看護師の慢性期病院の志望動機の書き方と例文!長期間寄り添える看護:総合的にバランスが良くて楽=8:2

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看護師の志望動機は慢性期病院の場合、どういうものが良いのでしょうか?

「慢性期ってやる気や熱意をアピールしにくいよね」と心配なあなたのために、しっかりとやる気が伝わり、慢性期病院に採用される良い志望動機のポイントを例文を読みながら考えてみましょう。

看護師の慢性期病院の志望動機の書き方と例文!

看護師の志望動機は慢性期病院の場合、どういう種類と比率になるの?

看護師の志望動機は慢性期病院の場合、まずはどういう種類や比率になるのかを確認する必要があります。

あなたはなぜ慢性期病院で働こうと思ったのですか?

慢性期病院の良い志望動機を考える前に、まずはあなたがなぜ慢性期病院で働きたいと思ったのかを考えてみましょう。

残業も少なめ、医療行為はほどほどで精神的に楽、体力的にも楽

慢性期病院は、急性期病院に比べて急変は少ないですし、緊急入院はほぼありませんので、突発的な事態が起こるリスクが小さいんです。ですから、残業は少なめですし、定時退勤できる日が多くなります。

そして、慢性期は病状的に落ち着いている患者さんが多いので、医療行為も少なめなんです。医療行為が少ないと、精神的に楽ですよね。

ただ、医療行為は全然ないというわけではなく、急性期よりは少なめ、介護施設よりは多めとバランスが良いんです。

また、介護士が配置されていることが多いですので、オムツ交換や入浴介助などの力仕事は介護士の仕事で、看護師は看護業務だけを行えば良いので、体力的にも楽な仕事に成ります。

長期間、患者さんに寄り添える看護ができる

慢性期病院は在院日数が数ヶ月以上になることも珍しくありませんので、患者さん1人1人と長期間寄り添い、その人に合わせた看護、個性を尊重した看護をすることができます。

慢性期病院を志望する看護師さんは、「総合的にバランスが良くて楽」と「長期間寄り添える看護」の2種類の志望動機を持っていると思います

では、この2種類の志望動機はあなたの中でどんな比率で優先順位はどっちが上でしょうか?

「急性期は激務で辛かった。今度はもっとゆとりを持って働きたいから慢性期病院で働こう!慢性期なら患者さんと長い間関わることができるし。」と思ったのではないでしょうか?

つまり、2種類の志望動機の優先順位は「総合的にバランスが良くて楽」が上、比重も「総合的にバランスが良くて楽」のほうがやや重い、詳細な比率は人によって異なると思いますが、「総合的にバランスが良くて楽」60%、「長期間寄り添える看護」40%程度の人が多いともいます。

この「総合的にバランスが良くて楽」60%、「長期間寄り添える看護」40%があなたの慢性期病院で働きたい本音です。

では、この本音の比率と優先順位をそのままダイレクトに表現した志望動機は、慢性期病院の採用を勝ち取ることができる良い志望動機になるのでしょうか?

看護師の志望動機、慢性期編=悪い例文その1

看護師の志望動機は慢性期病院の場合、本音の比率をそのままダイレクトに表現し、さらに優先順位どおりに「総合的にバランスが良くて楽」から書き始めたら、仕事へのやる気をアピールできて、良い印象を持ってもらえるのかを考えてみましょう。

「総合的にバランスが良くて楽」60%、「長期間寄り添える看護」40%の本音の比率を「総合的にバランスが良くて楽」から書き始め、ダイレクトな表現を使った志望動機の例文をご紹介します。

本音の比率&優先順位どおりに書き始め&ダイレクトな表現を使った例文

前職では急性期病棟で働いていましたが、急変や緊急入院に振り回される日々で、毎日残業があり、体力的にも辛かったので、転職を決意いたしました。慢性期病院なら、急性期よりも急変は少ないですし、緊急入院もありませんので、残業がほとんどなく定時退勤できることに魅力を感じ、貴院を志望いたしました。また、慢性期病院だと命に関わるような医療行為がなく、精神的にもゆとりを持って働くことができますし、介護士の方がいらっしゃることで、体力的にも楽であることも私が慢性期病院を選んだ理由の1つです。急性期病棟で働いていた時は、患者様の在院日数が短く、患者様との関わりよりも、とにかく治療優先のような看護になっていたのですが、貴院は患者様の個性を大切にした看護を理念に掲げていらっしゃいますので、貴院でなら患者様1人1人とじっくり向き合った看護ができると思っております。

2つの問題点とは?

