看護師の転職は何年目がベスト?経験年数別に検証

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「転職したいけれど、何年目が良いんだろう?」、「今、転職すべき?それとももう少し待つべき?」、と転職するのにベストの経験年数を知りたい看護師さんは多いと思います。

看護師の転職は何年目がベストなのかを、看護師1年目、2年目、3年目、4年目、5年目、6年目、7~10年目(中堅)、11年目以上(ベテラン)と経験年数ごとに分けて徹底検証していきます。

もし、あなたが何年目の転職がベストなのかを知らないと、転職に適さない時期に転職してしまうため、転職に失敗する可能性が高くなります。

看護師の転職は、あなたの前提条件によって、転職すべきかどうか、何年目の転職がベストなのかは変わってくるんです。

看護師の転職は経験何年目でするとベスト?

看護師の転職にベストな経験年数は4~6年目です。

 

看護師の転職は何年目がベスト?経験年数別に検証

看護師1年目の転職はあり?第二新卒だけど好条件は期待薄?

看護師の転職は何年目がベストなのか?まずは1年目の看護師が転職するのは、タイミング的に良いのかどうかを考えていきます。

採用側の立場から1年目の転職を考える 

まずは採用側の立場から、1年目の看護師の転職は良いタイミングなのかどうかを考えていきましょう。

組織文化への適応性 ○

1年目の看護師は、まだまだ自分の仕事のやり方・スタイルを確立できていないので、柔軟性は非常に高いです。

そのため、採用側から見ると、1年目の看護師は基本的には扱いやすい、存在と言えるでしょう。

その一方で、新卒で入職した職場を1年未満で辞める人はメンタルが弱い可能性、強情で自己主張が強すぎる可能性があるので、「1年目の看護師は全員が扱いやすい」とは言い難い部分もあります。

 

即戦力になるかどうか ×

次に、即戦力になれるかどうかですが、1年目の看護師はまだまだ看護知識・技術が身についていませんので、即戦力にはなることはできません。

 

体力面はどうか ×

体力面に関しては、1年目の看護師は若いので基礎体力はあるのですが、看護師の仕事や交替制の勤務に慣れていないので、夜勤にどんどん入ってバリバリ働いてもらうには、やや不安が残ります。

残業に関しても、新人看護師には無理をさせると、すぐに辞めてしまうかもしれないという不安があります。

 

長く働いてくれるかどうか △

最後に、長く働いてくれるかどうかです。

採用側としては長く働いてくれる人を優先的に採用したいと思うものです。

でも、1年目の看護師の転職は、新卒として入職して1年未満で退職をすることになるので、「またすぐに辞めるかも」と思われてしまいます。

 

看護師側の立場から1年目の転職を考える 

次に、看護師側の立場から1年目の看護師の転職を考えていきましょう。

求人の数(選択肢)と質(好条件)、さらに自分自身の悩みの深刻度の3つを分析していきます。

求人の選択肢の多さは? ×

1年目の看護師でも、採用してくれる求人はあります。

ただ、第二新卒を採用している病院など、選べる求人は限られてきます。

 

求人の質(好条件の求人の多さ)は? ×

1年目の看護師は即戦力になれないので、人気が高い好条件の求人には採用してもらえないでしょう。

第二新卒の1年目の看護師を積極的に採用している職場は、教育に力を入れている病院もありますが、慢性的な人手不足でブラックな職場も多いです。

 

悩みの深刻度は? ◎

最後に、1年目の看護師が転職したいと考える悩みの深刻度です。

1年目の看護師が転職したい理由には、次のようなものがあります。

  • 仕事ができない、ついていけないという無力感・無能感
  • 体調不良になるかもしれない恐怖
  • 人間関係に関する悩み
  • 配属希望が叶わなかったので仕事のやる気が出なくて退屈

これらの理由を見るとわかると思いますが、1年目の看護師が転職したいと思った場合、基本的に切羽詰まった状態であり、緊急性は高いと言えます。

 

