看護師の志望動機はリハビリ専門病院で働きたい場合、どういうものが良いか悩んでいませんか?
リハビリ専門病院の採用がグッと近づく良い志望動機のポイントを例文を参考にしながら教えます!
看護師の志望動機、リハビリ専門病院で働きたいあなたの本音を教えて!
看護師の志望動機はリハビリ専門病院を志望する場合、どういうものが良いのでしょうか?
リハビリ専門病院の面接官に、「この人はリハビリ看護に向いているな!ぜひうちで働いてもらおう!」と思われるような志望動機を書くためには、まずあなたがどうしてリハビリ専門病院で働こうと思ったのかを明確にし、自分の中でしっかり把握しておかなくてはいけません。
急変や緊急入院なし&残業も少なめ
リハビリ専門病院は、基本的に状態が安定している患者さんがリハビリをするために入院していますので、急変はほとんどありません。
また、緊急入院はなく予定入院のみとなりますので、突然仕事が増えてバタバタすることが少ないんです。
突然仕事が増えることがなければ、残業することもなく、定時退勤することができますよね。また、医療行為が少なめですので精神的に楽というメリットもあります。
つまりリハビリ専門病院は、ゆとりを持って働くことができるんです。
チーム医療を実践できる&長期間継続した看護ができる
リハビリ専門病院では、医師と看護師だけでなく、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、管理栄養士、薬剤師など幅広い職種の人と連携をとりながら働きますので、チーム医療を実践することができます。
また、患者さんの入院期間は数ヶ月間と長いですので、1人1人の患者さんとじっくり向き合った継続的な看護をすることができます。
あなたがリハビリ専門病院を志望したのは、この「ゆとりを持って働ける」と「チーム医療&継続的な看護」の2種類の志望動機があったからですよね。
では、あなたの中でこの2種類の志望動機の比率ってどうなっていますか?
「ある程度楽で残業が少なくて、ゆとりを持って働きたいなぁ」という考えが最初にあって、その条件を満たす職場の中にリハビリ専門病院があった。
そして、「リハビリ看護は患者さんと継続的に関われるし、チーム医療にも興味がある」と思って、リハビリ専門病院を志望したのではないでしょうか?
つまり、「ゆとりを持って働ける」60%、「チーム医療&継続的な看護」40%程度の比率で、「ゆとりを持って働ける」の理由のほうがあなたの中では譲れない条件ということになります。
これがあなたのリハビリ専門病院を志望する正直な気持ちです。
では、あなたの正直な気持ちを包み隠さずに伝えたら、リハビリ専門病院に採用してもらえる志望動機になるのでしょうか?
看護師の志望動機、リハビリ編 悪い例文1
看護師の志望動機はリハビリ専門病院を志望する場合、正直な気持ちを包み隠さずに表現したら、即採用が決まるような良い志望動機となるのでしょうか?
あなたがリハビリ専門病院で働きたい正直な気持ちは、「ゆとりを持って働ける」60%、「チーム医療&継続的な看護」40%でした。
この比率で、譲れない条件である「ゆとりを持って働ける」を先に書き、包み隠さずに表現した例文をご紹介します。
正直な気持ちを包み隠さずに表現した例文
「前職では急性期病棟で働いてまいりましたが、重症な患者様が多く、1つ1つの医療行為に不安を感じ、精神的なプレッシャーを感じていました。また、緊急入院や緊急オペ、急変も日常茶飯事でしたので、毎日残業があるのが当たり前で、家事や育児がおろそかになっていることに悩んでおりました。貴院はリハビリ専門病院で医療行為は少なめですので、精神的なプレッシャーはありませんし、イレギュラーな仕事が発生しにくく、残業が少ないと伺っておりますので、ぜひ貴院で働かせていただきたいと思い志望いたしました。私は以前からチーム医療に興味を持っておりましたので、貴院が理学療法士や作業療法士、管理栄養士など多職種でのチーム医療を実践していることにも魅力を感じました。ぜひ貴院で働かせていただき、急性期病棟ではできなかった1人1人の患者様とじっくり向き合った看護を目指していきたいと思っております。」
この例文の2つのダメ要素とは何?