この例文を読んでどう感じましたか?あまり良い印象を持ちませんでしたよね。

この例文には2つの問題点があるんです。2つの問題点とは何か、1つ1つチェックしていきましょう。

「総合的にバランスが良くて楽」が強調されすぎて、仕事へのやる気をアピールできていない

この例文を読んだとき、思った以上に「総合的にバランスが良くて楽」が強調されていて、「長期間寄り添える看護」があまり印象に残らないと思いませんでしたか?

そうなんです!本音の比率のまま優先順位どおりに書き始め、「総合的にバランスが良くて楽」の理由をダイレクトに表現してしまうと、「総合的にバランスが良くて楽」が強調されすぎてしまうのです。

志望動機の中の「総合的にバランスが良くて楽」は、「長期間寄り添える看護」よりも印象に残りやすく、10%アップで聞こえるという特徴があります。

また、「総合的にバランスが良くて楽」から書き出すことでも、「総合的にバランスが良くて楽」が強調されますのでさらに10%アップになり、ダイレクトな表現を使うことでも10%アップになります。

つまり、この例文だと本音の割合である「総合的にバランスが良くて楽」60%、「長期間寄り添える看護」40%で書いたとしても、「総合的にバランスが良くて楽」が合計30%アップで聞こえますので、「総合的にバランスが良くて楽」90%、「長期間寄り添える看護」10%の比率の印象が残るのです。

「総合的にバランスが良くて楽」が90%で、「長期間寄り添える看護」が10%しかなかったら、採用担当者は、「この人はとにかく楽がしたいんだな。慢性期病院の仕事はそんなに興味がないんだな。」と思いますよね。

仕事への興味がないと思われたら、やる気をアピールできず、採用担当者に好印象を与えることはできませんので、不採用になってしまいます。

ですから、慢性期病院の志望動機は本音の割合のまま優先順位どおりに書き出し、ダイレクトな表現を使うのはダメなんです。

慢性期病院のデメリットを理解していると伝えていない

この例文の問題点の2つ目は、慢性期病院のデメリットを理解していると伝えていないことです。

あなたは慢性期病院で働くデメリットを理解していますか?慢性期のデメリットは、患者さんの回復がわかりにくく、ルーチンワークになりやすいことです。

また、急性期よりもそれほど多くないことは慢性期のメリットの1つですが、考え方を変えてみると、スキルアップには向いていないデメリットにもなり得ます。

これらのデメリットを理解していない看護師さんが慢性期病院で働くと、「なんか、思っていたのと違うなぁ。毎日同じ作業の繰り返しでつまらない。もう辞めちゃおうかなぁ。」と思うかもしれませんよね。

慢性期病院のデメリットを理解していることを伝えないと、採用担当者は「この看護師さんは、すぐに退職するリスクがあると考えるでしょう。

どんなにベテランで経験豊富な看護師さんでも、すぐに退職するリスクがあると思われたら、採用してもらえません。

この例文の2つの問題点をおさらいしておきましょう。

本音の比率を使い、優先順位どおりに書き始め、「総合的にバランスが良くて楽」にダイレクトな表現を使ったことで、「総合的にバランスが良くて楽」が強調されすぎて、仕事へのやる気をアピールすることができませんでした。

また、慢性期のデメリットを理解していると伝えていないことですぐに退職するリスクがあると思われてしまいました。

では、次はこの2つの問題点をどうすれば解決できるのかを考えてみましょう。

看護師の志望動機、慢性期編=悪い例文その2

看護師の志望動機、慢性期病院で働きたい場合は、は本音の比率のまま優先順位どおりに書き出し、ダイレクトな表現を使うと、やる気をアピールできませんのでNGです。

また、慢性期のデメリットを理解していると伝えていないことや未経験をフォローしていないこともダメでしたよね。

では、本音の比率から「総合的にバランスが良くて楽」を全部カットして、「総合的にバランスが良くて楽」0%、「長期間寄り添える看護」100%の比率に変えると、仕事へのやる気をアピールすることはできるのでしょうか?

