訪問看護師への転職したい?転職前に知っておきたい6つのこと!

看護師は訪問看護ステーションの特徴を知っておきましょう!

訪問看護師に転職したい人は、仕事内容や転職するメリット・デメリット、訪問看護師に向いている人、求人選びの注意点を確認しておきましょう。

これらを知らずに訪問看護師へ転職すると、病棟勤務とのギャップにショックを受けることもあります。

転職に失敗しないためにも、訪問看護師への転職を考えている人は、まずはこれを読んでください。

訪問看護師への転職は今がチャンスかもしれない!

訪問看護師への転職は、今がチャンスかもしれません。なぜなら、訪問看護の需要予測によると、訪問看護師はこれからどんどん必要になるからです。

これから2025年に向けて、高齢者はどんどん増えていきます。でも、医療費は削減しないと、国の健康保険制度が成り立たなくなります。

そのため、療養病床を削減し、できるだけ早く退院させて、自宅療養をしてもらうような政策が進められています。

また、価値観の多様化で病院ではなく自宅で家族に見守られながら、人生最期の時を迎えたいという人が増えてきています。

自宅療養や自宅での看取りには、訪問看護師が必要になりますよね。だから、訪問看護師は今も需要が高く、さらにこれからその需要はどんどん増えていくことが予測されているのです。

これから需要が高くなることがほぼ確実な分野に、今のうちに転職しておけば、今後は経験やスキルを活かしながら、その分野のリーダー的な役割を担って働くことができますし、将来はより好条件の職場へ転職することも可能なのです。

だから、訪問看護師への転職は今がチャンスと言えるのです。実際に、訪問看護ステーションは看護師の人気の転職先の1つになっているんですよ!

訪問看護師へ転職すると、どんな仕事内容になるの?

看護師が訪問看護ステーションに転職するメリットって何?

訪問看護師へ転職すると、どのような仕事をすることになるのでしょうか?「患者さんの自宅に行って看護をする」というぼんやりとしたイメージしか持っていないあなたのために、具体的な訪問看護師の仕事内容を説明します。

  1. 健康状態の観察
  2. 自宅療養での世話
  3. 医療処置
  4. リハビリ支援
  5. ターミナル期の看護
  6. 家族の看護

健康状態の観察

訪問看護師は、患者のバイタルサインをチェックし、全身状態のアセスメントをして、今までの経過と変わりないか、異常は見られないか、医師へ報告すべきかどうかなどを判断します。

自宅療養での世話

清潔ケアや口腔ケア、排便コントロール、食事介助などを行います。また、正しく服薬できているかを確認し、服薬指導を適宜行っていきます。

さらに、患者さんの状態によっては、話し相手になって訪問時間の大半をおしゃべりに費やしたり、一緒に散歩に出かけたり、買い物に付き添ったりすることもあります。

医療処置

訪問看護師は、CVポートやPEG、ドレーン、気切、ストーマの処置や褥瘡の処置、人工呼吸器や酸素の管理などを行います。

リハビリ支援

訪問看護ステーションには理学療法士や作業療法士などが在籍し、リハビリを専門に行うこともありますが、看護師が訪問時もROM訓練をしたり、ADLをアップさせるための看護をします。

ターミナル期の看護

最近は、自宅で看取りを希望する患者・家族が増えてきています。訪問看護師は疼痛緩和のケアや患者・家族の精神的なケアを行い、看取りまで看護をしていきます。

また、看取りの瞬間は看護師がいないことが多いので、看護師への連絡のタイミングなどを指導したり、いつでも連絡してきてもらいたいことをきちんと伝えておかなくてはいけません。

家族の看護

自宅療養をしている家族は、疲労が溜まっていたり、経済的な不安を抱えていることが多いです。

訪問看護師は家族を観察し、さらに密にコミュニケーションを取って、必要に応じて、療養上の世話のアドバイスや社会資源を紹介するなどの支援を行います。

訪問看護師はこのような仕事を行います。常勤看護師の場合は、1日5~7件を訪問することが一般的です。

訪問看護師に転職する4つのメリット

看護師が訪問看護ステーションに転職するデメリットは?

訪問看護師に転職するメリットには、どんなものがあるのでしょうか?訪問看護師は、4つのメリットがあるんです!