それゆえに、1年目の看護師の転職はベストとは言えないけれど… 

1年目の看護師の転職は、採用側の立場から見ると、柔軟性はあるものの、それ以外の点での評価は低いです。

また、求人の数や質においても、あまりおすすめはできません。

だから、「何となく転職したい」という1年目の看護師は、今の病院でキャリアを積んだほうが良いでしょう。

ただ、悩みが深刻な場合は話は別です。

深刻な悩みを抱えている1年目の看護師は、今の職場で我慢して働いているよりも、求人の選択肢はあまり多くないかもしれませんが、転職してしまったほうがあなたにとってメリットは大きいはずです。

 

看護師2年目で転職するのは時期尚早?判断基準は悩みの深刻度

看護師の転職は、何年目がベストなのか?次は看護師2年目での転職はベストなのかを考えていきます。

採用側の立場から2年目の転職を考える 

採用側から見ると、2年目の看護師はどのように評価されるのかを見ていきます。

組織文化への適応性はどうか ◎

2年目の看護師は、まだまだ自分の看護スタイルを確立していない時期です。

そのため、転職先のやり方に自然に馴染むことができますので、柔軟性は高いと評価されます。

 

即戦力になるかどうか △

2年目の看護師は一通りの看護技術を持っていますが、まだ応用力はなく、一人前の看護師とは言い難いので、「1年目よりはマシだけど、即戦力にはなれない」という評価をされます。

 

体力面はどうか ◎

体力面は、看護師2年目は高い評価を受けます。

2年目の看護師はまだ若いですし、辛い新人時代を乗り越えてきたから、体力はあるし、夜勤にもどんどん入ってもらえそうと思われます。

 

長く働いてくれるかどうか △

最後に、長く働いてくれるかどうかです。

2年目の看護師が転職すると、1年ちょっとで転職することになりますので、「長く働いてくれる」とは思ってもらえません。

 

ただ、前の職場で1年間は働いたという実績がありますので、1年目で転職するよりは早期退職のリスクは低いと判断されます。

 

看護師側の立場から2年目の転職を考える 

次に、看護師側の立場から2年目の転職はベストなのかについて考えていきます。

求人の選択肢の多さは? △ 

2年目の看護師は、一人前ではありませんので、1年目での転職よりは多少マシですが、求人の選択肢はあまり広くありません。

 

求人の質は? △

好条件の求人の数に関しても、即戦力になることができないため、人気が高い好条件の求人には採用されることは、あまりないでしょう。

 

悩みの深刻度は? ◎

最後に、2年目の看護師の悩みの深刻度を見ていきます。

2年目の看護師が転職したいと思う悩みは、次のようなものが多いです。

  • 仕事ができないことへの無能感や無力感
  • 人間関係が悪いことでのストレス
  • 今の職場の待遇が悪いことに気づいた
  • 今の職場では成長できないという悩み

転職したいと考えている2年目の看護師は、悩みの深刻度はかなり高いです。

頭の中では「2年目の転職はまだ早い」と思いつつも、それでも転職したいと思っているので、悩みは深刻であり、転職の緊急性は高いでしょう。

 

それゆえに、2年目の看護師の転職はベストとは言えないが… 

採用側の立場から考えると、2年目の看護師の評価は柔軟性と体力面以外は低いです。

また、看護師側の求人の数・質から考えても、良いタイミングとは言えません。

ただ、悩みの深刻度を考えると話は別です。

「そのうち転職したいな」と考えているなら、2年目の看護師は今の病院で経験を積んだほう良いですが、今すぐ転職したいと思っているなら、2年目でも今がベストのタイミングです。

今の職場で我慢して働き続けるなら、2年目でも転職してしまったほうが、あなたにとってメリットは大きいでしょう。

 

看護師3年目の市場評価は?転職市場での価値を考えよう

看護師の転職は何年目がベストなのか、次は3年目での転職はどうかを検証していきましょう。

1.採用側の立場から3年目の転職を考える 

2.看護師側の立場から3年目の転職を考える 

3.それゆえに、看護師3年目での転職は転職の意味合いが大きい 

 

採用側の立場から3年目の転職を考える

3年目の看護師の転職を、まずは採用側の立場から考えていきましょう。

3年目の看護師は採用側からどのような評価を受けるのでしょうか?