この例文はリハビリ専門病院に不採用になるダメ要素が2つ含まれています。ダメ要素2つとは何か、あなたはわかりましたか?
「ゆとりを持って働ける」が目立っているため、リハビリ看護への意気込みをアピールできていない
この例文は正直な気持ちの「ゆとりを持って働ける」60%、「チーム医療&継続的な看護」40%で書いていますが、「ゆとりを持って働ける」の比率がもっと高いように感じませんか?
「ゆとりを持って働ける」は待遇の理由、「チーム医療&継続的な看護」はやりがいの理由ですよね。
志望動機では、待遇の理由はやりがいの理由よりもインパクトが強く印象に残りやすいので、「ゆとりを持って働ける」は10%増で聞こえます。
そのため、「ゆとりを持って働ける」60%、「チーム医療&継続的な看護」40%で書いても、「ゆとりを持って働ける」70%、「チーム医療&継続的な看護」30%の印象となるんです。
さらに、例文では「ゆとりを持って働ける」を先に書いていること、包み隠さずストレートに伝えていることで、それぞれ10%ずつ計20%も「ゆとりを持って働ける」の印象が強くなります。
そのため、例文では「ゆとりを持って働ける」60%、「チーム医療&継続的な看護」40%で書いているのに、「ゆとりを持って働ける」90%、「チーム医療&継続的な看護」10%の印象となります。
リハビリ看護へのやる気をアピールすべき「チーム医療&継続的な看護」の印象が10%しかなかったら、リハビリ看護への意気込みなんてアピールすることができませんよね。
それどころか、「この看護師さんは、リハビリの看護が楽だと思ってるでしょ?リハビリ専門病院の仕事を舐めてるんじゃないの?」と悪い印象を持たれてしまうんです。
そのため、リハビリ専門病院の志望動機は正直な気持ちを包み隠さずに伝えるのはダメなんです。
リハビリ専門病院の欠点に言及していない
この例文では、リハビリ専門病院の欠点の言及していません。
リハビリ専門病院の欠点を志望動機で言及するのは、採用と無関係のように思えますが、実は欠点を理解していると伝えることで、採用をグッと引き寄せることができるんです。
リハビリ専門病院の欠点は、力仕事が意外と多いことです。介護士さんが病棟に配置されていても、介護施設のように介護士さんに任せきりというわけにはいかないんです。
また、リハビリを積極的に行わない患者さんへの精神的なケアは大変なこともあります。
そして、医療行為が少ないという利点は、「看護技術を使う機会がない=せっかく習得した技術を忘れてしまうかもしれない」という欠点に感じる看護師さんもいるでしょう。
もし、これらのリハビリ専門病院の欠点を理解していない看護師さんがリハビリ専門病院に入職したらどうなるでしょう?
「え~?介護士さんがいるのに、意外と力仕事が多くて疲れるんだけど。しかも、やる気のない患者さんも多いし。看護技術を使う機会も少ないから、このままだと一般病棟に戻れないかも。早めに辞めちゃおうかな。」と思うかもしれませんよね。
面接官は長く勤めてくれる人を採用したいと思っていますので、すぐに退職するリスクがある人は採用しません。
そのため、リハビリ専門病院の欠点について言及していないと、「この看護師さん、リハビリ専門病院の欠点を知らないかもしれないな。もしそうだったら、すぐに辞めちゃいそうだから、採用は見送ろう。」と面接官が考える可能性があるんです。
ですから、リハビリ専門病院の欠点を理解し、さらにその欠点への対策を考えていることを伝えて、「長く勤めます!」とアピールしなくてはいけないんです。
正直な気持ちを包み隠さずに伝えたことと、リハビリ専門病院の欠点に言及していないことが、この例文のダメ要素2つでした。
では、このダメ要素2つをどうやって解消すればよいのか、解消方法を考えていきましょう。
看護師の志望動機、リハビリ編 悪い例文2
看護師の志望動機でリハビリ専門病院を志望するなら、正直な気持ちを包み隠さず伝えると、「ゆとりを持って働ける」のインパクトが強く、リハビリ専門病院への意気込みが伝わりませんでした。
また、リハビリ専門病院の欠点に言及していないこともダメでしたよね。では、このダメ要素2つの解消方法を考えていきましょう。
リハビリ専門病院を志望する正直な気持ちは、「ゆとりを持って働ける」60%、「チーム医療&継続的な看護」40%でしたね。
正直な気持ちを伝えると、「ゆとりを持って働ける」のインパクトが強いなら、「ゆとりを持って働ける」を志望動機から抜いてしまったらどうでしょうか?
