夜勤専従看護師は掛け持ちで働けるのでしょうか?
「掛け持ちで働きたいけれど、どうすれば良いの?」
「掛け持ちで夜勤専従をする時の注意点はある?」
そんなあなたの疑問に答えるために、夜勤専従看護師が掛け持ちをする時のパターンと長く働くための注意点を解説していきます。
目次
夜勤専従看護師が掛け持ちするパターン①:日勤メインの職場と掛け持ち
夜勤専従看護師が掛け持ちするパターンの1つ目は、日勤メインの職場との掛け持ちです。
常勤でも非常勤でも日勤メインの職場の勤務と非常勤の夜勤専従の勤務を掛け持ちするパターンですね。
- 日勤メイン+夜勤ありの常勤勤務(病棟など)+夜勤専従の掛け持ち
- 日勤常勤(クリニックや外来など)+夜勤専従の掛け持ち
- 日勤パート+夜勤専従の掛け持ち
これらのパターンはあくまでも日勤の仕事がメインになりますので、夜勤専従の仕事は基本的に「副業」という位置づけになります。
夜勤専従看護師が掛け持ちするパターン②:夜勤専従の職場との掛け持ち
夜勤専従看護師が掛け持ちする2つ目のパターンは、夜勤専従の職場との掛け持ちです。
非常勤の夜勤専従をメインとして働く場合は月10回くらいは夜勤に入ることができます。
短期間にたくさん稼ぎたいなら、月12回も可能です。
私も、非常勤の夜勤専従メインで働いていた時は、月12回の夜勤をこなしていました。
短期間でたくさん稼ぎたいから、夜勤にたくさん入りたいという気持ちはわかります。
でも、いきなり月10~12回も夜勤のシフトに入れる職場はなかなかありません。
もちろん、「月10回の夜勤専従募集」という求人もありますが、そのような求人を出している職場で夜勤専従を月10回やってしまうと、非常勤と言えどもなかなか辞めることができなくなります。
夜勤に月10回入ってくれるような看護師を探すのは大変ですから。
だから、夜勤専従として月に10~12回に夜勤に入るなら、2~3つの施設を掛け持ちしたほうが良いかもしれません。
私は非常勤で夜勤専従の仕事をしていた時は、2つの病院を掛け持ちしていて、1つの病院では月8回、もう1つの病院では月4回の夜勤をしていました。
この夜勤専従の掛け持ち方法だと夜勤回数を自分の希望通りに設定しやすくなりますが、自分で「今日はこっちの病院、明日はこっちの病院、来週はこっちの施設」のようにしっかりシフト管理しておかないと、うっかり違う病院に出勤するという大きなミスをすることになりかねませんので、その点だけは注意が必要です。
夜勤専従看護師が掛け持ちする時の4つの注意点
夜勤専従看護師が掛け持ちで働く時には4つのことを注意しておきましょう。
シフトを出すタイミング
夜勤専従看護師が掛け持ちで働くなら、シフトを出すタイミングが重要になります。
シフトを出すタイミングがあなたの都合に合った職場でないと、掛け持ちで働くのは難しくなります。
日勤との掛け持ちなら日勤シフトが出てから
日勤の職場メインで夜勤専従の掛け持ちをするなら、日勤の職場のシフトが出てから夜勤専従の職場のシフトを出す必要があります。
だから、夜勤専従の求人を探す時には、日勤のシフトが出た後に夜勤専従のシフトの締切日が来る職場を選ぶようにしましょう。
例えば、日勤の職場の翌月のシフトが毎月20日に出る場合、夜勤専従の職場のシフト締め切りは22日でシフトが出るのが25日のようにしておかないと、「ダブルブッキング状態」になりかねません。
夜勤専従の職場を掛け持ちするなら希望が確実に通るところ
夜勤専従の職場を2つ以上で掛け持ちするなら、シフト希望が確実に通るところを選びましょう。
勤務希望日を出したのに、あとから「やっぱり、この日じゃなくて違う日に夜勤に入ってくれないかしら」と言われてしまったら、「ダブルブッキング状態」になります。
だから、夜勤専従で2つ以上の職場を掛け持ちするなら、勤務希望日が確実に通るところを選びましょう。
ちょっと離れた職場がおすすめ
夜勤専従看護師が掛け持ちで仕事をするなら、2つの職場はちょっと離れた場所を選びましょう。
たとえ、メインの職場が掛け持ちOKだとしても、患者さんや同僚に掛け持ちしている現場を見られるのは、あまり良いことではありません。
「あそこの病院の看護師さんが、こっちの病院でも働いている。あそこの病院って給料安いのかしら?」と思われたら、そこからいろいろ尾ひれがついて、病院の風評被害を生み出しかねません。
だから、通勤は少し大変になりますが、掛け持ちの職場は少し離れたところを選んでください。
健康管理には気を付けて
夜勤専従看護師が掛け持ちするなら、健康管理には気をつけましょう。
看護師の仕事は普通に働くだけで、心身ともに負担がかかります。
さらに夜勤専従で掛け持ちするのですから、健康には十分に注意しなければいけません。
まずは、夜勤の掛け持ち回数を少なめで始めて、体調を見ながら少しずつ増やしていくと良いでしょう。
確定申告は必須
掛け持ちで働くなら、確定申告は必須になります。
1つの職場で働き、その職場で年末調整しているなら、確定申告は必要ありませんが、掛け持ちをしているなら、確定申告をしておかないと、気づかないうちに脱税をしていることになるかもしれません。
確定申告は少し面倒ですが、長く掛け持ちを続けるためにもきちんとやっておきましょう。
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