組織文化への適応性 ◎

まずは、組織文化への適応性です。

3年目の看護師は、そろそろ一人前の看護師になりつつありますが、まだまだ自分の看護観、看護スタイルは確立できていないことが多いです。

そのため、柔軟性があり、新しい職場にもすぐに慣れることができると判断されます。

 

即戦力になるかどうか ○

3年目の看護師は、まだ一人前の看護師とは言えません。

ただ、一通りの業務を経験をしていることが多いので、ほぼ即戦力に近い存在として扱ってもらえます。

 

体力面はどうか ◎

3年目の看護師は、体力面では採用側から高い評価を受けます。

3年目の看護師はまだ若いですから、長時間の残業にも耐えられるし、夜勤にもバリバリ入っていることが多いので、転職後もしっかり働いてくれると思ってもらえます。

 

長く働いてくれるかどうか ◎

最後に、長く働いてくれるかどうかですが、3年目の看護師は丸2年以上同じ職場で働いてきたので、高い評価を受けます。

また、20代半ばの人が多く、まだ結婚に焦る年齢でもないので、今後も長く働いてくれるだろうと思われます。

 

看護師側の立場から3年目の転職を考える 

次に、看護師側の立場から3年目の転職を考えていきましょう。

求人の選択肢の多さは? ○

3年目の看護師は即戦力に近い存在になりますので、1~2年目に比べると、求人の幅は広がります。

一般病棟や専門性の高い病棟、クリニック、訪問看護、介護施設などいろいろな職場から選ぶことができます。

 

求人の質は? ○

好条件の求人については、まだ一人前の看護師ではないので、そこまで優先的に採用してもらえません。

でも、若さ(体力)と長く働けること、やる気などを全面的にアピールすれば、好条件の求人に採用してもらえることもあります。

 

悩みの深刻度は? ○

最後に、3年目の看護師の悩みの深刻度です。

3年目の看護師が転職したいという悩みは、比較的深刻なものが多いです。

3年目の看護師が転職したいと思う理由には、次のようなものがあります。

  • 心身ともに疲れ切ってしまった
  • 人間関係に疲れた
  • 理想の看護がしたい
  • 待遇や労働環境が悪い

1~2年目よりも緊急性は低いかもしれませんが、それでも悩みは深刻なことが少なくありません。

 

それゆえに、看護師3年目での転職は転職の意味合いが大きい 

看護師3年目は、採用側からは高い評価を受けます。

即戦力に近く、体力もあり、柔軟性もあるからですね。

しかも、長く働くことも、ある程度期待できます。

また、求人の数も多く、好条件のものにも採用してもらえる可能性があります。

さらに、転職したい悩みも深刻ですから、看護師3年目での転職は、転職の意味合いが大きい転職と言えるのです。

 

看護師4年目の転職は本当にベスト?求人の質・量ともに良いタイミング

看護師の転職時期は何年目がベストなのか、次は4年目での転職はどうなのかを検証していきます。

採用側の立場から4年目の転職を考える

採用側の立場から、4年目の看護師はどのような評価を受けるのでしょうか?

