看護師が誤薬をした時の対処法と誤薬をしないための対策

看護師が誤薬をした時にはどうすれば良いのでしょう?

看護師が誤薬をした時にはどうすれば良いのでしょう?誤薬をしてしまった時の正しい対処法と誤薬をしないための対策を説明していきます。

誤薬は看護師なら誰でも起こす可能性があるミスです。誤薬をしてしまった時に適切な対処ができるように、また誤薬の可能性を限りなくゼロに近づけるようにしておきましょう。

看護師が誤薬をした時はどうすれば良いの?

看護師が誤薬をした時はどうすれば良いの?

看護師が誤薬をした時はどうすれば良いのでしょうか?「私は、誤薬なんて絶対にしない!」、「私、失敗しないので」と自信を持って断言できる看護師さんは、おそらくこの世にいないと思います。

薬を扱う限り、誰でも誤薬をする可能性はあるんです。ヒューマンエラーはどんなに気を付けていても、なくならないと言われていますから。

どんなに細心の注意を払っていても、起こす可能性がある誤薬。その誤薬を実際に起こしてしまった時の適切な対処法を確認しておきましょう。

誤薬をしてしまった時は、すぐにリーダーの看護師に報告しましょう。

誤薬は患者さんの命にかかわるミスですので、リーダー看護師から医師に報告して、誤薬への対処の指示をもらい、それに従ってください。

「誤薬をしてしまった!」と気づいた時には、一瞬「ごまかせるかな」とか「黙っていればわからないかも」という考えが頭をよぎると思います。

特に、「マイスリー5mgの指示なのに10mgのものを服薬させた」など命にかかわるミスではないなと判断した時には、黙っていようかなと考えますよね。

でも、黙っていること、ごまかすことは絶対にダメです。どんなに些細な誤薬だったとしても、患者さんの状態に影響がないと言いきれますか?もし、誤薬で患者さんの状態が悪化したら、あなたは責任を取れますか?

取れないですよね。ですから、きちんと報告しなければいけないのです。また、黙っていても、何らかの原因で誤薬がばれる可能性は十分にあります。

その時の気まずさを想像してみてください。想像しただけでゾッとしますよね。ですから、患者さんのためにも、あなた自身のためにも、誤薬をしたと気づいたら、すぐに報告してください。

看護師が誤薬をしたら、再発を防ぐことが大切です

看護師が誤薬をしたら、再発を防ぐことが大切です

看護師が誤薬をして、リーダー看護師に報告して、医師の指示通りに対処をして落ち着いたら、次は再発防止のための方法を考えましょう。

具体的には、インシデントレポートを書きながら、なぜ誤薬が起こってしまったのか、どうやったら同じような誤薬をせずに済むのかを考えるんです。

インシデントレポートって、ハッキリ言って面倒ですよね。サッサと適当に書いて、師長に提出して、早く帰りたいという気持ちはよくわかります。

誤薬をしてしまったという精神的なダメージを負っていますので、できるだけ早く病棟を立ち去りたいと思うのは当たり前のことです。

でも、ここで適当なインシデントレポートを書いてしまったら、あなたはきっと同じようなミスを起こしてしまうでしょう。

そうならないためにも、きちんと「なぜ誤薬をしたのか」、「どうしたら誤薬を防げたのか」、「今後同じことを起こさないためにはどうすべきなのか」をきちんと考えて、インシデントレポートを書いてください。

もし、自分ではなかなか有効な対策を考えられない時は、先輩看護師や師長に相談すると良いですよ。

看護師が誤薬を予防するには6Rを徹底する

看護師が誤薬を予防するには6Rを徹底する

看護師が誤薬をしないための対策を考えていきましょう。看護師が誤薬をしないためには、6Rを徹底するしかありません。

与薬の6R、あなたは暗記してスラスラと言えるほど、頭の中に入っていますか?新人看護師研修などで嫌というほど説明されたかもしれませんが、念のためもう一度確認しておきましょう。