  1. 日勤のみで働ける
  2. 給料が意外と高い
  3. やりがいがある
  4. 日曜日は休みのことが多い

日勤のみで働ける

訪問看護師のメリットの1つ目は、日勤のみで働けることです。訪問看護は日中、患者さんの自宅を訪問しますので、夜勤をすることはありません。

そのため、夜勤が苦手な人でも大丈夫ですし、子育て中の人でも働くことができるのです。

給料が意外と高い

訪問看護師は日勤のみの仕事ながら、意外と給料が高いというメリットがあります。日本看護協会の「2014年 訪問看護実態調査報告書」によると、常勤の訪問看護師の平均給料は33万7942円(基本給27万716円、諸手当6万7226円)となっています。

これを12ヶ月分で換算すると、405万5304円です。これに、2ヶ月分のボーナスが加わるとすると約450万円、3ヶ月分なら約480万円程度になります。

看護師の平均年収は480万円ですが、訪問看護師は日勤のみの仕事なのに、看護師の平均年収とほぼ変わらない年収を稼ぐことができますので、訪問看護師の給料は高めであると言えるのではないでしょうか。

やりがいがある

訪問看護師は基本的に1人で患者宅を回ります。1人でアセスメントをして、1人で看護をしなければいけませんが、自分の経験や知識、技術をフル活用できます。

また、長期にわたって、患者さんとその家族の看護をしていきます。しかも、病院とは違って、その患者さんと家族の生活の場で、人生に寄り添いながら看護をしていくので、やりがいを感じることができるのです。

看護師5年目で訪問看護師に転職しましたが、今までは褥瘡の処置はあまり自分で考えずに、先輩の言うことに従って行っていましたが、訪問看護では自分で考えて、その患者さんにとって最も良い方法で処置をしています。

1人で判断するので大変なこともたくさんありますが、病棟で働いていた時よりも、やりがいを感じることができています。

日曜日は休みのことが多い

訪問看護師に転職するメリットの4つ目は、日曜日は休みのことが多いことです。訪問看護ステーションは日曜・祝日は休みにしているところが多いので、家族や友達との時間を確保しやすいです。

訪問看護ステーションの中には、土日休みのところもあります・

訪問看護師に転職する4つのデメリット

訪問看護師に転職した時のデメリットも確認しておきましょう。訪問看護師は、メリットだけでなくデメリットもあるのです。

  1. オンコールがある
  2. プレッシャーがある
  3. モンスターペイシェントのリスクがある
  4. 移動が体力的にきつい

オンコールがある

訪問看護は夜勤はありませんが、オンコール待機をしなければいけないこともあります。患者さんが夜間・休日に何か急変があった時に、電話連絡が来て、それに対応する仕事ですね。

オンコール当番の日にいつも連絡が来て、出勤しなければいけないわけではありませんが、いつでも出勤できるように、当番日は遠出をしない、お酒を飲まないなどの制約があります。

プレッシャーがある

訪問看護師は1人で看護をします。それがやりがいになることもあるのですが、精神的なプッシャーになることもあります。

「私のアセスメントで間違っていないだろうか」とか「採血が取れない、どうしよう」、「医師に指示を仰ぐべきか、経過観察で良いか、どっちが良いんだろう?」というプレッシャーは、訪問看護師は常に感じていなければいけません。

モンスターペイシェントのリスクがある

訪問看護師は女性1人で患者さんの自宅を訪問しなければいけません。患者さんの自宅は、病院のようにほかのスタッフがいるわけではありません。誰の目もありません。そのため、ある意味密室です。

そして、患者さんにとってはホームであり、看護師にとってはアウェイです。

もちろん、基本的には患者さんや家族は良い人なのですが、気に入らないことが少しでもあると、すぐに看護師に対して高圧的な態度をとってくることもあります。また、暴言・暴力のリスクもあります。

さらに、オンコールで呼びだされれば、深夜に出勤して患者さんの自宅に行かなくてはいけないこともあるのです。

深夜に患者さんの自宅に女性1人で行くのは、女性としてはやはり怖いですよね。しかも、それがモンスターペイシェントのような要注意患者の自宅だったら、絶対に安全とは言い切れない部分はあります。

神戸市看護大の調査によると、訪問看護師の5割は暴力を受けた経験があるという結果も出ています。

移動が体力的にきつい

訪問看護師は1日に5〜7件を訪問します。移動手段は、車、スクーター、自転車、公共交通機関と訪問看護ステーションによって異なりますが、どれでも体力は必要です。

車なら体力はいらないんじゃ?と思うかもしれませんが、患者さんの自宅前に必ず駐車できるとは限らないですよね。ちょっと遠い駐車場に停めなければいけないこともあるので、どの移動手段でも、体力は必要なのです。

また、患者さんの自宅は病院のようにベッドの高さを調整できたり、処置をしやすいスペースが確保されているわけではありませんので、中腰で看護をしなければいけないことも多いので、大変です。

訪問看護師への転職に向いている人のタイプ

訪問看護ステーションはこんな看護師の方におすすめ!

訪問看護師へ転職するのに向いている人は、次のようなタイプの看護師さんです。

  • コミュニケーションスキルが高い人
  • 報・連・相(報告・連絡・相談)がきちんとできる人
  • 延命至上主義ではなく、患者・家族の思いやQOLを重視できる人
  • 緊急時も落ち着いて対応できる人
  • 患者や家族に寄り添った看護をしたい人
  • 今まで積み重ねてきたスキルや経験を最大限に活かしたい人

このような人は訪問看護師に向いています。そして、訪問看護師に最も必要なことは、「訪問看護をしたい」というやる気です。

上の6つの項目は、どれも自信がなくても、とにかくやる気があれば、あなたは訪問看護師に向いています。

訪問看護師に転職する時の求人選び6つの注意点

看護師が訪問看護ステーションへの転職を成功させる秘訣って?

