看護師が夜勤でミスをしないための対策があったら知りたいと思いませんか?夜勤は夜に働くから眠いし、2交代制だと長時間労働になりますので、日勤よりもミスをしやすいんです。
日勤よりも夜勤のミスが多いと思い当たる看護師さんも多いのではないでしょうか?夜勤でミスをしないための対策をこっそり教えます!
看護師の夜勤のミスは、朝に起こりやすい!
看護師の夜勤のミスは、いつごろ起こりやすいか知っていますか?
夜勤中は「眠いから」、「長時間労働だから」という理由で、日勤よりもミスが起こりやすいのですが、夜勤の中でもさらにミスが起こりやすい時間帯があるんです。
それは、ズバリ朝です。
東京都病院経営本部サービス推進部が都立病院のインシデントやアクシデントを集計したところ、薬剤や転倒・転落などのミスは朝6時から9時ごろまでに多発するという結果が出ました。
つまり、起床時間から勤務交代時までが、看護師のミスが多くなる時間帯なんです。
これは、仕方のないことですよね。だって、朝なんて一番疲れていて眠い時じゃないですか。これは、2交代制でも3交代制でも同じですよね。
朝の起床時間あたりからは、もう眠くて疲れてフラフラという看護師さんも多いはずです。しかも、起床時間から勤務交代時までは、夜勤中で一番忙しい時間帯です。
朝の検温をし、水分出納をチェックし、採血をし、そのほか尿や痰の検体を取り、朝分の点滴を落として、朝食の食事介助をし、内服を配り、記録を書き・・・。やらなければいけないことは盛りだくさんです。
一番眠くて疲れている時に、忙しかったら、ミスも多くなっちゃいますよね。
看護師が夜勤でミスをしないためには、仕事の前倒しと指差し確認が大切
看護師が夜勤でミスをしないためには、どうしたら良いのでしょう?いくら夜勤中は眠くてクタクタで忙しいといっても、ミスしてOKというわけではありません。夜勤中のミスを防ぐためのコツは2つあります。
仕事は前倒しで終わらせる
夜勤中、特に朝から勤務交代時までミスが増える原因は、眠くて忙しいからですよね。起床時間から勤務交代時までは、やらなくてはいけないことが盛りだくさん。
でも、頭も身体もクタクタに疲れていて、さらに眠気も限界まで達しています。そんな中で、ミスをしないためには、仕事の量を減らすしかありません。
朝にやらなくてはいけないことってありますよね。たとえば、看護記録を記入したり、採血をしたり、内服薬を配ったり。
こういう仕事は、できる範囲で起床時間前に終わらせたり、準備しておくようにしましょう。看護記録は、できるだけ記入しておいて、朝のバイタルだけを書き込めば完成の状態にしておく。
採血は採血する患者さんを確認し、針とシリンジ、スピッツそのほか必要物品をあらかじめ用意しておく。こういうちょっとした準備が、朝の仕事量を減らして、ミスを防いでくれるんです。
指差し確認をする
眠い時、疲れている時に点滴や薬剤、採血などの確認をする時は、指差し確認をするように心がけましょう。「指差し確認なんて面倒だし、意味ないんじゃないの?」とバカにしていませんか?
眠い時や疲れている時に、目だけ確認すると、「確認したつもり」になっていることが多いんです。でも、指差しという行動を一緒に行うことで、脳も活性化されますので、しっかり確認することができます。
眠いから、疲れているからこそ、指差し確認でミスを減らすようにしましょう。
看護師が夜勤でミスをしてしまったら、隠さずに次に活かそう
看護師は夜勤でミスをしてしまうこともあると思います。どんなにミスを気をつけていても、やっぱり眠くて疲れていますし、ヒューマンエラーはゼロにはできないと言われていますから。
ミスをしないように注意していたのに、ミスをしてしまうのは、ある意味仕方のないことです。ミスは、したくてしているわけじゃありませんから!
ミスをしてしまったら、隠さずに次に活かすようにしましょう。夜勤中のミスって、スタッフ数が少ないので、ミスの種類によっては隠すこともできちゃうんですよね。でも、隠してはいけません。隠したミスは、すぐに忘れてしまいます。
ミスはミスですから、きちんと師長に報告して、インシデントレポートを書き、どうやったら再発を防げるかの対策を考えましょう。こうすることで、あなた自身の成長につながります。
また、あなたが隠さずに報告することで、ほかの看護師さんも「気をつけなくちゃ!」と思うようになりますので、潜在的なミスの数を減らすことができるんです。
もし、夜勤中のミスを報告した時に、「何でそんなミスするの?新人でもこんなミスはしないわよ!」と理不尽に師長に責められたら、転職を考えて良いと思います。
ミスを責めるような師長の下で働いていたら、今後も嫌な思いをするだけです。それなら、信頼できる師長の下で働いたほうが良いと思いませんか?
転職先を探す時は、転職サイトを利用しましょう。担当者に「信頼できる師長がいるところ」と伝えれば、そういう職場を探してくれますよ!