看護師が産婦人科へ転職|仕事の特徴やメリット・デメリット、向いている人、注意点

生命の誕生に関わりたい、キャリアアップしたい。この2点が動機です。

看護師が産婦人科へ転職したい場合、産婦人科の仕事の特徴やメリット、デメリット、産婦人科の仕事に向いている人、産婦人科に転職する時の求人選びの注意点を知っておく必要があります。

産婦人科で働けば、「出産に携われる」、「生まれたばかりの赤ちゃんのお世話ができる」と良い面ばかりを思い浮かべるかもしれませんが、産婦人科での仕事はそれだけではありません。

産婦人科の特徴やメリット、デメリットをきちんと知っておきましょう。

看護師は産婦人科の仕事の特徴を知っておきましょう!

看護師は産婦人科の仕事の特徴を知っていますか?産婦人科への転職を考える前に、産婦人科の特徴をしっかり押さえておきましょう。

産婦人科の仕事の特徴・・・産婦人科は減少傾向

産婦人科の仕事の特徴を語る上で重要なのが、産婦人科自体の状況です。

近年、産婦人科の施設やドクターが減少していることが社会問題になっています。

日本産婦人科医会施設情報調査によると、産科は病院・クリニック合わせて2006年には2978施設ありましたが、2013年には2516施設にまで減っています。婦人科も産科ほどではありませんが、減少傾向にあります。

産婦人科が減少しているのは、少子化などで出産件数が減っているのも1つの原因ですが、出産に関する訴訟が増えているのも産婦人科が減っている一因と言われています。

医療が発達した日本では「出産=安全なもの」という認識が広がっていますので、出産時に何かトラブルがあると、訴訟に発展しやすいんですね。

産婦人科の仕事の特徴・・・看護師だけでなく助産師も働いている

産婦人科の仕事の特徴として、助産師が多く働いているという点があげられます。

一般的な内科や外科では、「看護」の仕事をするのは看護師か准看護師ですよね。でも、産婦人科では助産師も働いています。

助産師と看護師の業務の違いをハッキリさせている病院もあれば、境界が曖昧で、仕事内容が被っているところもあります。

産婦人科の仕事の特徴・・・いろいろな患者さんがいる

産婦人科の仕事の特徴は、もう一つあります。

産婦人科というと、「出産する妊婦さんのための場所」というイメージがあるかもしれませんが、実はいろいろな患者さんがいるんです。

産科だけでも、妊婦さん以外に不妊治療をする人がいますし、婦人科では月経に関することや子宮筋腫、子宮内膜症などの疾患、子宮体がんや子宮頸がん、卵巣がんなども扱いますので、産婦人科は10代の若者から80代の高齢者まで患者さんの年齢層が幅広いという仕事の特徴があります。

看護師が産婦人科に転職するメリットって何?

看護師が産婦人科に転職するメリットを考えてみましょう。産婦人科に転職すると、あなたにこんなメリットがあるんです。

生命の誕生に関わることができるのがメリット

産婦人科のメリットは、やはり生命の誕生に関わることができる点です。

普通の診療科は病気や怪我を抱えた患者さんと接し、看取りをすることもありますが、産婦人科では新しい生命の誕生という神秘的で前向きなものに関わることができます。

患者さんの精神的なケアをすることができるのがメリット

産婦人科の患者さんは、妊娠出産や女性特有の病気を抱えています。妊娠出産はとてもデリケートな問題ですし、子宮や卵巣などの病気は女性としてのアイデンティティに関わってくるものです。

そのため、患者さんは精神的な悩みを抱え、それを家族にも相談できないということも少なくありません。

そういう患者さんに対して、産婦人科の看護師は同じ女性として、そして専門的な知識を持つ看護師として寄り添い、精神的なケアをしていく必要があります。

精神的なケアを実践していきたい看護師さんにとっては、大きなメリットでもあります。

明確なキャリアアップへの目標を持てるのがメリット

最近は、キャリアアップ志向が強い看護師さんが増えていますよね。あなたはどうでしょうか?

産婦人科では、一緒に働く助産師がキャリアアップへの道の1つになりますし、そのほかに母性看護の専門看護師、不妊症看護や新生児集中ケアの認定看護師などキャリアアップへの具体的な道がたくさんあり、目標が明確に持てるというメリットがあります。

特に助産師は一緒に働くことで、その仕事内容を間近で見ることができますので、キャリアアップへの明確な目標を持つことができると思います。

看護師が産婦人科に転職するデメリットは?

看護師が産婦人科に転職するデメリットは何でしょうか?産婦人科に転職することで、あなたにどんなデメリットがあるのか知りましょう。

楽しいことばかりではなく、ショックな一面もあるのがデメリット

産婦人科は、新しい命の誕生に携わることができるというメリットがありますが、デメリットももちろんあります。

すべての妊婦さんが無事に健康な赤ちゃんを出産できるわけではないですよね。

流産や死産もありますし、障害を持って生まれてくることもあるでしょう。また、何らかの理由で人工中絶をしなければいけない人もいます。

「命の誕生に関わりたい!」と楽しい一面ばかりを見て転職してしまうと、このようなつらい現実を受け入れられず、ショックを受けてしまうこともあります。

産科領域に携われないこともあるのがデメリット

産婦人科では、看護師だけでなく助産師も一緒に働いています。このことがメリットでもあるのですが、デメリットにもなります。

助産師は、妊娠出産のプロフェッショナルですので、産科と婦人科を併設しているところでは、産科は助産師、婦人科が看護師と区別していることもあります。

そのため、産科の看護がしたくて転職したのに、産科に携われないということもあるんです。

デリケートな部分が大きいので、気疲れするのもデメリット

産婦人科は、不妊に悩んでいる人、がんのために子宮を全摘しなくてはいけない人、切迫早産のため絶対安静で長期入院しなくてはいけない人、お腹の子に障害があるとわかった人などとてもデリケートで繊細な問題を抱えた患者さんがたくさんいます。

そういう人の精神的な看護をすることにやりがいを感じる場合もありますが、気疲れしてしまうこともあるというデメリットがあります。

産婦人科の仕事に向いているのはこんな看護師!