訪問看護師に転職する時には、次の6つのことに注意して求人を選ぶようにしましょう。そうすれば、転職に失敗することはないはずです。

  1. オンコールはあるかどうか
  2. 各種手当は充実しているか
  3. 教育体制
  4. 給与体系
  5. 残業時間
  6. 移動手段

オンコールはあるかどうか

訪問看護師に転職する時には、オンコールはあるかどうかをチェックしましょう。多くの訪問看護ステーションでは、オンコール当番がありますが、オンコールがないところもあります。

また、常勤で入職しても、オンコール当番が免除されることもあるのです。オンコール当番をすれば、オンコール手当が付きますが、場合によっては育児との両立が難しくなりますので、オンコールの有無は必ず確認しましょう。

また、オンコール当番の回数も確認しておくと安心です。

各種手当は充実しているか

訪問看護師に転職するなら、交通費などの各種手当を確認しておきましょう。

訪問看護ステーションは、法人ではなく個人が事業所を設立しているところもあり、交通費やオンコール手当、残業手当などの各種手当がつかないところもあるのです。

しかも、マイカー通勤で自分の車で患者宅を移動する場合、ガソリン代を曖昧にされることもあり得ますので、訪問看護師は交通費や移動費、その他の手当はどうなっているのかをきちんと調べておきましょう。

教育体制

訪問看護師に転職する人は、教育体制を確認してください。訪問看護未経験の人は、いくら病棟経験が豊富といっても、いきなり患者さんの自宅に1人で訪問するのは不安ですよね。

訪問看護師として必要な知識や技術を一通り覚えるまでは、2人1組で訪問させてもらえたり、中途採用の研修があるなど、教育体制が充実しているところを選ぶと安心です。

給与体系

訪問看護師になる人は、給与体系も必ずチェックしましょう。一般的に、給与といえば月給制ですが、訪問看護の場合は月給制とは限らないのです。

日本看護協会の「2014年 訪問看護実態調査報告書」によると、常勤看護師の給料は、次のようなものがあります。

  • 月給制=84.8%
  • 時給制=0.3%
  • 日給制=0.1%
  • 歩合制=0.1%
  • 年俸制=4.9%
  • 月給制+歩合制=3.2%

年俸制はあらかじめ年俸が決まっていて、それを12ヶ月で割って1ヶ月ごとに支払われるので、ボーナスはありません。月給制+歩合制は、たくさん件数を回れば、それだけお給料が高くなりますが、あまり件数を回れない時には、給料が低くなってしまいます。

ちなみに、非常勤の場合は、時給制が最も多いですが、歩合制は15.8%もあります。訪問看護師の給与体系はちょっと特殊なので、注意が必要なのです。

残業時間

訪問看護師に転職するなら、残業時間に注意してください。訪問看護は基本的に残業は少なめです。

常勤看護師での月平均の残業時間は6時間以下が32.9%、6~12時間以下が22.8%と1ヶ月の残業時間が12時間以下という訪問看護ステーションが50%以上もあります。

ただ、36時間以上の残業がある割合は9.1%もありますので、残業時間はどのくらいあるのかを確認しておくと安心です。

移動手段

訪問看護師の移動手段も確認しておきましょう。訪問看護は患者さんの自宅を回る時に、車、公共交通機関、スクーター、自転車などを使います。

この移動手段は、重要です。普段車に乗らない人にとっては、車移動は負担になります。スクーターや自転車も、普段乗らない人にとっては、負担ですよね。

また、車はステーションの車なのか、自家用車なのかも重要なポイントになります。

移動が嫌な人は、施設訪問を中心に行っている訪問看護ステーションを選ぶと、移動の手間がないので安心です!

まとめ

訪問看護師に転職を考えているあなたは、この記事を読んでみてどう思いましたか?訪問看護師に転職してからの具体的なイメージが湧いてきたでしょうか?

訪問看護師に転職したい人は、転職サイトを使って、求人を探しましょう。転職サイトなら、担当コンサルタントが6つの注意点を詳しく調べてくれますので、希望に合った訪問看護ステーションに転職することができるはずです。

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この記事を書いた人

看護師 rina

  • 取得資格:看護師、保健師
  • 出身:茨城県
  • 年齢:34歳
  • 看護師経験:大学病院、一般病院、介護老人保健施設、巡回健診、イベントナース
  • 経験がある診療科:救命救急センター、一般内科

看護大学を卒業後、都内の大学病院で5年間勤務。その後は、一般病院の療養型病院で2年間勤務しました。大学病院に勤務している時には、バイトで介護施設などでの勤務経験もあります。1児の母となった現在は、看護師ライターとして看護師の皆さんが、自分に合った働き方ができるように、転職やライフスタイルのアドバイスに関する記事を執筆しています。

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