「総合的にバランスが良くて楽」0%、「長期間寄り添える看護」100%の比率で、慢性期のデメリットを理解していると伝え、未経験をフォローした志望動機の例文をご紹介しますので、あなたが採用担当者になったつもりで読んでみてください。

「総合的にバランスが良くて楽」0%、「長期間寄り添える看護」100%&デメリットを理解した例文

前職では急性期病棟で働いておりましたが、患者様は在院日数が短いですし、仕事量が多く目の前の仕事を終わらせることに精一杯でしたので、患者様とじっくり関わる時間が持てないことに疑問を感じておりました。看護師経験が10年目に入ったことを機に、自分のやりたい看護、理想とする看護に挑戦しようと思い、在院日数が長く患者様とじっくり向き合える時間がある慢性期病院で働くことを決意いたしました。特に貴院では、療養中の患者様の個性を尊重し、1人1人に合わせた個別性のある看護を行っていらっしゃると伺いましたので、ぜひ貴院で働かせていただき、患者様の少しの変化も見逃さず、その患者様に合わせた看護を学び実践していきたいと思い志望させていただきました。慢性期看護の経験はありませんが、前職での経験を活かしながら、積極的に慢性期看護を学び、看護師としての視野を広げ成長していきたいと思います。

悪い例文その1の2つの問題点を解決することはできた?

この例文では、悪い例文その1の問題点をすべて解決することができたのでしょうか?1つずつチェックしていきましょう。

「総合的にバランスが良くて楽」は強調されすぎて、やる気をアピールできていないことは解決できた?

この志望動機の例文は、「総合的にバランスが良くて楽」0%:「長期間寄り添える看護」100%の比率で書いていますので、「総合的にバランスが良くて楽」には一切触れていません。

そのため、「総合的にバランスが良くて楽」が強調されることはありませんので、この問題は自動的に解決することができています。

また、なぜ慢性期病院で働きたいのかやなぜ慢性期病院の中でもその病院を選んだのかを伝えていますので、やる気をしっかりアピールすることができています。

慢性期病院のデメリットを理解していることを伝えることはできた?

慢性期病院のデメリットはやりがいを感じにくいことやスキルアップに向いていないことでしたよね。

このデメリットを、「療養中の患者様」というワードで、「積極的な治療ではなく、療養中であること」、つまり「変化がなく医療行為も少ない」という慢性期病院のデメリットを知っていることを説明しています。

そして、「患者様の少しの変化も見逃さず、その患者様に合わせた看護をしたい」や「看護師として成長したい」などのワードで、「回復は見えにくいけど、自分でやりがいを見つけたい」、「積極的にスキルアップする機会を見つけたい」と遠まわしに伝えることができています。

このように伝えれば、採用担当者は「この看護師さんは慢性期病院のことをわかっているから、長く勤めてくれるな」と思ってくれますよね。

このデメリットを伝える時のポイントは、ダイレクトな表現を使わずに遠まわしに表現することです。

たとえば、「患者さんの回復が目に見えないですし、毎日の仕事がルーチンワークになりやすいですが、自分なりのやりがいを見つけます。また、医療行為が少ない分看護技術が衰えるリスクがありますが、自分で積極的にスキルアップしていきます。」と表現したらどうでしょうか?

「回復が目に見えない」、「ルーチンワークになりやすい」、「看護技術が衰える」などのマイナスのイメージを連想させるワードをズバッと表現してしまうと、採用担当者としてはあまり良い印象を持ちません。

それどころか、「じゃあ、回復が目に見えて、ルーチンワークじゃなくて、医療行為が多い急性期で働けば良いんじゃないの?」と思うでしょう。

そう思われたら、デメリットを伝えて「すぐに退職はしません!」とアピールするつもりでも、「慢性期には向いてない人だな」と判断されますので不採用になってしまいます。

ここまで悪い例文その1の2つの問題点はすべて解決することができました。でも、ご紹介した例文は、良い例文ではないんです。

なぜなら、悪い例文その1にはなかった新しい問題が生じているからです。

新しい問題って何?

この例文は、一見とても良い例文に思えますよね。でも、なんだかちょっと不自然な志望動機だと思いませんか?

