新人看護師が半年で転職したいと思ったらどうすれば良いのでしょうか?
入職直後は無我夢中で仕事を覚えていたけど、半年経つと余裕が出てきて、周囲を冷静に見れるようになります。
そうすると、「転職しようかなぁ」と考える新人看護師さんが多いんです。
半年で転職したいと思ったらどうすれば良いのか考えてみましょう。
新人看護師が半年で転職するメリットとデメリット
新人看護師が半年で転職するメリットとデメリットを考えてみましょう。まずはメリットからです。
新人看護師が半年で転職するメリット
新人看護師が半年で転職するメリットは、入職後半年経つと基本的な仕事ができるようになるので、転職先の選択肢が増えることです。
入職後半年経つと、常に先輩看護師とペアになって逐一チェックされながら仕事をするのではなく、「報・連・相」は徹底しつつも、ある程度1人で仕事をするようになると思います。
1人で基本的な仕事ができるようになれば、転職後も戦力としてある程度計算できるようになるので、採用される確率が高くなります。
また、病院によっては夜勤にも入って、夜勤中も1人で仕事をして完全に独り立ちしている場合もありますよね。
その場合は、転職先で戦力としてさらに計算できるようになるので、採用される確率がその分高くなるんです。
もう1つのメリットは、半年で転職すれば、次の新人看護師が入職してくるまでに半年ありますので、それまでに仕事に慣れることができる点です。
転職時期と転職先の仕事内容によっては、次の新人さんと同じような研修を受けて、完全な新人看護師として扱われる可能性があります。
たとえば、1月頃に手術室から病棟へ、または療養型病棟からICUへなど今までとはまったく違う職場に転職した場合、4月からもプリセプターがガッチリついて、新人看護師と同じ研修や勉強会に参加しなければならないこともあるんです。
転職したとはいえ2年目の看護師なのに、新人看護師と同じように扱われるのはちょっと嫌ですよね。
でも半年で転職すれば、4月までに仕事に慣れることができますので、そういう心配はありません。
新人看護師が半年で転職するデメリット
新人看護師が半年で転職するデメリットは、新人看護師であることをアピールしないときちんと指導してもらえない可能性があることです。
いくら独り立ちしていても、まだまだできないこと、わからないことが多いですよね。だって、新人看護師ですから。
でも、採用されたいがために「独り立ちしてます!」とアピールしすぎると、新人看護師に合った指導をしてもらえないことがあるんです。
また、冬のボーナスがもらえないことも半年で転職するデメリットです。冬のボーナスは何ヶ月分支給されますか?たとえば、冬は2ヶ月分支給される場合、あなたの基本給×2=約40万円を捨てることになるんです。
40万円はとても大きいですよね。それを捨ててしまうのはもったいないと思いませんか?
新人看護師が半年で転職したいと思ったら=師長や先輩に相談してみよう
新人看護師が半年で転職したいと思ったら、どうすれば良いのでしょう?
新人看護師が半年で転職するメリットとデメリットを見て、メリットとデメリットのどちらの比重があなたの中で大きかったですか?
デメリットが大きいと感じた人もいるでしょうし、メリットはとても魅力的だけど、できれば転職は避けたいという人もいるでしょう。
そういう人は、転職する前に師長に相談してみましょう。プリセプターでもかまいません。
なぜあなたが転職したいと思っているのか、転職したい理由を話して、どうすれば良いのか相談するんです。
師長に相談したら、あなたが転職したいと悩んでいる原因に対処してくれるかもしれません。
夜勤がつらかったら、仕事にもっと余裕ができるまで日勤のみにしてくれるかもしれないんです。
いじめに遭っていて転職したいなら、いじめに対応してくれるでしょう。
もし、あなたの転職理由に対処してくれるなら、あなたの転職する理由はなくなりますよね。
またプリセプターに相談した場合は、夜勤前後の過ごし方やいじめをする人への接し方や対応方法など先輩看護師として具体的な対策法を教えてくれるかもしれません。
プリセプターが対処できないと思えば、プリセプターから師長に報告してもらうこともできます。
あなたが1人で悩んでいるだけでは、あなたの悩みに誰も気づいてくれません。やっぱり自分から言わないとわからないんです。
「こんなこと相談しても良いのかな?」と悩むかもしれませんが、「相談してダメだったら転職しちゃえばいいや!」と開き直って相談してみましょう。
意外と親身になって相談に乗ってくれて、あなたが考えもつかなかった解決法を教えてくれるかもしれませんよ!
新人看護師が半年で転職したいと思ったら、思い切って転職するのもあり
新人看護師が半年で転職したいと思ったら、思い切って転職するのもありです。
師長やプリセプターに相談したけど、何も変わらなかった、何の対処もしてもらえなかったという場合もあるでしょう。
新人看護師が悩みに悩んで相談したのに、先輩や上司は何の対処もしてくれない。そんな職場、こっちから辞めてやりましょう!
たぶん、その職場で我慢して働き続けていても、メリットはほとんどありません。これからも嫌な思いをするでしょうし、誰も助けてくれないでしょう。
それなら、思い切って転職して、良い先輩、良い上司に囲まれて良い職場で働いた方がメリットは大きいはずです。
思い切って転職するのは良いのですが、新人看護師が半年で転職する場合に、転職先で気をつけたいことがあります。それは謙虚な気持ちを忘れないことです。
いくら独り立ちしていても、入職後半年経っていても、まだまだ新人看護師なんです。
一から仕事を覚えるつもりで、謙虚な気持ちを持って新しい転職先で働くようにしましょう。
「私、独り立ちしてるんで。それは、前の職場で教わったから知ってます。教えてもらわなくて大丈夫です。」という中途採用の新人看護師さん。
「独り立ちはしてましたけど、また一から仕事を覚えるつもりで頑張ります。いろいろ教えて下さい。わからないことがあったら、質問させてもらって良いですか?」という中途採用の新人看護師さん。
どちらが好印象ですか?あなたがもし先輩看護師だったら、どっちの新人看護師がかわいいと思えますか?もちろん後者ですよね。
いくら良い先輩、良い上司に囲まれた良い職場で働いても、あなたが謙虚な気持ちを持っていないと意味がありません。
「でも、良い先輩、良い上司に囲まれた良い職場なんてあるの?それじゃなくても、私は新人看護師だから、転職先もあまり多くないし。」と心配になりますよね。
その心配は転職サイトを使えば解消します。
転職サイトなら担当者に「新人なんですけど、人間関係が良くて、温かい雰囲気で、師長が信頼できる職場で働きたいです」と伝えれば、それに合った求人を紹介してくれますよ!