組織文化への適応性はどうか ◎

4年目の看護師は、一人前の看護師になっているものの、まだ自信を持っているわけではないので、さほど自分の看護へこだわりがあるわけではないため、柔軟性はまあまあ高いと評価されます。

 

即戦力になるかどうか ○

先ほども言いましたが、丸3年の経験がある4年目の看護師は、一人前の看護師になります。

そのため、即戦力として、最初からバリバリ働いてもらえると思われます。

ただ、応用力や指導力には不安が残るので、すぐにリーダー業務を任せられるというレベルではありません。

 

体力面はどうか ◎

4年目の看護師は、体力面でもまあまあ高い評価を受けます。

4年目になると、20代後半になりますので、2~3年目ほど「若さで乗り切る」ということはありませんが、まだまだ夜勤に入れるだけの体力は十分に持っています。

 

長く働いてくれるかどうか ◎

最後に長く働いてくれるかどうかについてですが、4年目の看護師は前職を丸3年以上働いてから転職することになりますので、長く働いてくれると判断されます。

 

看護師側の立場から4年目の転職を考える

次は、看護師側の立場から4年目の転職を考えていきましょう。

求人の選択肢の多さは? ◎

4年目になると、一人前の看護師になりますので、求人の選択肢は非常に多くなります。

求人の中には「丸3年の臨床経験」を応募条件にしているものも少なくありません。

4年目の看護師は、ほぼ全ての看護師求人に応募することができます。

 

求人の質は? ◎

次に、求人の質です。4年目の看護師は一人前で即戦力になれます。さらにまだ若く、長く働いてもらえると判断されるので、好待遇の求人にも採用されやすいです。

 

悩みの深刻度は? ○

4年目の看護師の悩みの深刻度は、そこまで深刻ではないですよね。

4年目の看護師が転職を考える理由を見ればわかります。

  • リーダー業務やプリセプター業務が嫌
  • 雑用や夜勤を押し付けられる
  • スキルアップやキャリアアップしたい
  • 待遇が良いところで働きたい

今の職場で丸3年以上働いてきたのですから、職場の悩みで精神的に追い込まれているというケースはそこまで多くないと思います。

 

それゆえに、4年目の看護師の転職は求人は質・量ともに良いタイミング! 

4年目の看護師の転職は、採用側からは高い評価を受けます。

また、求人の数は多くなりますし、求人の質もまあまあです。

だから、看護師4年目での転職はおすすめのタイミングと言えます。

求人の選択肢の多さにこだわるなら、看護師4年目での転職をおすすめします。

 

看護師5年目は転職市場で高評価!即戦力として期待!

看護師の転職は何年目がベストなのか、次は5年目はどうかを検証していきましょう。

採用側の立場から5年目の転職を考える

採用側から見た5年目の看護師の評価を説明していきます。

組織文化への適応性はどうか ○

5年目の看護師は、ベテラン看護師にありがちなこだわりは、まだそこまで持っていないので、まだまだ柔軟性があると思われます。

 

即戦力になるかどうか ◎

次に、即戦力になれるかどうかです。

看護師5年目になると、即戦力として期待されていますし、実際に即戦力になることができます。

 

体力面はどうか ◎

体力面はまだ夜勤をバリバリやっていける年齢ですし、残業も文句を言わずにやってくれることが多いので、5年目の看護師の体力面は高い評価をされるでしょう。

 

長く働いてくれるかどうか ◎

最後に、長く働いてくれるかどうかです。

今まで転職経験がない5年目の看護師は、「今度も長く働いてくれそう」と思ってもらえます。

ただ、5年目の看護師の中には、転職経験がある人もいますよね。

そういう人は、「またすぐに辞めて転職するかも」と思われるので、例外的に評価は下がります。★

 

看護師側の立場から5年目の転職を考える 

次は、看護師側の立場から5年目の看護師の転職を考えていきましょう。

求人の選択肢の多さは? ◎

5年目の看護師の求人の選択肢は、非常に広いです。

先ほど説明したように、4年目から選択肢が広がりますので、5年目の看護師もたくさんの求人の中からあなたに合ったものを選ぶことができるでしょう。

 

