新人看護師は夏休みを取れない。
そう思い込んでいませんか?
確かに、新人看護師は夏休みを取りにくい雰囲気がある職場は存在します。
でも、新人看護師だって夏休みを取ることはできます!
新人看護師が夏休みを確実に取るための3つの注意点を知れば、新人看護師でも夏休みを思いっきり楽しむことができるはずです。
目次
新人看護師が夏休みを取れないと心配しないで!新人でも夏休みを取ってOK!
「新人看護師は夏休みを取れないらしい・・・」
こんな不安を抱いている新人看護師さんは少なくありません。
毎日が辛くて辛くて、今すぐ逃げ出したいと思っている新人看護師さん、ストレスが溜まりまくっている新人看護師さんは、夏休みが楽しみで仕方がないと思います。
夏休みは久しぶりの長い連休だから、思いっきり息抜きをしたい!仕事のことを忘れてはしゃぎたいと思っているのではないでしょうか?
でも、その不安は不要です!新人看護師でも夏休みを取って良いんですよ!むしろ、取らなければいけません。
人手不足が深刻で、スタッフが夏休みを取っていると、どうしてもシフトを回せないという場合は、夏休みが取れない可能性はあります。
でも、その場合は新人看護師だけでなく、先輩看護師も取れません。
だから、「新人看護師だけ夏休みが取れない」ということはありません。
夏休みを取らないと、師長が「職員に夏休みを与えない管理職」になってしまいますので、師長に迷惑がかかることになるかもしれないんです。
だから、新人看護師も夏休みをきちんと取りましょう。
新人看護師が夏休みを取れない理由は先輩の目が怖いから
新人看護師は夏休みを取れないとされる理由は何でしょうか?
「新人看護師は夏休みを取れない」という理由を分析すれば、新人看護師が夏休みを取る時の注意点が見えてきます。
原因①:先輩看護師の中には古い考えの人がいる
現在は働き方改革が進み、「新人看護師だって夏休みはきちんと取ろう」という職場が増えていますが、一昔前は「新人が夏休みを取るなんてとんでもない」という職場も多くありました。
先輩看護師の中には「私たちの頃は新人が夏休みなんてあり得なかった」という古い慣習に縛られた考えを持っている人がいます。
そういう先輩看護師が、新人看護師に対して無言の圧力をかけてくるんです。
原因②:新人看護師には遠慮と不安がある
新人看護師側にも「夏休みが取れない」原因があります。
新人看護師側の原因とは、遠慮と不安です。
仕事ができなくて、毎日先輩に怒られている新人看護師が、堂々と夏休みを取ってしまったら、生意気だと思われたり、「新人のくせに!」と思われたらどうしようと心配になってしまうと思います。
先輩看護師ににらまれて、仕事がやりにくくなるなら、夏休みをとらない方が良いのかもと悩むこともあるのではないでしょうか。
その気持ち、すごくよくわかります。私も、「夏休み取りたいけど…。先輩看護師の手前、自分で夏休み希望を出して良いんだろうか?」と悩みましたから。
新人看護師にはこのような遠慮・不安があるので、「新人看護師は夏休みを取れない」と思い込んでしまうんですね。
解決法:先輩看護師に配慮すれば新人でも夏休みを取れる
新人看護師が夏休みを取れない原因は、先輩看護師の無言の圧力と新人看護師の遠慮・不安にあります。
それなら、先輩看護師に配慮すれば、新人看護師は夏休みを取ることができるということになります。
先輩看護師に配慮すれば、「新人のくせに夏休みを取るなんて」と思われにくくなります。
無言の圧力をかけてくる怖い先輩にも「夏休みを取ってるけれど、新人としての分をわきまえてるな」と思ってもらえるはずです。
新人看護師が夏休みを取るために、先輩看護師にどんな配慮をすれば良いのかは、ここから説明する3つの注意点で説明していきます。
新人看護師の夏休みを取れない不安を解決する3つの注意点
新人看護師の夏休みを取れないという不安を解決するためには、次の3つの注意点に踏まえて夏休みを取りましょう。
3つの注意点を守れば、怖い先輩看護師への配慮ができますので、夏休みを取っても睨まれることはないはずです。
夏休みを取る時期には要注意
夏休みを取る時期には注意しなければいけません。これをミスしてしまうと、先輩看護師に睨まれることになります。
新人看護師が夏休みを取るなら、先輩看護師と重ならない時期にしましょう。つまり、人気がない時期に夏休みを取るんです。
