新人看護師で涙が止まらない経験をした人はいませんか?泣いたらダメ!泣き止まなくちゃ!と思えば思うほど、どんどん涙が出てきてしまうことは、新人看護師あるあるかもしれません。
新人看護師が涙が止まらない原因と対処法などを説明します。
新人看護師が涙が止まらない時はどんなケースがある?
新人看護師が涙が止まらないのはどんなケースがあるでしょうか?涙が止まらなくなる原因となるもの、きっかけとなるものを挙げていきます。
- 何度も同じミスを繰り返してしまった
- 患者さんに怒鳴られた
- 先輩看護師に厳しく叱られた
- いつもは厳しい先輩に、「頑張ってるね」と声をかけてもらえた
- 長期間受け持ちをしていた患者さんが亡くなった
- 自分のミスで先輩や師長、患者さんに多大な迷惑をかけてしまった
こういう時、新人看護師は涙が止まらないことが多いですね。自分の不甲斐なさを感じて涙が止まらない時に、先輩看護師に「大丈夫だよ」のように優しく声をかけてもらうと、もう涙は止まらなくなります。
職場にいるのに、嗚咽するほど泣いてしまうこともあるでしょう。
また、いつも厳しい先輩が、「頑張ってるね」とか「成長してるね」と認めてくれた時も、張り詰めていた緊張がふと緩んで、思わず涙が出てしまい、しかも止まらなくなることも多いと思います。
私も、新人看護師の頃に、勤務終了後にプリセプターに「大丈夫?最近、頑張りすぎじゃない?」と声をかけてもらった時、プリセプターをビックリさせるほど泣いてしまって、涙が止まらなかったという経験があります。
新人看護師が涙が止まらない時の4つの対処法
新人看護師が涙が止まらない時には、どうすれば良いのでしょうか?職場で涙が止まらなくなってしまったけれど、明日からまた元気に働くための4つの対処法をご紹介していきます。
思いっきり泣いてしまう
まずは、思いっきり泣いてしまいましょう。涙が止まらないなら、無理やり止めようとしなくて良いのです。
涙が出ると、副交感神経が強制的に優位になりますので、自然とリラックスすることができるので、涙を流すのは良いことなんですよ!
だから、涙が止まらないなら、無理に止めなくて良いです。先輩看護師に一言断りを入れて、ナースステーションや休憩室の片隅でスッキリするまで泣いてしまいましょう。
新人看護師は泣きたい気持ちを無理に抑えないでください。
涙と一緒にストレスを洗い流してしまえば、また元気に働くことができます。
無理に涙を止めて、ストレスを洗い流さずに溜め込むよりも、どうせ涙が止まらないなら、気が済むまで泣いて、ストレスも洗い流してしまえば良いのです。
先輩看護師も、新人看護師の頃は涙が止まらなくなった経験は持っているはずですし、新人看護師が泣いてしまうのは珍しいことではないので、あまり気にする必要はありません。
ただ、看護師が患者の前で泣くのはNGですから、患者さんの前で泣いてしまった時は、すぐに「すみません」と一言伝えて、その場を離れるようにしてください。
一言謝っておく
新人看護師が涙が止まらなくなって、思いっきり泣いてスッキリしたら、仕事に戻らなくてはいけませんが、仕事に戻る時には、泣いているのを見られた先輩看護師に、「ご迷惑をおかけしました」と一言謝っておきましょう。
先輩看護師に怒られたことが原因で泣いてしまったとしても、一応謝っておきましょう。
謝っておくことで、「涙が止まらなくなってしまった」という気まずさが少し軽減されますので、「すみません。ご迷惑をおかけしました」と伝えておくことは大切なのです。
泣いた後はストレス解消!
涙が止まらないけれど、何とか仕事に戻り、その日の勤務を終えたら、その日はとにかくストレスを解消することに全力を注ぎましょう。
職場で泣いてしまうということは、それだけストレスが溜まっている証拠なんです。涙と一緒にストレスを洗い流したとしても、まだまだ見えないところにたくさんストレスが溜まっていると思います。
涙が止まらないということは、脳からSOSが出ているということですから、思いっきりストレス解消をしてください。
ストレス解消は人それぞれですが、次のようなことでストレスを解消するのはいかがでしょうか?
- 美味しいものを食べに行く
- 友達とお酒を飲む
- ショッピングに行って自分へのご褒美を買う
- マッサージに行ってリラックスする
コンビニに寄ってお菓子を大量に買い込んで、1日だけドカ食いしてしまうのも良いかもしれません。
泣いて少しスッキリしたら、そのあとはさらにスッキリできるようにストレス解消をして、明日また元気に働くためのエネルギーを充電すると良いでしょう。
楽しい未来を考える!
涙が止まらないという経験をしたら、「私って、看護師に向いてないかも」と思い悩む新人看護師も多いと思います。
でも、あなたは看護師に向いていないわけではありません。ただ、少しストレスが溜まりすぎてしまっただけです。
向いてないかもと悩むのではなく、楽しい未来を考えましょう。今は、新人看護師だから毎日辛いし、涙が止まらないほどストレスが溜まってしまうのです。
でも、もう少しだけ我慢してみませんか?2年目になれば、今よりは確実に楽になります。
3年目になれば、看護の楽しさを実感できます。新人看護師の時に、涙が止まらない経験を3回した私が言うのだから間違いありません!
3年後、5年後にどんな看護師になっているのか、楽しい未来を考えれば、気持ちをリセットできて、また翌日から頑張れるはずです。あとは、グッスリ眠ってしまいましょう!
新人看護師は涙が止まらないというのは成長している証拠かも?
新人看護師が涙が止まらないと、「私は看護師に向いてない。」、「私ってダメな看護師だ」、「私、看護師を辞めたほうが良いかも…」と思ってしまうかもしれません。
でも、新人看護師が涙が止まらないのは、看護師として成長している証拠なんです。右も左もわからない入職当初は、先輩看護師に怒られても、ミスをしても、今ほどショックを受けなかったのではないですか?
あなたが看護師として成長して、自分を不甲斐ないと思うようになったから、もっと仕事ができるようになりたいと思うようになったから、頑張りすぎてしまったから、涙が止まらなくなってしまうのです。
新人看護師が涙が止まらないのは、全然恥ずかしいことではありません。むしろ、頑張っていて、看護師として成長している証拠です。
だから、涙が止まらないことを恥ずかしく思う必要もないし、看護師に向いてないと思う必要もないんです。
まとめ
新人看護師が涙が止まらない理由や4つの対処法などをまとめました。新人看護師が涙が止まらないのは、頑張っていて、成長している証拠ですから、自分を褒めてあげましょう。
ただ、あなたがもし職場で涙が止まらなくなってしまった時に、先輩看護師が優しく接してくれるのではなく、「なに泣いてんの?」とか「泣けば許されると思ってるの?」のように追い打ちをかけるかのように厳しく接してくる場合、その職場は良い職場とは言えません。
新人看護師が泣いているのに、さらに厳しく接する先輩看護師がいる職場で働いていても、ストレスが溜まるだけです。
それなら、優しい先輩看護師がいて、温かい雰囲気の職場に転職したほうが良いと思いませんか?
転職を考えている新人看護師は、転職サイトを使って求人を探すと良いですよ。
転職サイトを使うと、担当コンサルタントが職場の雰囲気や人間関係が良好かなどを調べてくれるので、涙が止まらなくなった時には優しく接してくれるような職場、それどころか涙を流さずに済むようなストレスが少ない職場に転職することができるんです。