をしていて、「あ、これは復帰は無理だ」と感じて、復帰せずに退職するケースもあります。

育児休暇から復帰しない理由は3つありますが、共通していることは「育休復帰率が低い職場は、復帰しても働きにくさを感じる」ということです。

復帰後に気持ちよく働ける職場であれば、育休復帰率は高くなります。

逆に、働きにくい職場なら、育休復帰率は低くなります。

 

パートの方は、パートの看護師の復帰率を調べておきましょう。

 

だから、産休・育休実績ありの求人を選ぶ時には、復帰率も調べなければいけないのです。

 

2回目以降も取りやすいか?

産休・育休実績ありの求人を選ぶ時の注意点、7つ目は2回目以降も取りやすいかどうかです。

あなたは子供を何人ほしいですか?

2人以上ほしいと考えているなら、2回目以降も産休・育休を取りやすいかを調べておきましょう。

初めて産休・育休を取る時にはスムーズに取れても、2回目になると「また休むの?」、「この前復帰してきたばかりじゃない?」のように嫌味を言われたり、コソコソと陰口を言われることもあります。

せっかく転職するなら、2回目も3回目も気持ちよく産休・育休を取れるところが良いですよね。

 

看護師の産休・育休を取れない問題を回避するための求人選びの注意点③:その他関連するもの

看護師が産休・育休を取れないという事態を回避するための求人選びの注意点、最後は直接産休・育休には関係しているわけではないものの、産休・育休を取る予定で転職するなら、調べておくべき注意点3つを見ていきます。

 

産休前は夜勤免除になるか?

夜勤をやっている看護師は多いですが、産休前には夜勤は免除になるかどうかを確認して下さい。

妊娠中でも夜勤に入らなければいけない職場は意外とたくさんあります。

妊娠中の夜勤は早産・流産のリスクを増加させるという文献があります。

だから、妊娠を報告したら、夜勤を免除にしてくれる職場を選びましょう。

また、希望すれば、妊娠中は落ち着いて働ける部署に異動させてくれるかどうかも確認しておくと安心です。

 

育休復帰後の配属部署は?

総合病院などに転職を考えている看護師さんは、産休・育休実績ありの求人を選ぶ時には育休復帰後の配属部署についても、確認しておいて下さい。

育休から復帰する時の配属部署の希望は、おおむね2タイプに分かれると思います。

  • 夜勤や残業がない外来
  • 産休前のキャリアを継続できる部署

どちらのタイプでも、復帰する配属部署の希望が通るかどうかはとても重要です。

だから、産休・育休実績ありの求人を選ぶ時には復帰する時の配属部署の希望は通るのかを確認しておきましょう。

 

育児支援体制は充実しているか?

看護師が産休・育休実績ありの求人を選ぶなら、育児支援体制は充実しているのか?育休から復帰後は働きやすいのかなども確認しておくと安心です。

  • 院内保育所はあるか
  • 時短勤務は使えるか
  • 子の看護休暇は使えるか
  • 子育てに理解がある職場か
  • ママナースは多いか

ママナースが多いかどうかは重要です!ママナースが多ければ、それだけ子育て中でも働きやすいという証拠ですし、子供の病気で欠勤・早退する時も「お互い様」でフォローしあえます。

もちろん、休日数や残業時間、有給消化率、希望休の日数なども確認しておくと良いですね。

まとめ

看護師が産休・育休を取れない事態を回避するための求人を選ぶ時の注意点をしっかり把握しておけば、あなたはきっと妊娠・出産後も子育てしながら看護師として無理なく働き続けられるはずです。

ただ、10個を自分で調べるのは大変です。

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