病院によっても異なりますが、基本的に夏休みは7~9月の3ヶ月間の中で取ることになると思います。
この期間の中で一番人気は8月のお盆の時期ですね。次に人気なのは、9月のシルバーウィークや7月の海の日の連休だと思います。
この時期は、夏休みを取りたいと思う先輩看護師が多いので、新人看護師はこの時期に夏休みの希望を出すのは止めましょう。
また、先輩看護師の夏休み希望が出そろったのを見極めて、それから先輩看護師と重ならないように、夏休みの希望を出すようにしてください。
同期と同じ時期に夏休みを取るのは諦めよう
せっかくの夏休み、同期の仲良しグループで休みを合わせて、どこかに旅行に行きたい!と考えている人もいるかもしれません。
でも、同じ部署の新人看護師同士で夏休みを合わせるのはNGです。
夏休みの時期は、まだ独り立ちしていない新人看護師も多いと思います。
たとえ、独り立ちしていても、まだ一人前ではありませんので、さりげなくフォローしてくれる先輩看護師が同じシフトにいるはずです。
それなのに、新人看護師が2人以上同じ時期に長期間休んでしまうと、フォロー役の先輩看護師のシフトを調整するのが大変なんです。
ですから、1日だけ休みを合わせるならともかく、新人看護師同士で夏休みを丸々合わせるのは止めた方が無難です。
冠婚葬祭の時は、師長やチームリーダーに相談
新人看護師の夏休みは、人気が集中する時期にとるのは止めるべきですが、それでも冠婚葬祭で人気の時期に休まなくてはいけないこともありますよね。
初盆や結婚式などです。冠婚葬祭で夏休みの人気の時期に休みたい時には、夏休みの希望を出す前に、しっかり根回ししておきましょう。
師長とチームリーダー、プリセプターに「この日に結婚式があるのですが、お休みをいただいても良いんでしょうか?」と相談してから、休み希望を出せば、他の先輩看護師からにらまれるリスクは低くなります。
なぜなら、あなたの夏休み希望を見た先輩看護師が「あの子、お盆の時期に休みとってるよ。常識ないね。」といううわさ話をしていても、それを聞いた師長やチームリーダーなどが、「でも、相談してくれたよ。結婚式なんだって。結婚式なら仕方ないよね。」とフォローしてくれると思います。
新人看護師は夏休みを取れない不安があるなら、夏休み後の周囲への気遣いを忘れずに!
新人看護師は夏休みを取れない不安があるなら、夏休みをもらった後は周囲への気遣いも忘れないようにしましょう。
夏休みから復帰した時は、休憩室に「夏休み、ありがとうございました」というメモ書きを添えて、お土産を置いておきましょう。
別に豪華なものでなくても構いません。旅行先や実家のある地域のカンタンな銘菓でOKです。
また、これはその病棟の文化によるとは思うのですが、夏休み明けの最初の勤務日は、申し送りの前に、みんなの前で「夏休みありがとうございました」と挨拶することがあります。
先輩看護師が、そのような挨拶をしていたら、あなたも挨拶しておきましょう。学生時代には考えられないような気遣いだと思いますが、社会人&看護師って面倒臭いものなんです。
でも、この気遣いをやっておくと、先輩看護師から「礼儀正しくて、かわいい新人看護師」と思ってもらえて、丁寧に指導してくれたり、さりげなくフォローしてもらえることがありますので、間違いなく得になるんです。
まとめ
新人看護師は夏休みを取ってよいのですが、注意すべきことと気遣いは忘れずに、細心の注意を払って、夏休みの時期を決めましょう。
でも、夏休み中は思いっきり楽しんで、リフレッシュしてくださいね。
もし、「新人看護師は夏休みは遠慮すべきでしょ!」というとんでもなくブラックな職場だったり、冠婚葬祭なのに「その時期に夏休みを取るなんて非常識!」と言われるような職場なら、転職を考えても良いかもしれません。
夏休みは新人看護師でも取るべきものですし、冠婚葬祭なのに休みたい時期に休めない職場なんて、これからもいろいろ嫌なことがたくさん出てくるはずですし、来年以降も夏休みを取れないかもしれないですよね。
それなら、「新人看護師だって夏休みをちゃんと取ってね!」という職場で働いたほうが良いと思いませんか?
新人看護師が転職を考えるなら、転職サイトを使うと良いですよ。転職サイトなら、あなたの希望に合った職場で、しっかり休めるところを紹介してくれるんです。