看護師が未経験可の求人を選ぶ時には、どんな点に注意すれば良いのでしょうか?
「未経験可、未経験歓迎」という求人なら、どれを選んでもOKというわけではないんです。
注意点を知らずに未経験可、未経験歓迎の求人を選ぶと後悔することになるかもしれません。
目次
看護師が未経験可の求人を選ぶ時の注意点=未経験の種類を見極める
看護師が未経験可の求人を選ぶ時の注意点1つ目は、未経験の種類を見極めることです。
看護師の未経験には2種類あるって知っていますか?
1つ目の未経験は、看護師の経験はあるけれど、その求人の診療科や分野は未経験というケースです。
たとえば、新卒で入職してからずっと急性期病棟で働いてきたけど、訪問看護への転職を考えているという場合は、訪問看護は未経験になります。
2つ目の未経験は看護師の経験自体がない、看護師の仕事が完全に未経験というケースです。
看護学校を卒業して、国家試験に合格したけれど、様々な理由で看護師としては働かなかったという人もいますよね。
また、今は看護学生で看護学校を卒業後の就職先の求人を探しているという場合も完全未経験になります。
このように看護師の未経験には2種類あるんです。
そのため、看護師の未経験可、未経験歓迎の求人を選ぶ時には、求人に書いてある「未経験」が2種類のうちどちらの未経験を指しているのかを見極める必要があるんです。
看護師が未経験可の求人を選ぶ時の注意点=教育制度を確認する
看護師が未経験可の求人を選ぶ時の注意点、2つ目は教育制度を確認することです。
未経験可、未経験歓迎の求人なら、仕事に慣れるための教育制度が整っているのは当然でしょ?と思うかもしれません。
でも、残念ながら当然のことではないんです。
未経験可、未経験歓迎と書かれていても、仕事に早く慣れてもらうための教育制度はなしという求人もあります。
未経験なのにそういうところに就職してしまったら、仕事に慣れるのは難しいですし、時間がかかりますよね。
誰も仕事を教えてくれない、何をして良いのかすらわからないという辛い状況になってしまうかもしれません。
そうならないためにも、未経験可、未経験歓迎の求人の選ぶ時は、教育制度が整っているかどうかを確認しないといけないんです。
特に、看護師経験がないタイプの未経験の人は、教育制度にはこだわらなくてはいけません。
看護師が未経験可の求人を選ぶ時の注意点=経験と給料の関係を確認
看護師が未経験可の求人を選ぶ時の注意点の3つ目は、今までの看護師経験を給料に反映させてくれるかどうかを確認することです。
これは、看護師経験はあるけれど転職したい診療科や分野が未経験の看護師さん向けの注意点になります。
未経験の診療科や分野に転職したら、それまでの看護師経験をフルに活かすことはできませんので、給料が大幅に下がってしまうのは仕方がないことと諦めていませんか?