求人の質は? ◎

次は求人の質、つまり好条件の求人に採用されやすいかどうかです。

5年目の看護師は4年目よりも高い評価を受けますので、4年目の看護師よりも、好条件の求人に採用される可能性は高くなります。

 

悩みの深刻度は? ○

5年目の看護師の悩みの深刻度は、ハッキリ言えば人それぞれですが、多くの場合はそれほど緊急性は高くないものが多いです。

5年目の看護師が転職したいと思う理由には、次のようなものがありますね。

  • もっと良い待遇の職場で働きたい
  • 理想の看護がしたい

5年目の看護師は、1~2年目の看護師と比べると、転職の緊急性はそこまで高くはありません。

悩みは深刻でも、「今すぐどうにかしないと、心身のバランスを崩してしまう!」とか「ストレスに押しつぶされてしまう」というケースは少ないです。

 

それゆえに、5年目の看護師の転職はおすすめ! 

5年目の看護師は、採用側の評価は高いです。

さらに、求人の数や質も良いですので、採用側から見ても、求人の数・質から見ても、5年目の看護師の転職はおすすめです。

 

看護師6年目の転職がベストか否かはキャリアプランが重要!

看護師の転職は何年目がベストなのか、最後に6年目の看護師の転職はどうなのかを検証しましょう。

採用側の立場から6年目の転職を考える

採用側の立場から、6年目の看護師の転職を考えていきましょう。

6年目の看護師は、採用側からどんな評価を受けるのでしょうか?

組織文化への適応性 ○

6年目の看護師は、そろそろ看護観やスタイルが確立されてくる時期です。

転職後は新しい職場のやり方に慣れず、自分のやり方を貫こうとする人も、ちらほら出てくるので、1~5年目に比べて、やや柔軟性に欠けるという評価をされます。

 

即戦力になるかどうか ◎

看護師6年目になると、看護師経験は丸5年ありますので、文句なく即戦力になることができます。

しかも、4~5年目の看護師に比べると、応用力も身についていますので、採用側からは高い評価を受けます。

 

体力面はどうか ◎

体力面については、6年目の看護師は高く評価されます。

そろそろアラサーになる年齢の人が多いので、夜勤や残業を嫌がる人も出てきますから、5年目以下の看護師に比べると、体力面での評価は低めです。→まだ20代後半で、まだまだ体力的には不安はありません。今までの経験の中で、不規則な生活の中でも体調管理をする術を身につけてきた人が多いので、体力面での評価は高いです。

 

長く働いてくれるかどうか ◎

最後に、長く働いてくれるかです。

6年目の看護師は前職で丸5年働いてきた実績がありますし、これからをキャリアを見据えて転職していると思われますので、「今度も長く働いてくれるはず」と思ってもらえます。

これは6年目だけでなく他の経験年数でも言えることですが、転職経験がある人は評価はやや低くなります。

 

看護師側の立場から6年目の転職を考える

次は、看護師の立場から6年目の転職を考えていきましょう。

求人の選択肢の多さは? ○~◎

求人の選択肢の多さは、6年目の看護師は文句なしですね。

「経験丸5年以上」という条件の求人にも応募できますし、明確な条件設定はなくても訪問看護などある一定以上のスキルが必要な求人にも採用されやすくなります。

 

求人の質は? ◎

次に、求人の質です。6年目の看護師は即戦力になり、さらに応用力も身についていますので、好条件の求人に採用されやすくなります。

 

悩みの深刻度は? ○

最後に、悩みの深刻度ですが、6年目の看護師が転職しようと思っている悩みは、基本的に緊急性はあまり高くないものが多いですね。

  • 待遇が良い職場で働きたい
  • 結婚するから、夜勤がない職場で働きたい
  • スキルアップ、キャリアアップしたい
  • 責任の重い仕事が多くなってきたのが嫌

こういった理由で、6年目の看護師は転職を考えるようになります。

そのため、急いで転職する必要はあまりないことが特徴と言えるかもしれません。

 

それゆえに、6年目の看護師の転職はベスト!求人の質量共に最高評価! 

