介護施設の看護師で残業なし、もしくは少ない求人を選ぶ時のポイントを知っていますか?
介護施設で働きたい看護師さんは、このポイントを知っておかないと、ブラック企業のような過酷な労働環境の介護施設に転職してしまうかもしれません!
介護施設の看護師は残業なし、もしくは少ないって本当?
介護施設の看護師は残業なし、もしくは少ないって本当なんでしょうか?
介護施設って、残業なし、もしくは少ないというイメージがありますよね。実際の介護施設は、このイメージどおり残業なし、もしくは少ないんでしょうか。
介護施設で働く看護師の残業事情を知るためには、まず介護施設の特徴を考えてみましょう。
介護施設に入所しているのは、治療が必要な患者さんではなく介護が必要な利用者さんです。
ですから、服薬等の治療は必要だとしても、専門的な治療は必要なく、状態が安定している人が入所しています。
そのため、病院のように利用者さんが急変することはとても少ないんです。
また、新しい人が入所する場合も、救急車で来所してそのまま緊急入所ということはありません。
あらかじめ数日以上前から入所が決まっていますので、緊急入所でバタバタするということがないんです。
つまり、1日の仕事量がそれほど大きく変化することはなく、急に忙しくなることも少ないので、介護施設は残業なし、もしくは少ないことが多いんです。
介護施設の看護師は残業なし、もしくは少ないけど、例外もあり
介護施設の看護師は残業なし、もしくは少ないことが多いのですが、これはすべての介護施設に当てはまるというわけではありません。介護施設の中には、例外的に残業が多いところもあるんです。
介護施設の中で残業が多めのところは、医療行為が多いところです。
「え?さっき、介護施設は治療が必要ないって言ってたのに。治療が必要ないなら、医療行為もないでしょ?」と思うかもしれません。
確かに、介護施設は基本的に治療は必要ありません。でも、介護施設の中には、例外的に人工呼吸器をつけていても入所できる施設があるんです。
人工呼吸器をつけていれば、定期的に痰の吸引が必要ですし、設定等は変更しなくても人工呼吸器の管理は必要になります。また、気切部のケアも必要ですよね。
普通の利用者さんの体位交換は、介護士さんの仕事です。でも、人工呼吸器をつけていれば、気をつけないと人工呼吸器が外れる恐れがありますし、最悪の場合気切チューブが抜けてしまうこともありますので、看護師が体位交換することが多いんです。
ですから、人工呼吸器をつけている利用者さんを受け入れている介護施設は、医療行為が多くなりますので、その分看護師の仕事が増えて、残業するリスクが増えるんです。
介護施設の看護師が残業なし、もしくは少ないかどうかは介護士次第?
介護施設の看護師が残業なし、もしくは少ないかどうかを決めるポイントがもう1つあります。
それは、介護士です。介護施設の看護師の残業は、介護士次第のことがあるんです。介護士は労働環境がブラックですし、介護士不足は看護師以上に深刻なんです。
あなたが働こうと思っている介護施設が、深刻な介護士不足に陥っていれば、介護士不足のしわ寄せは看護師であるあなたに回ってくる可能性が高くなります。
介護士がどうしても足りなければ、看護師が介護士の仕事を手伝わざるを得なくなります。介護士の仕事を手伝ったからといって、看護業務が減るわけではありません。
つまり、介護士不足が深刻だと、看護師の仕事量が増えるんです。
仕事量が増えれば、残業して仕事を終わらせなければいけません。
ですから、介護施設で働こうと思っている看護師が、できるだけ残業なし、もしくは少ない職場を探すなら、人工呼吸器の利用者さんがいないところ、そして介護士の人数が足りているところを選ぶ必要があるんです。
でも、人工呼吸器の利用者さんを受け入れているかどうか、そして介護士は不足していないかどうかを自分でチェックするのは難しいですよね。
でも、自分でチェックできないからといってチェックせずに転職したら、介護施設なのに残業ばかりというブラックな職場で働く羽目になるかもしれません。
それを避けるには、転職サイトを使いましょう。転職サイトなら、担当者があなたに代わって、人工呼吸器の人がいるかどうかや介護士が不足していないかなどを調べてくれるんです。
ですから、介護施設で残業なし、もしくは少ないところに確実に転職することができるんですよ!