でも、未経験の診療科や分野に転職しても、それまでの看護師経験年数を考慮した給与設定にしてくれるところもあるんです。
それなのに、未経験の診療科や分野に転職するんだから、給料が下がっても仕方がないと諦めて、求人を探す時に給料をあまり気にしないと、大きな損をしてしまうことになります。
給料は高ければ高いほど良いですよね。
ですから、未経験可、未経験歓迎の求人を選ぶなら、それまでの看護師経験を加味した給料にしてくれるかどうかも必ずチェックしておきましょう。
看護師が未経験可の求人を選ぶなら、自分の未経験のパターンを考慮しよう
看護師が未経験可の求人を選ぶなら、未経験可の求人の種類を見極めつつ、教育制度と看護師経験を給料に加算してくれるかどうかをチェックすべきとお話しました。
ここで、あなたの未経験パターン別に、あなたがどのくらい教育制度にこだわるべきか、そして看護師経験を給料に加算してもらえる可能性がどのくらいあるのかを見てみましょう。
最初に、看護師の未経験には2種類あるとお話しましたが、「看護師経験があるけど未経験」というパターンをさらに細かく分けることができます。
1つ目は、転職先の診療科は経験があるけど分野(業態)が経験なしのパターンです。
たとえば、総合病院の産婦人科から産婦人科クリニックへの転職を考えている場合ですね。
2つ目は、転職先の診療科は未経験だけど分野(業態)は経験ありというパターンです。
例を挙げると、総合病院の脳外科から総合病院の循環器内科に転職する場合ですね。
3つ目が、転職先の診療科も未経験、分野(業態)も未経験のパターンです。
これは総合病院から訪問看護ステーションへ転職する場合などです。
この3つに看護師経験がない完全未経験者のパターンを加えると、看護師の未経験パターンは細かく4つに分けることができるんです。
転職先の診療科は経験があるけど分野(業態)が経験なしの場合
転職先の診療科は経験があるけど、分野(業態)は未経験という場合は、その診療科で使う知識や技術は既に身につけていますので、それほど教育制度にこだわる必要はないでしょう。
もちろん、教育制度が充実しているところを選ぶのは良い事ですが、求人を選ぶ上での優先順位は低めでOKです。
経験加算については転職後も同じ診療科で働くのですから、今までの経験年数をすべて加算してくれるところを選びましょう。
教育制度へのこだわり度 ★
経験年数を給料に反映させてくれる可能性 ★★★
転職先の診療科は未経験だけど分野(業態)は経験ありの場合
転職先の診療科は未経験だけど分野(業態)は経験ありの場合は、教育制度はある程度こだわるべきですが、この場合に必要なのは診療科に関する知識ですので、自分で勉強すればカバーできる部分が大きいんです。
ですから、このパターンの未経験の場合は、求人を選ぶ上での教育制度の優先順位は中程度でOKです。
給料の経験加算については、診療科は違うものの分野(業態)は経験ありということで、ある程度の経験加算は期待できます。
教育制度へのこだわり度 ★★
経験年数を給料に反映させてくれる可能性 ★★
転職先の診療科も未経験、分野(業態)も未経験の場合
看護師経験はあるけれど、転職先の診療科も未経験、分野(業態)未経験という場合は、教育制度はきちんとこだわりましょう。
中途採用者にもプリセプターをつけてくれるようなところが良いですね。
給料の経験加算についてですが、診療科も分野(業態)も未経験ということで、今までの経験年数をすべて給料に反映させてもらうことは難しいかもしれません。
でも、経験年数の一部を反映させてもらうことは可能ですので、諦めずに加算してくれるところを探しましょう。
教育制度へのこだわり度 ★★★
経験年数を給料に反映させてくれる可能性 ★
看護師経験がない完全未経験者の場合
看護師経験がない完全未経験者の場合は、先ほどもお話しましたが教育制度には特にこだわらなくてはいけません。だって、看護師の経験がないんですから。
看護師としてスキルアップできるように、新人看護師向けの教育制度が整っているか、看護技術を使う機会はあるかなどをしっかりチェックしましょう。
そして、給料についてですが、これは経験加算はありません。完全未経験だから仕方がないですよね。
教育制度へのこだわり度 ★★★★
経験年数を給料に反映させてくれる可能性 ☆
未経験のパターン別に教育制度へのこだわり度と経験年数を給料に反映させてくれる可能性を見てきました。
ただ、求人を見ていても、教育制度の詳細はわからないですし、経験年数を給料に反映させてくれるかどうかもわかりません。
また、求人の未経験可、未経験歓迎が2種類のうちどっちのタイプなのかなんて、求人情報を見ただけでは判別できません。
教育制度の詳細や経験年数を給料に加算してくれるかどうか、求人がどっちの未経験なのかをしっかり調べるためには、転職サイトを使うと良いですよ!
転職サイトなら、担当者があなたに代わってこれらの注意点をきちんと調べてくれますので、未経験でも安心して転職することができるんです!
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