6年目の看護師の転職は、採用側からの評価も高く、求人の数・質ともに文句なしですので、好条件の求人を求めるなら、6年目の看護師の転職はおすすめです。

ただ、今後のキャリアプランをしっかり考えておくことが必要です。明確なキャリアプランがある6年目の転職は成功する可能性が高いですが、「6年目は転職にベストの時期だから!市場評価が高いから!」という理由で転職すると、将来的に転職を後悔するかもしれません。6年目は転職にベストの経験年数ではありますが、一番大切なことはあなたが本当に転職したいかどうか、明確な転職目的があるかどうかです。

 

看護師7~10年目の転職は総合的な判断でベストかどうかを判断!中堅は転職を!

看護師の転職は何年目がベストなのか、次は7~10年目の中堅看護師のケースを検証していきましょう。

採用側の立場から7~10年目の転職を考える 

採用側から見た7~10年目の看護師の評価を説明していきます。

組織文化への適応性 △

7~10年目の看護師は今までの経験・知識が基礎にして、ある程度自分のやり方を確立していることが多く、柔軟性があるとは言えません。

ただ、まだアラサーの年代ですから、新しい環境に適応するのに、そこまでストレスを感じないケースが多いでしょう。

 

即戦力になるかどうか ◎

知識・経験が豊富な7~10年目の看護師は、即戦力になることができます。一般的な看護知識・技術だけでなく、新人看護師への指導やチームリーダーとしての役割を期待されることも多いです。

 

体力面はどうか ○

7~10年目の中堅看護師の年齢になると、若い頃に比べて夜勤がややきつく感じるようになります。しかし、今までの経験から、体に負担がかからないようにする生活スタイルを身につけていることも多く、今まで通りに夜勤ができる人が多いです。

 

長く働いてくれるかどうか ○

年齢的にライフスタイルが変化する頃なので、若手看護師よりも長く働く可能性は低いと思われることが多いです。しかし、明確なビジョンを持って転職する中堅看護師は長く働いてくれると判断されます。

 

看護師側の立場から7~10年目の転職を考える

次は、看護師の立場から7~10年目の転職を考えていきましょう。

求人の選択肢の多さは? ○

7~10年目は3年目以上と同様に病院やクリニック、訪問看護、介護施設、その他の幅広い職場から求人を選ぶことができます。また、専門分野に特化した求人にも応募しやすくなります。

一方で、高度急性期病院・大学病院は応募することはできるものの、中堅看護師の採用数は限られてくるため、採用されにくくなることがあります。

 

求人の質は? ◎

7~10年目の中堅看護師は、今まで経験・専門性が評価されて好条件の求人に採用されやすいです。

 

悩みの深刻度は? ○

7~10年目の看護師の悩みは非常に幅広いものになります。

  • 専門性を高めたい
  • ライフステージの変化に合わせた働き方をしたい
  • もっとゆったり働きたい
  • 夜勤は嫌だ

1~2年目の看護師に比べると、緊急性は高くないですが、看護師としてのキャリアに加えて、プライベートの生活との両立を考える人が増えてきます。

 

それゆえに、7~10年目の看護師の転職は多角的な判断が必要 

7~10年目の看護師は経験を積んでいるという点では高く評価されますが、年齢的にライフステージが変わるころになります。

そのため、明確なビジョンを持ち、「自分のやりたい看護ができる」「ライフステージが変化しても長く働ける」などの多角的な視点から転職を判断する必要があります。

将来に向けて仕事とプライベートを両立できるきちんとしたビジョンを持っているのであれば、7~10年目の看護師は好条件の求人に採用されやすいので、転職するのにベストな経験年数と言えるでしょう。

 

11年目以上のベテラン看護師の転職はベスト?後悔しない決断を!