「ゆとりを持って働ける」0%、「チーム医療&継続的な看護」100%の構成にするんです。そうすれば、リハビリ専門病院への意気込みが存分に伝わりそうですよね。
そして、リハビリ専門病院の欠点に言及すれば、良い志望動機になると思いませんか?
「ゆとりを持って働ける」0%、「チーム医療&継続的な看護」100%の構成で、リハビリ専門病院の欠点に言及した例文をご紹介します。
「ゆとりを持って働ける」0%、「チーム医療&継続的な看護」100%&リハビリ専門病院の欠点に言及した例文
「今までクリニックで働いてまいりましたが、患者様とじっくり向き合った看護がしたい、患者様に寄り添い一緒に歩んでいくような看護をしたいと考え、リハビリ専門病院である貴院を志望いたしました。また、貴院では全人的な医療・人権を尊重した医療を理念に掲げ、理学療法士や作業療法士といった多職種の方と連携をとりながらチーム医療を実践していらっしゃることにも魅力を感じております。リハビリ看護における精神的なケアの重要性を理解し、患者さん1人1人に寄り添った看護を行って、患者さんの機能回復やADL向上のためのお手伝いをし、リハビリ生活を支えていきたいと思っております。リハビリ看護の経験はありませんが、貴院の院内研修に積極的に参加してリハビリ看護を学び、長く勤めていく所存です。」
2つのダメ要素は解消することができたの?
この例文では、1つ目の例文に含まれる2つのダメ要素を解消できたのでしょうか?
「ゆとりを持って働ける」が目立って、リハビリ専門病院への意気込みをアピールできないことは解消された?
この例文は「ゆとりを持って働ける」0%、「チーム医療&継続的な看護」100%の比率ですから、「ゆとりを持って働ける」が目立つことも、強いインパクトを与えることも絶対にありません。
また、なぜリハビリ専門病院で働きたいのか、リハビリ専門病院の中でもなぜその病院を選んだのかを伝えていることで、意気込みをアピールできています。
リハビリ専門病院の欠点に言及している?