その「ちょっと不自然」と思うことが、この例文の新しい問題点です。なぜ、ちょっと不自然に感じるのか、それは、仕事へのやる気をアピールしようとしすぎて、「総合的にバランスが良くて楽」に触れていないからです。

採用担当者は採用のプロですから、志望動機に少し嘘が混ざることは知っています。でも、この例文は「総合的にバランスが良くて楽」を全部カットしていることで、「少しの嘘」ではなく「やりすぎの嘘」になってしまっているんです。

この例文を読んだ採用担当者は、「この看護師さん、ちょっとやりすぎでしょ。仕事へのやる気も疑わしいなぁ」と思うはずです。

やりすぎだと思われることで、志望動機全体の信憑性が下がります。そうすると、仕事へのやる気を疑われてしまいますので、結局はやる気をアピールできないんです。

過ぎたるは及ばざるが如しということわざがあるように、やりすぎのアピールは、アピール不十分と同じことになりますので、「総合的にバランスが良くて楽」0%、「長期間寄り添える看護」100%のやりすぎの建前の割合の志望動機はNGです。

看護師の志望動機、慢性期編=良い例文

看護師の志望動機、慢性期病院の場合は、本音の比率のまま優先順位どおりに書き出し、ダイレクトな表現を使うとやる気をアピールできません。

でも、やりすぎの建前の割合を使っても、やる気のアピールにはつながらないのです。

では、採用担当者にやる気をアピールできて、採用がグッと近づく志望動機はどんなものなのでしょうか?

良い志望動機を考えるためには、まず悪い例文その1とその2を思い出してみましょう。

その1では「総合的にバランスが良くて楽」の比率が高すぎたこと、「総合的にバランスが良くて楽」から書き始めたこと、「総合的にバランスが良くて楽」にダイレクトな表現を使ったことがダメでしたよね。

また、悪い例文その2では「総合的にバランスが良くて楽」をカットしてしまったことがダメでした。

この反省を踏まえると、「総合的にバランスが良くて楽」の比率を少なめにして、バランスの良い建前の比率で書くこと、「長期間寄り添える看護」から書き始めること、「総合的にバランスが良くて楽」は遠まわしの表現を使うことに気をつければ、良い志望動機になるはずです。

バランスの良い建前の比率ってどのくらいなのか気になりますよね。

「総合的にバランスが良くて楽」60%、「長期間寄り添える看護」40%の比率では「総合的にバランスが良くて楽」が多すぎ、「総合的にバランスが良くて楽」0%、「長期間寄り添える看護」100%の比率ではやりすぎですので、「総合的にバランスが良くて楽」20%、「長期間寄り添える看護」80%の比率がちょうど良く、バランスが良いでしょう。

そして、悪い例文その2で解決した慢性期のデメリットを理解していると伝えることも忘れないでくださいね。

では、「総合的にバランスが良くて楽」20%、「長期間寄り添える看護」80%のバランスの良い建前の割合で、「長期間寄り添える看護」から書き始め、「総合的にバランスが良くて楽」には遠まわしの表現を使い、デメリットを理解していると伝え、未経験をフォローした志望動機の例文をご紹介します。

バランスの良い建前の比率&「長期間寄り添える看護」から書き始め&「総合的にバランスが良くて楽」に遠まわしの表現&デメリットを理解した例文

私は新卒で入職してからずっと急性期病棟で働いてまいりましたが、患者様1人1人とじっくり関われず、型どおりの看護しかできないことに疑問を抱いておりました。看護師経験が10年になったのを機に、今後どんな看護師になるべきかを考え、患者様とじっくり向き合い、1人1人に合わせた看護を行いたいと思い、慢性期病院への転職を決意いたしました。貴院では患者様目線で、個別性を尊重した看護を行っていらっしゃると伺っておりますので、貴院でなら私の理想とする看護ができるのではないかと考え、ぜひ貴院で働かせていただきたいと思い志望させていただきました。慢性期での経験はありませんが、貴院は療養中でありながらも人工呼吸器をつけた患者様や看護度の高い患者様もいらっしゃるとのことですので、急性期での臨床経験を活かしつつ、慢性期看護を学びながら、より広い視野を持った看護師に成長していけるよう日々努力していきたいと思います。また、貴院は既婚者や育児中の看護師の方がたくさん活躍されていますので、貴院なら、ライフスタイルが変化しても、長く働けるのではないかと思ったことも貴院を志望した理由の1つです。

今までの問題点は全部解決することができた?

この例文では、今までの問題点を全部解決することができたのでしょうか?