1.Right Patient(正しい患者)
2.Right Drug(正しい薬剤)
3.Right Purpose(正しい目的)
4.Right Dose(正しい用量)
5.Right Route(正しい用法)
6.Right Time(正しい時間)

与薬をする時には、正しい患者さんに正しい薬剤を、正しい目的で、正しい用量・用法を守って、正しい時間に投与する。

誤薬を予防するためには、与薬をする時にこの6つのことを1つ1つ確認して投与する必要があります。この6つのことを確認すれば、誤薬はかなりの割合で防ぐことができるはずです。

看護師が誤薬を予防するには、誤薬しやすいパターンを知る

看護師が誤薬を予防するには、誤薬しやすいパターンを知る

看護師が誤薬を予防するためには、誤薬しやすいパターンを知っておきましょう。誤薬しやすいパターンを知っておけば、意識的に誤薬を防ぐことができるはずです。

夜勤中の朝

看護師が誤薬をしやすいパターンの1つ目は、夜勤中の朝です。特に起床時間の6時から勤務交代時までは危ないですね。

起床後はバイタルチェックに採血、各種検体の採取、与薬、朝食準備、看護記録などやるべきことが盛りだくさんですから。

しかも、夜勤中の朝は疲れがピークに達しています。眠くて眠くて仕方がない、一瞬でも気を抜いたら、立ったまま眠れそうなくらい眠いですよね。

つまり集中力と注意力がなくなっている状態ですから、誤薬をしやすいんです。

忙しい時

急変などの対応でバタバタと忙しい時も、誤薬をしやすい時ですね。忙しいと、ゆっくり時間をかけて6Rを確認できません。

また、病棟全体がバタバタしている時は、ダブルチェックをしようにも、一緒に確認してくれる人が、なかなかつかまらないので、「ダブルチェックをしなくて良いかな?」と思ってしまうこともあります。

忙しい時は誤薬をしやすいので、忙しい時ほどきちんと1つ1つ確認する癖をつけなければいけません。

与薬忘れと与薬量間違い

八代利香、松成裕子、梯正之「看護職における「与薬エラー発生」に関わる要因―国内外の研究動向と今後の課題―」によると、日本での誤薬は与薬忘れと与薬量間違いが多いそうです。

そのため、働く時は「与薬忘れ」と「与薬量間違い」を意識して、誤薬しないように気をつけましょう。

与薬忘れは、1日のスケジュールを綿密に立てたり、必要時はタイマーを使うことで未然に防ぐことができます。

与薬量間違いは、6Rの1つである「Right Dose(正しい用量)」ですので、処方箋と照らし合わせながら、指差し確認を徹底するしかありません。

でも、量を間違いやすいとわかっていたら、6Rの確認の時も、量を確認する時は慎重になりますので、誤薬を防ぐことができると思います。

まとめ

まとめ

看護師が誤薬をした時の対処法と誤薬をしないための対策をまとめましたが、いかがでしたか?看護師の誤薬はどんなに注意をしていてもゼロにすることはできません。

でも、きちんと対策をすれば限りなくゼロに近づけることはできます。そして、万が一誤薬をしてしまった時には、すぐに報告してください。

もし誤薬が問題になってしまった時でも、きちんと報告すれば、病院があなたを守ってくれるはずです。

もし、何か問題が起こった時に守ってくれなさそうな病院の場合は、問題が起こる前に早めに信頼できて職員を守ってくれる病院へ転職したほうが良いでしょう。

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この記事を書いた人

看護師 rina

  • 取得資格:看護師、保健師
  • 出身:茨城県
  • 年齢:34歳
  • 看護師経験:大学病院、一般病院、介護老人保健施設、巡回健診、イベントナース
  • 経験がある診療科:救命救急センター、一般内科

看護大学を卒業後、都内の大学病院で5年間勤務。その後は、一般病院の療養型病院で2年間勤務しました。大学病院に勤務している時には、バイトで介護施設などでの勤務経験もあります。1児の母となった現在は、看護師ライターとして看護師の皆さんが、自分に合った働き方ができるように、転職やライフスタイルのアドバイスに関する記事を執筆しています。

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