リハビリ専門病院の欠点は、力仕事が多いことやリハビリにやる気がない患者さんの精神的なケアが大変なことがあること、習得した看護技術を忘れる可能性があることです。
力仕事が多いことは、「患者さんの機能回復やADL向上のためのお手伝いをしたい」と伝えることで、ADLが低い患者さんが多いから移動介助やトイレ介助などの力仕事が多いことを理解していると伝えています。
そして、「リハビリ生活を支えていく」などのワードで、「力仕事が多いけど、それがリハビリ専門病院の看護師の仕事だし、私はその仕事がしたい」と欠点への考え方を伝えています。
また、「精神的なケアの重要性を理解し」でリハビリ看護は患者さんの精神的なケアが大変であるという欠点があることを知っていると述べています。
その上で「患者様に寄り添い一緒に歩んでいくような看護」、「患者さん1人1人に寄り添った看護を行って」で、それでも患者さんとしっかり向き合って看護をするつもりであると欠点への対応策を説明しています。
看護技術が衰えてしまう可能性があることについては、「患者さんの機能回復やADL向上のためのお手伝い」というワードで、医療行為ではなくリハビリが主な仕事内容であることを理解していると伝えています。
そして、「長く勤めます」でリハビリ専門病院で長く勤めるので、急性期病棟には戻るつもりはないこと、習得した看護技術が衰えてもそれほど困らないことを伝えられていますよね。
このように欠点を理解し、それへの対処法を考えていることを伝えれば、面接官は「この看護師さんはリハビリ専門病院のことをよく知っているから、長く勤めてくれるな」と思って、採用を前向きに考えてくれるでしょう。
リハビリ専門病院の欠点を伝える時のポイントは、オブラートに包んで伝えることです。
欠点を率直に伝えると、ただ単にリハビリ専門病院の欠点を指摘しているだけの悪口になり、面接官に悪い印象を持たれてしまうのです。
欠点について率直に言及すると、「リハビリ専門病院は力仕事が意外と多いし、やる気がない患者さんのケアは大変で、看護技術を使う機会がなく今まで身につけた技術が衰えてしまう可能性があると思います。
でも、リハビリ専門病院では力仕事ややる気のない患者さんのケアが看護師の仕事の1つですし、急性期病棟には戻るつもりがないので、看護技術が衰えても気にしません。」となります。
「いや、確かにそのとおりだし、この看護師さんはデメリットの対策もバッチリなんだけど、こういう言い方をする人はちょっと人格的に問題があるよね。
患者さんや同僚の看護師さんとトラブルを起こすかもしれないから、採用は見送ろう。」と面接官は思うはずです。
そう思われたら、どんなに「欠点を理解しているし、それへの対処法があるから、すぐに辞めることはありません!」とアピールしても、採用は遠のいてしまうのです。
これで1つ目の例文のダメ要素は解消することができました。「じゃあ、この例文なら、リハビリ専門病院に採用してもらえるよね!」と喜んだあなたはちょっと冷静になってください。
1つ目の例文のダメ要素は解消できました。でも、実は2つ目の例文にはもう1つのダメ要素が含まれているんです。
この例文のもう1つのダメ要素って何?
この例文は、リハビリ専門病院への意欲をしっかりアピールできていますので、一見とても良い例文に思えますよね。
でも、志望動機を読むのは採用のプロである面接官ですので、「一見」とても良い例文でも、ごまかしが利かず、裏の裏まで見透かされてしまうのです。
「一見」とても良い例文は、よく見ると良い例文ではないということです。なぜ、よく見ると良い例文ではないのでしょうか?
それは、「ゆとりを持って働ける」の理由にまったく触れていないからです。面接官はリハビリ専門病院を志望する看護師が、「チーム医療&継続的な看護」の理由だけではなく、「ゆとりを持って働ける」の理由を持っていることを知っています。
それなのに、「ゆとりを持って働ける」にはまったく触れない志望動機を用意したら、「この看護師さん、嘘ついてるでしょ。志望動機に多少の嘘が混ざるのは仕方がないことだけど、この看護師さんはやりすぎ。こういう人は、信用できないんだよね。」と面接官は思うでしょう。
「信用できない」と思われたら、志望動機の内容もあなた自身のことも疑われてしまいます。ですから、志望動機の中でいくらリハビリ専門病院への意欲を伝えても、無駄な努力に終わってしまうのです。
ですから、「ゆとりを持って働ける」0%、「チーム医療&継続的な看護」100%の志望動機はダメなのです。
看護師の志望動機、リハビリ編 良い例文
看護師の志望動機でリハビリ専門病院に採用されるためには、どんなポイントに注意して志望動機を書けば良いのでしょうか?
