災害看護師とは?災害支援ナースや災害看護師として派遣されるための方法を解説します!

災害看護師とは?

災害看護師に憧れている人は多いと思います。災害看護師の仕事や、災害看護師になるための2つの資格、災害が起こった時に派遣される可能性が高い就職先についてまとめました。

災害看護師に興味のある人は、これを読んで災害看護師になるためのスタートを切りましょう。

災害看護師って何?災害看護師について解説します!

災害看護師とは、災害が起こった時に、被災地に駆けつけて被災者のために働く看護師のことです。

日本は災害が多いですよね。災害大国とも言われるほど、毎年のように大災害が日本のどこかで起こっています。

そんな大災害に駆けつけて、被災地で必要な医療・看護を提供するのが、災害看護師なのです。災害看護師の業務は主に3つあります。

被災者の救助

災害看護師の業務の1つ目は、被災者の救助です。災害でけがをした人、生き埋めになった人などを救助して、救命処置を行います

災害看護というと、この被災者の救助をイメージする人が多いかもしれませんね。この被災者の救助のためには、災害発生後、いかに早く被災地入りするかが勝負になります。

災害における人命救助は72時間が壁と言われていますので、少しでも早く被災地入りする必要があるのです。

避難した被災者の健康維持のための援助

災害看護師の業務の2つ目は、避難した被災者の健康維持のための援助です。災害が起こって、自宅が危険になると、安全な場所にある学校の体育館などに避難して、避難生活を送る必要があります。

避難生活はハッキリ言って過酷です。限られたスペースの中で、プライバシーもなく、水も食料も十分ではない、衛生状態も悪い中で、しかも慣れない環境で生活しなければいけないのです。

しかも、その避難生活はいつまで続くかわかりません。また、避難所に避難していなくても、車の中で寝泊まりを余儀なくされるケースもあります。被災したことで、服薬が中断してしまうことあるでしょう。

そのような被災者たちの健康管理をして、厳しい避難生活中でも、健康維持ができるように支援していくんです。

被災地の看護師の交代要員

災害が起こると、被災地の病院は被災者が押し寄せます。そのため、被災地の看護師は自分が被災しているにも関わらず、勤務体制なんて関係なく、とにかく働き続けなければいけません。

被災者なのに、被災者のために働き続けなければいけない。しかも、休みも休憩もままならない。そんな状態だったら、被災地の看護師は倒れてしまい、被災地の医療がストップしてしまうのです。

災害看護師は被災地の看護師の交代要員として、被災地の看護師の代わりに働くことで、被災地の看護師の心身のケアをするのです。

災害看護師になるための3つの資格とは?

災害看護師になるためには、「この資格を持っていないとダメ!」と決められたものはありません。でも、ただ看護師として働いていても災害地に派遣される可能性はほとんどありませんよね。

災害が起こった時に、災害看護師として派遣される可能性を少しでも上げるためには、次に紹介する3つの資格を取っておくと良いでしょう。

3つの資格とは、災害支援ナースと、災害看護グローバルリーダー、災害看護専門看護師です。災害支援ナースと災害看護グローバルリーダーは、厳密には「資格」とは言えないものですが、ここでは便宜上「資格」と表現しますね。

災害支援ナース

災害支援ナースとは日本看護協会が作った制度です。災害支援ナースとして各都道府県の看護協会に登録すると、災害が起こって、被災地から看護協会に災害支援ナースの派遣要請があった時に、看護協会から災害看護師として派遣されるのです。

災害支援ナースになるためには、まず次の条件を満たさなければいけません。

・看護師の臨床経験が5年以上(都道府県によっては3年以上)
・日本看護協会の会員である
・勤務先の所属長に災害支援ナースに登録する許可をもらっている

この3つの条件を満たして、各都道府県の看護協会の2日間の災害支援ナース研修を受講すると、災害支援ナースとして登録することができます。

災害支援ナースは、これまでに東日本大震災はもちろん、2014年の広島市の豪雨・土砂災害、2015年の豪雨災害、2016年の熊本地震などで派遣されています。

災害看護グローバルリーダー

災害看護グローバルリーダーとは、高知県立大学、兵庫県立大学、東京医科歯科大学、千葉大学、日本赤十字看護大学の5大学院が共同で実施している災害看護師の教育プログラムです。

5年一貫性の博士課程で災害看護学をじっくり学ぶことで、日本国内ではもちろん、海外でも災害看護での課題に対応・解決できる能力を有し、学際的・国際的な指導力を発揮できる災害看護グローバルリーダーを目指します。

災害看護専門看護師

災害看護専門看護師も、災害看護の専門家と言える資格です。災害看護専門看護師は、日本看護協会認定の資格です。2016年11月に特定され、2017年12月に認定が開始となる見込みです。

災害看護専門看護師は災害の特性を踏まえ、限られた人的・物的資源の中でメンタルヘルスを含む適切な看護を提供する看護師のことです。また、平時から多職種や行政等と連携・協働し、減災・防災体制の構築と災害看護の発展に貢献すると日本看護協会は定義しています。

災害看護専門看護師になるには、看護系大学院の修士課程を修了し、所定の26単位または38単位を取得して、認定審査に合格する必要があります。

災害看護師として派遣されるためには、どこに就職するべき?

災害看護師なるために必要は3つの資格をご紹介しました。災害看護グローバルリーダーは、国際的な災害看護の専門家になることができますが、かなりハードルが高く、お金も時間もかかります。

災害看護専門看護師も、大学院の修士課程で2年間学ぶ必要がありますので、まずは災害支援ナースを目指しましょう。

災害支援ナースは臨床経験が5年以上あれば大丈夫です。これだけ災害支援ナースが有名になっていれば、所属長はあなたが災害支援ナースになることを「No」とは言わないでしょう。

ただ、災害支援ナースとして登録しても、派遣されるとは限りません。少しでも、災害が起こった時に災害看護師として派遣されたいなら、DMATや医療救護班として被災地に看護師を派遣している病院に転職すると良いでしょう。

そこで、急性期医療・災害医療を学び、DMATや医療救護班の一員になれば、災害が起こった時に災害看護師として派遣される可能性が高くなります。

DMATや医療救護班を派遣する病院は、赤十字病院や済生会病院、徳洲会病院などです。

災害支援ナースとして登録し、このような病院で経験を積んで、災害看護師になりたいことを師長にアピールしていけば、災害が起こった時に派遣してもらえる可能性が高くなるでしょう。

まとめ

災害看護師の業務内容や3つの資格、派遣されるためのおすすめの病院をまとめましたが、いかがでしたか?

東日本大震災以降は、災害支援ナースの認知度も高くなったこともあり、災害大国の日本では、災害看護師がとても重要視されています。

まずは災害支援ナースに登録して、さらに災害看護を学びたいと思ったら、災害看護専門看護師や災害看護グローバルリーダーの教育課程にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

また、赤十字病院や済生会病院、徳洲会病院に転職したいなら、転職サイトを使うと良いですよ。

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この記事を書いた人

看護師 rina

  • 取得資格:看護師、保健師
  • 出身:茨城県
  • 年齢:34歳
  • 看護師経験:大学病院、一般病院、介護老人保健施設、巡回健診、イベントナース
  • 経験がある診療科:救命救急センター、一般内科

看護大学を卒業後、都内の大学病院で5年間勤務。その後は、一般病院の療養型病院で2年間勤務しました。大学病院に勤務している時には、バイトで介護施設などでの勤務経験もあります。1児の母となった現在は、看護師ライターとして看護師の皆さんが、自分に合った働き方ができるように、転職やライフスタイルのアドバイスに関する記事を執筆しています。

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