「長期間寄り添える看護」から書き始めていることは、すぐにわかったと思いますので、それ以外の問題点をチェックしていきましょう。

「総合的にバランスが良くて楽」はバランスが良く、仕事へのやる気をアピールできている?

この例文は「総合的にバランスが良くて楽」は20%、「長期間寄り添える看護」80%の割合ですが、悪い例文その1と比べると、「総合的にバランスが良くて楽」はそこまで印象に残らず、「長期間寄り添える看護」の印象が強く残りましたよね。

悪い例文その1でお話したように、「総合的にバランスが良くて楽」は印象の残りやすく、本来の比率よりも10%アップで聞こえます。

でも、「長期間寄り添える看護」から書き始めることで印象は10%ダウン、遠まわしの表現を使うことでさらに10%ダウンとなり、「総合的にバランスが良くて楽」20%、「長期間寄り添える看護」80%の比率で書いた志望動機は、「総合的にバランスが良くて楽」10%、「長期間寄り添える看護」90%の比率の印象が残るんです。

「総合的にバランスが良くて楽」の理由が強調されてしまうと、採用担当者はあまり良い印象を持ちませんが、それほど目立たなければ、「総合的にバランスが良くて楽」の理由は志望動機全体の信憑性を高める役割を果たしてプラスに働くんです。

志望動機全体の信憑性が高まれば、「長期間寄り添える看護」の信憑性も高くなりますので、やる気を疑われることなくしっかりとアピールできますよね。

また、なぜ慢性期病院で働きたいのか、慢性期病院の中でもなぜその病院を選んだのか、どんな看護をしたいかなどを伝えることでも、やる気をアピールすることができています。

「総合的にバランスが良くて楽」には遠まわしの表現を使えている?

慢性期病院は、残業が少なめというメリットがありますが、それを「既婚者や育児中の看護師さんが多いから、家事や育児と仕事を両立しやすい。だからライフスタイルが変わっても長く勤められる」と遠まわしの表現で伝えています。

ただ単に「残業が少なめなので、志望しました」と伝えるより、「家事や育児と両立しやすいので、将来的にも長く勤めることができる」と表現したほうが、印象はグッと良くなります。

慢性期のデメリットを理解していると伝えている?

これは悪い例文その2で解決できましたが、念のためもう一度確認しておきましょう。

「療養中でありながら、人工呼吸器をつけた患者様や看護度の高い患者様もいらっしゃる」という言葉で、基本的には状態が安定していて変化が乏しく、医療行為が少ないというデメリットを説明しています。

それでも、前職の急性期の経験を活かせるような患者さんがいる慢性期病院を選んでいることや、看護師として成長するために日々努力することを伝えることで、「自分でやりがいを見つけます!スキルアップします!」と慢性期のデメリットを乗り越えるつもりだとアピールできていますね。

このように伝えれば、「この看護師さんは、慢性期病院をわかっているから長く勤めてくれそうだな」と採用担当者は思ってくれるはずです。

これで、今までの問題点はすべて解決することができました。また、新たな問題点も見つかっていませんので、これが慢性期病院の良い志望動機ということになります。

では、最後にもう一度慢性期病院の良い志望動機のポイントを確認しておきましょう。

<慢性期病院の良い志望動機のポイント4つ>
・「総合的にバランスが良くて楽」20%、「長期間寄り添える看護」80%で書く
・「長期間寄り添える看護」から書き始める
・「総合的にバランスが良くて楽」には遠まわしの表現を使う
・慢性期のデメリットを理解していると遠まわしに伝える

これらの4つのポイントを守って慢性期病院の志望動機を考えれば、採用はグッと近づくはずです。

あなたが慢性期看護の経験がある場合は、未経験のフォローをする必要がないのはもちろんですが、デメリットを理解していると伝える必要もありません。

慢性期の経験があれば、デメリットを既に知っていることは、採用担当者もわかってくれるからです。

採用担当者が履歴書や職務経歴書を見て、「あ、この看護師さんは慢性期の経験があるんだな」と知れば、その時点で「じゃあ、慢性期のデメリットも知っているな」とわかってくれます。

ですから、デメリットを理解していると伝えるのではなく、前職の経験を今後どう活かしていくのかを具体的に伝えると良いでしょう。

でも、「私は急性期病棟で働いていたわけじゃないんだけど、例文と違うパターンの時はどうすれば良いの?」という人もいると思います。

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