ここまで2つのパターンの悪い例文をご紹介してきましたので、それぞれのダメ要素を思い出して、それを参考に良い志望動機を考えてみましょう。
まず、1つ目の例文では、正直な気持ちである「ゆとりを持って働ける」60%、「チーム医療&継続的な看護」40%を包み隠さずに述べ、譲れない条件の「ゆとりを持って働ける」を先に書いたことで、「ゆとりを持って働ける」が強調されて、リハビリ専門病院への意気込みを十分にアピールすることができませんでした。
また、リハビリ専門病院の欠点に言及していないのもダメでしたよね。
2つ目の例文では、リハビリ専門病院への意気込みをアピールしようとやりすぎて、「ゆとりを持って働ける」0%、「チーム医療&継続的な看護」100%の比率にしたことで、志望動機の内容を疑われてしまいました。
では、この反省点を踏まえて、良い例文のポイントを考えてみましょう。まずは比率です。
正直な気持ちではリハビリ専門病院への意気込みのアピールが不十分、「ゆとりを持って働ける」0%、「チーム医療&継続的な看護」100%だと、疑われるんですよね。
それなら、「ゆとりを持って働ける」は少しだけ残す形の「ゆとりを持って働ける」20%、「チーム医療&継続的な看護」80%の比率に整えてあげましょう。
2つ目の例文を読んでわかったと思いますが、志望動機では嘘をついて自分をよく見せようとする必要はありません。
ただ、志望動機の比率を面接用に少しだけ整えてあげれば良いんです。比率を整えてあげるだけなら、嘘をついたことになりませんから、面接官も良い印象を持つはずですよね。
そして、「チーム医療&継続的な看護」を先に書いて、「ゆとりを持って働ける」はオブラートに包んで伝え、リハビリ専門病院の欠点に言及すれば、今までのすべてのダメ要素を解消でき、良い志望動機となるはずです。
「ゆとりを持って働ける」20%、「チーム医療&継続的な看護」80%&書く順番に注意&オブラートに包む&リハビリ専門病院の欠点に言及した例文
「今まで急性期病棟で働いてまいりましたが、もっと患者様に寄り添った看護をしたい、患者様と共に一歩一歩歩んでいくような看護をしたいと考え、リハビリ専門病院である貴院を志望いたしました。貴院では理学療法士や作業療法士をはじめ、栄養士や薬剤師、介護福祉士など多職種で密な連携をとって、患者様へ最善の医療を提供していると伺っておりますので、チーム医療を実践できるという点にも魅力を感じました。リハビリ看護の経験はありませんが、貴院は中途採用者にプリセプターをつけてくださるとのことですし、自分でもしっかりリハビリ看護を学び理解して、患者様のADL向上や機能回復のお手伝いをすると同時に、精神的なケアも行うことで患者様を支えていきたいと思っております。また、貴院では既婚者の看護師の方が多く活躍していて、働きやすい職場だと伺っておりますので、私もワークライフバランスをとりながら、長く勤めてまいりたいと思っております。」
今までのダメ要素はすべて解消できた?
この例文では、今までの問題点はすべて解決することができたのでしょうか?
「チーム医療&継続的な看護」から書き始めたことは、例文を読んですぐにわかったと思いますので、そのほかのダメ要素を解消できたかをチェックしていきましょう。
信頼を勝ち取りつつ、リハビリ専門病院への意気込みをアピールできた?
この例文では、「ゆとりを持って働ける」20%、「チーム医療&継続的な看護」80%で書いていますが、「この看護師さんは、本当にリハビリ専門病院で働きたいんだな」と感じたのではないでしょうか。
1つ目の例文の解説でもお話しましたが、志望動機の中で待遇の理由はやりがいの理由よりも印象に残りますので、「ゆとりを持って働ける」は本来よりも10%増での印象となります。
でも、この例文では、「チーム医療&継続的な看護」を先に書いているので、「ゆとりを持って働ける待遇&楽」の印象を10%減らすことができ、「ゆとりを持って働ける」をオブラートに包んで表現しているので、印象をさらに10%減らすことができているんです。
ですから、「ゆとりを持って働ける」20%、「チーム医療&継続的な看護」80%で書いても、例文だと「ゆとりを持って働ける」10%、「チーム医療&継続的な看護」90%の印象が残るのです。
「チーム医療&継続的な看護」が90%あれば、リハビリ専門病院への意気込みをしっかりアピールすることができますよね。
また、「ゆとりを持って働ける」も10%だけ印象が残りますので、面接官に「この人は嘘をついていないな。信用できるな。」と判断されます。
信用できると思われれば、志望動機の内容を信じてもらえますから、リハビリ専門病院への意気込みを疑われることはありません。
また、なぜリハビリ専門病院で働きたいのか、なぜそのリハビリ専門病院を選んだのかを伝えることも、意気込みのアピールに繋がっています。
「ゆとりを持って働ける」はオブラートに包めている?
