患者の危険行動に対する看護師の対処法3つ

患者の危険行動に対して、どんな看護をすれば良いのか悩んでいる看護師さんは多いと思います。危険行動がある患者さんの対処法を3つまとめました。

危険行動の患者さんの安全を守るための看護の注意点を確認しておきましょう。

患者の危険行動とは何でしょうか?

患者の危険行動とは何でしょうか?

患者の危険行動とは何でしょうか?どんなことを「危険行動」と定義するのでしょうか?この危険行動という言葉は、「重症度・看護必要度に関わる評価票」に出てきます。

「重症度・看護必要度に関わる評価票」は診療報酬に関わるもので、患者さんの重症度やADLを評価するものです。

危険行動は重症度・看護必要度に関わる評価表の「B 患者の状況等」の最後の項目に出てくるもので、「治療・検査中のチューブ類・点滴ルート等の自己抜去、転倒・転落、自傷行為」や看護師等が「そのまま放置すれば危険行動に至ると判断する行動」のことです。

この重症度・看護必要度に関わる評価票内での危険行動には、暴力をふるったり、大声を出したり、病室内での喫煙などの迷惑行為は含まれません。

患者の危険行動に対する看護師の対処=アセスメントをする

患者の危険行動に対する看護師の対処=アセスメントをする

患者の危険行動に対する看護師の対処法、まずは患者さんの危険行動の可能性を予測することです。

1人1人の患者さんをアセスメントして、危険行動をする可能性があるかをチェックしましょう。もし、病棟に危険行動の専用アセスメントシートがあれば、それを使ってアセスメントしてください。

アセスメントシートがないなら、患者さんの年齢や既往歴、知覚、運動機能障害、活動領域、認識力、薬剤の使用の有無、病室の環境、病状など多方面から情報収集をして、アセスメントをして、危険行動の可能性を予測しましょう。

危険行動を起こしやすい患者さんは認知症、精神疾患の患者さんなどが多いですが、高齢の患者さんは入院して日常と環境が変わっただけで、夜間せん妄を起こしてしまうことがあります。

また、せん妄を起こさなくても、「歩けるから大丈夫」と過信する高齢者が多く、ナースコールを押さずに離床して、結局転倒するということも多いので、認知症や精神疾患がなくても、特に高齢の患者さんは、しっかりアセスメントをするようにしましょう。

患者の危険行動に対する看護師の対処=油断禁物、できる限りの対処を

患者の危険行動に対する看護師の対処=油断禁物、できる限りの対処を

患者の危険行動に対する看護師の対処、次は油断は禁物だということです。

例えば、高齢の患者さんで転倒リスクが高いと判断した場合、「トイレなどベッドから離れる時は、ナースコールを押してくださいね」と言っただけでは不十分です。

もちろん、1回1回きちんとナースコールで知らせてくれる患者さんもいますが、「1人で歩けるから」、「看護師さんに迷惑かけちゃうから」という理由で、ナースコールを押さずに離床する患者さんはたくさんいます。

もし、そういう患者さんが転倒した時に「私は、ナースコールを押すように説明しました。私は悪くありません」というのは大きな間違いですよね。

説明して「わかりました」という返答があっても油断大敵です。アセスメントで、危険行動のリスクが高いと判断したら、できる限りの対処をしましょう。

転倒リスクを例にすれば、ナースコールの説明だけでなく、離床センサーを使うこと、ナースステーション近くの部屋に移動させること、ベッドは低いものに変えること、訪室を頻回にすること、トイレが頻回ならポータブルトイレの使用を考慮することなどがありますよね。

危険行動をする患者さんは看護師の予測をはるかに超えた、予想外の行動を取ることが多いですから、「この患者さんは危険行動の行動の可能性がある」と判断したら、できる限りの対処、徹底した予防策を取るようにしましょう。

患者の危険行動に対する看護師の対処=精神的なケアを無視せずに

患者の危険行動に対する看護師の対処=精神的なケアを無視せずに

患者の危険行動に対する看護師の対処、最後は精神的なケアを忘れないことです。看護師としては、危険行動をする患者さんは、言葉は悪いですが「面倒」ですよね。

やっぱり危険行動があると、それだけ仕事が増えますし、もし危険行動で経口挿管を抜かれたり、CVを抜かれたらとんでもないことになりますし、転んで骨折したらインシデントでは済みません。

だから、面倒だと思うのは仕方がないことです。でも、それが顔に出ていませんか?

看護師が怖い顔をして、「ナースコールを必ず押してくださいね!」と言ったら、患者さんは「看護師さんが怒っているから、わざわざナースコールを鳴らすのは申し訳ないな」と思って逆効果になるかもしれません。

また、怖い顔をして、せん妄の患者さんに接したら、患者さんは不安に感じて、せん妄がさらに悪化するかもしれません。

そのため、危険行動をする患者さんに接する時は、安心してもらえるような接し方を心がけて、精神的なケアを忘れないようにしましょう。

まとめ

まとめ

患者の危険行動に対する看護師の対処法、看護の注意点をまとめました。危険行動をする患者さんへは用心深すぎるくらいに用心深く、できる限りの対処をしなければいけません。

患者さんの安全を守ることが最優先です。できる限りの対処をしても、まだ危険行動への対処が不十分で、安全を守れないという場合は、抑制をすることも考慮しましょう。

ただ、抑制は患者さん本人や家族の了承が必要ですし、病院・施設によって方針が違いますので、必ず師長に相談して、同意書があるかどうかを確認してから行ってください。

あくまで最終手段であることを忘れないで下さいね。

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