看護師の転職は何年目がベストなのか、最後は11年目以上のベテラン看護師の転職を検証していきます。

採用側の立場から11年目以上の転職を考える

採用側から見た7~10年目の看護師の評価を説明していきます。

入職時の扱いやすさ→組織文化への適応性 △

11年目以上のベテラン看護師は、自分の看護観や仕事のやり方がしっかり固まっていて、柔軟性に欠けることがあります。また、年齢的にも新しい環境に慣れるまでに時間がかかる傾向にあります。

 

即戦力になるかどうか ◎

11年目以上の看護師は知識・経験共に豊富ですので、即戦力になります。また、新人・若手指導やチームリーダー、管理職としての仕事も期待されることも少なくありません。

 

体力面はどうか △

ベテラン看護師は年齢的なこともあり、若手看護師よりも夜勤回数を減らすなどの配慮が必要になるので、体力面での評価は低いです。

 

長く働いてくれるかどうか ○

ベテラン看護師は、前職でも長く働いてきた実績があるものの、年齢やライフステージの変化の時期によっては、評価が低くなることも多いです。ライフスタイルや働き方と職場の条件が合っていれば、長く働いてくれると判断されるでしょう。

 

看護師側の立場から11年目以上の転職を考える

看護師側の立場から11年目以上の転職はベストなのかについて考えていきます。

求人の選択肢の多さは? ○

ベテラン看護師はいろいろな職場の求人を選ぶことができますが、一部の高度急性期病院や公立病院、治験関係の求人、美容クリニックは応募はできるものの採用されにくくなってきます。

一方で、主任や師長などの管理職求人が選択肢に入ることもあります。

 

求人の質は? ○

11年目以上の看護師は専門性を活かした求人であれば、好待遇の求人に採用されやすくなるでしょう。しかし、自分のこれまでのキャリアを活かせない診療科・職場に転職する場合は、いくら経験年数が長くても、求人の質が下がる傾向にあります。

 

悩みの深刻度は? ○

11年目以上のベテラン看護師が転職を考える悩みには次のようなものがあります。

  • 体力的に今までの職場がきつくなった
  • もっとゆったり働ける職場が良い
  • 家庭や子育てと仕事を両立したい
  • 今の職場は若手ばかりなので、居心地が悪い
  • キャリアの方向性(管理職か専門性か)をどうするか

ベテラン看護師の悩みは緊急性は高くないものの、ベテランだからこその悩み・年齢的なことからくる悩みが増えてきます。

 

それゆえに、11年目以上の看護師の転職は慎重に判断すべき

11年目以上のベテラン看護師は看護技術・知識・経験は十分にありますが、年齢+経験年数的に採用側からの評価が下がり始め、さらに求人の量・質も下がってきます。

それゆえに、転職にはベストの時期は過ぎたと言えるでしょう。しかし、転職をおすすめできないわけではありません。

転職することで、今抱えている悩みを解決できるのであれば転職すべきです。ただ、ベテラン看護師は転職に失敗すると、若手の頃よりもキャリアへのダメージが大きいので、慎重に判断すると良いでしょう。

 

まとめ

看護師の転職にベストな経験年数は4~6年目です。

 

看護師1~2年目は採用側の評価は低く、さらに求人の数・質も多くありませんが、悩みの緊急性が高いので、どうしても転職したいと思う人に限り、転職に適した時期と言えます。

看護師3年目から一気に採用側の評価が上がり、4年目からは求人の数・質も良くなります。そして、7年目以降になると、年齢的なことや経験年数からくる柔軟性の欠如などにより、徐々に採用側の評価や求人の数・質も下がってきます。

そのため、看護師の転職にベストな経験年数は4~6年目と言えるでしょう。

ただ、7年目以降でも「なぜ転職したいのか」を明確にして、はっきりとしたビジョンを持ち、それを叶えるための転職であれば、満足度の高い転職はできるはずです。

 

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