新人看護師は初夜勤に入ることが決まると、緊張しますよね。
新人看護師の初夜勤は「仕事ができるようになること」を目標にする必要はありません。夜勤の雰囲気がわかればOKです。
新人看護師が初夜勤に向けて準備しておく5つのことをご紹介します。この5つのことを準備しておけば、初夜勤をうまく乗り切れるはずです!
目次
新人看護師の初夜勤への準備=しっかり寝ておく
新人看護師の初夜勤への準備の1つ目は、しっかり寝ておくことです。これが一番大切なことですね。
あなたの職場が2交替制の場合、普段寝ている時間帯に16時間以上の勤務を行わなければいけません。
3交替制の場合も、家でゆっくりしている時間帯、もしくはぐっすり寝ている時間帯に働かなくてはいけないので、日勤よりも体力の消耗が激しくなります。
そして、何より「初夜勤」という緊張は、想像以上に体力を消耗していきます。そのため、初夜勤の前はしっかり寝ておきましょう。
初夜勤の前日は「明日は初夜勤だ!」と思って緊張して、なかなか寝付けない可能性がありますので、早めにベッドに入るようにしたほうが良いと思います。
そして、「もう寝られない!」と思えるまでしっかり寝てから、初夜勤に臨みましょう。
新人看護師の初夜勤への準備=夜勤の流れを把握しておく
新人看護師の初夜勤への準備の2つ目は、夜勤の流れを把握しておくことです。
初夜勤はプリセプターの先輩看護師と2人1組になって、夜勤を行うと思います。
あなたが主になって夜勤をするというよりも、先輩看護師が夜勤をするのにくっついて見学するような形になることが多いのではないでしょうか?
また、新人看護師の場合、夜勤で一人立ちするまでには、最低でも3~4回は先輩看護師のフォロー付きで夜勤に入ることになりますので、初夜勤で夜勤の仕事をすべて出来るようになる必要はありません。
ただ、夜勤の業務の流れを知っておくのと知らないのでは、大違いですよね。
夜勤の流れを知っておくと、事前にシミュレーションをしておくことができますし、業務中も次にやることを早めに準備しておくことができます。
そのため、初夜勤に入る前には、先輩看護師に夜勤中のタイムスケジュールを書いてもらって、それを頭に入れておきましょう。
もちろん、夜勤中もそのタイムスケジュールを持っておいて、いつでも見直せるようにしておいてくださいね。
新人看護師の初夜勤への準備=夜は人を変えることを知っておく
新人看護師の初夜勤への準備、次は夜は人を変えることを知っておくことです。夜勤の看護師から日勤への申し送りの時に、「○○さんが不穏で」とか「せん妄が強くなって」のような申し送りを聞いたことはありませんか?
日中はにこやかで意識がはっきりしていた患者さんでも、消灯と同時にスイッチが入ったようにせん妄の症状が現れることが少なくありません。
夜勤を経験したことがない新人看護師さんは、この患者さんの変化にビックリしてしまうこともあると思いますが、特に変なことではありませんので、あまり驚かないようにしてください。
また、せん妄の患者さんには、先輩看護師はどのように接しているのか、どのような対策をしているのかを観察しておくと良いでしょう。
新人看護師の初夜勤への準備=食料と飲み物は多めに持っていく
新人看護師の初夜勤への準備の4つ目は、食料と飲み物は多めに持っていくことです。2交替制の場合は、夕方16~17時から翌朝9~10時までの長丁場になります。
その間、あなたはずっと病棟にいなくてはいけません。緊張しながら働いていると、予想以上に喉が渇きます。
病院内にも飲み物の自動販売機はあると思いますが、買いに行く時間がないかもしれません。
そのため、飲み物は多めに持っていきましょう。また、食料も大切です。「緊張で食べられないかも~。」なんて思って、夕食分と朝食分を少ししか持っていかなかった場合、体力が持ちません。
夕食+朝食分を十分に持っていくだけでなく、ちょっとつまめるようなお気に入りのお菓子なども準備しておくと、良い息抜きになると思います。
辛くて忙しい夜勤中でも、「休憩時間になれば、あのお菓子を食べられる!」と思うと頑張れるものです。
どのくらいの飲み物と食料が必要かは、夜勤に慣れてくるとわかってくると思いますが、最初は多めに持っていくようにすると安心です。
新人看護師の初夜勤への準備=夜勤後の予定をいれない
新人看護師の初夜勤への準備、最後は夜勤後の予定をいれないことです。「午前中に仕事から解放される、翌日も休み」となると、夜勤終わりでどこか遊びに行きたくなるものですよね。
でも、初夜勤後に遊びの予定を入れるのはやめておきましょう。その日は、初夜勤の仕事を終えた達成感や解放感から、テンションが高くなり、遊びに行けるだけの元気があるかもしれません。
ただ、慣れない時間帯に慣れない仕事をすると、予想以上に体に負担がかかっているものです。
その日は勢いで乗り切れても、次の日に一気に体調が悪くなって、それ以降の仕事をお休みしなければいけなくなる可能性があります。
初夜勤はどのくらい体に負担がかかっているのかまだわからないですから、夜勤に慣れるまでは夜勤後は自宅にまっすぐ帰って、ゆっくり休むようにしてください。
看護師は患者さんの体調管理をすることが仕事ですが、患者さんの体調管理をするためには、自分の体調管理をしっかりしておかなくてはいけません。
初夜勤後は次の勤務に備えて、ゆっくり休むようにしてくださいね。
まとめ
新人看護師の初夜勤への5つの準備をまとめました。初夜勤は緊張して不安がありつつも、気持ちが高ぶっていると思います。
新人看護師さんは、初夜勤で夜勤の仕事を全部覚えようとする必要はありません。先輩看護師のフォローがあるうちに、少しずつ覚えていけばよいのです。
初夜勤は夜勤の雰囲気や大まかな流れがわかるようになればOKです。
ただ、新人看護師が初夜勤を終えて、2回目からはもう一人立ちをしてもらうというブラックな病院で働いている人もいるかもしれません。
新人看護師が2回目の夜勤から一人立ちって、普通のことではないんですよ!そのような病院は夜勤に関することだけでなく、そのほかのことでもブラックである可能性があります。
ブラックな病院で働いていも、良いことは1つもありませんので、早めに転職を考えたほうが良いかもしれません。
転職をしたい新人看護師さんは、転職サイトを使うと良いですよ。
転職サイトなら、担当コンサルタントが、新人看護師を丁寧に指導してくれるホワイトな病院を探して紹介してくれますので、自分のペースで成長していける病院で働くことができるのです。