産婦人科の仕事には、どういう看護師さんが向いているのでしょうか?おすすめのタイプを紹介します。

産婦人科の仕事に向いている人=自分の将来のための知識を身につけたい

産婦人科の仕事は、自分の将来のための知識を手に入れたい看護師さんに向いています。

妊娠出産を望む女性が多いですが、看護師も例外ではありません。若い看護師さんが産婦人科で働けば、妊娠出産に関する知識を身につけることができます。

将来子供を産みたいと考えている人は、産婦人科で働くと、妊娠出産への知識を身につけることができ、妊娠出産への不安を減らすことができるでしょう。

産婦人科の仕事に向いている人=キャリアアップしたい

キャリアアップをしっかりしていきたい看護師さんも、産婦人科の仕事に向いています。

産婦人科では、専門看護師や認定看護師以外に、助産師というキャリアアップ方法があります。

しかも、病院やクリニックによっては、助産師へのキャリアアップを支援してくれるところもありますので、キャリアアップ志向の看護師さんにはピッタリです。

産婦人科の仕事に向いている人=精神的なケアを大切にしたい

産婦人科は、女性のデリケートな問題を扱いますので、普通の内科や外科よりも精神的なケアが重要になってきます。

身体的なケアだけではなく、精神的なケアを大切にしたいという看護師さんは、産婦人科が向いているでしょう。

看護師が産婦人科への転職を成功させる求人選びの注意点って?

看護師が産婦人科への転職を成功させるための求人選びの注意点は何でしょうか?

せっかく転職するんですから、失敗したくないですよね。転職成功のための秘訣と注意点を教えます!

注意点1:分娩を行っているかをチェック!

まず最初の注意点です。その病院やクリニックが分娩を行っているかをチェックしましょう。最近は、産婦人科医の減少によって、総合病院でも分娩は行わないというところも出てきています。

分娩があるかどうかで、看護師の仕事内容は全然違ってきますので、事前にしっかり確認しておきましょう。

注意点2:助産師との業務の区別はどうなっているかをチェック!

次の注意点は、業務の区別についてです。助産師と看護師の業務の区別は、明確なところもあれば、曖昧なところもあります。

看護師でも産科領域で働けるところもありますが、「助産師は産科、看護師は婦人科」と完全に区別しているところもあるんです。

看護師でも、産科の中でどのような業務をするのか、そもそも産科に携わることができるのかは重要な注意点です。

注意点3:どのような病院・設備なのかをチェック!

次の注意点は、病院の設備についてです。

最近は、分娩を取り扱う病院の中に、LDRがあるのは当たり前、病室はホテルのような豪華でキレイ、高級レストランのような食事を出すところが増えてきています。

そういう病院は、お給料が高い傾向にありますが、接遇などを厳しく指導されることがあり、一般的な病院とは違う雰囲気になっています。

注意点4:助産師資格取得支援はあるかをチェック!

最後の注意点です。助産師と一緒に働いていると、私も助産師になってキャリアアップしたいと思うことがあるかもしれません。

また、最初から産婦人科で経験を積んで助産師を目指そうと思っている人もいるでしょう。

そのため、助産師へのキャリアアップを少しでも考えている人は、その病院やクリニックに助産師の資格取得支援制度があるかを確認しておくと良いですよ!

奨学金を出してくれたり、助産師の学校で学んでいる間は、勤務シフトの都合を付けてくれたりと助産師の資格取得支援制度がある病院やクリニックもあるんです。

このようなチェックポイントをしっかり確認しておくと、転職成功にグッと一歩近づきます。でも、「自分で調べるのは面倒臭い!」と思いませんか?忙しい毎日の中で、そういうことを調べるのって、結構手間がかかるんですよね。

そういう時は、看護師専門の転職サイトを利用しましょう。

看護師転職サイトでは担当コンサルタントが、あなたの代わりに調べてくれますので、楽チン&気楽に転職を成功させることができるんです!

おすすめの看護師転職サイト

【1位】ナース人材バンク

オススメ度:★★★★★
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この記事を書いた人

看護師 rina

  • 取得資格:看護師、保健師
  • 出身:茨城県
  • 年齢:34歳
  • 看護師経験:大学病院、一般病院、介護老人保健施設、巡回健診、イベントナース
  • 経験がある診療科:救命救急センター、一般内科

看護大学を卒業後、都内の大学病院で5年間勤務。その後は、一般病院の療養型病院で2年間勤務しました。大学病院に勤務している時には、バイトで介護施設などでの勤務経験もあります。1児の母となった現在は、看護師ライターとして看護師の皆さんが、自分に合った働き方ができるように、転職やライフスタイルのアドバイスに関する記事を執筆しています。

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