「ゆとりを持って働ける」は「既婚者の看護師の方が多く活躍していて、働きやすい職場だと伺っておりますので、私もワークライフバランスをとりながら、長く勤めたい」と表現しています。
これを包み隠さず伝えると、「医療行為が少なく精神的に楽ですし、残業が少ないですので、プライベートを重視して働くことができると伺っていますので、私もプライベートを重視して長く働きたいと思っています。」となります。
同じ事を伝えているのに、包み隠さずに伝えた表現とオブラートに包んだ表現では印象がまったく違いますよね。
もちろん、オブラートに包んだ表現のほうが採用担当者に好印象をもらえますし、志望動機の中の「ゆとりを持って働ける」の印象を10%減らすことができますので、「ゆとりを持って働ける」は必ずオブラートに包んであげてください。
リハビリ専門病院の欠点に言及している?
リハビリ専門病院の欠点は、力仕事が多いことやリハビリにやる気がない患者さんの精神的なケアが大変であること、看護技術が衰える可能性があることでしたよね。
力仕事が多いことについては、「患者様のADL向上や機能回復のお手伝いをする」というワードで、ADLが低下した患者さんが多く、移動介助など力仕事が多いことを理解していると述べています。
また、「患者様のADL向上や機能回復のお手伝いをする」というワードや「リハビリ看護を理解し」で、「リハビリ専門病院の看護師の仕事はそういうものだし、私はそのような仕事がしたい」とその欠点への対処法を伝えられています。
そして、患者さんの精神的なケアについては、「精神的なケアも行うことで患者様を支えていきたい」というワードで、リハビリ看護は精神的なケアが重要だし、難しい部分があると理解していると伝えています。
さらに、「患者様に寄り添った看護をしたい、患者様と共に一歩一歩歩んでいくような看護をしたい」というワードで、「大変なこともあるけど、それでも患者さんと向き合い、しっかりケアをしたい」という欠点への考え方を説明していますね。
習得した看護技術を忘れるリスクは、「患者様のADL向上や機能回復のお手伝いをする」というワードで、リハビリがメインで医療行為が少ないことを理解していると伝え、「長く勤めたい」でリハビリ看護を長くやっていくので、看護技術が衰えても、リハビリ看護の経験を積んでいければOKと伝えられています。
このように伝えれば、「リハビリ専門病院のことを正しく理解しているし、熱意を感じるから採用してみるか!」と面接官は思うはずです。
これでようやくリハビリ専門病院の良い志望動機が完成しました。この例文なら、リハビリ専門病院への採用がグッと引き寄せられるはずです。
<リハビリ専門病院の良い志望動機のポイント>
・「ゆとりを持って働ける」20%、「チーム医療&継続的な看護」80%で書く
・「チーム医療&継続的な看護」を先に書く
・「ゆとりを持って働ける」はオブラートに包んで
・リハビリ専門病院の欠点について言及する
ここまで読んでも、やっぱり良い志望動機を書く自信がないという人もいますよね。
そういう場合は、転職サイトを使って、担当者に志望動機について相談してみましょう。
担当者は看護師を転職させた経験が豊富ですので、志望動機の良いアドバイスをくれますよ!
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