看護師が保健師として転職|仕事の特徴やメリット・デメリット、向いている人、注意点

看護師が保健師として転職するならこの5つのことを知っておくと転職成功間違いなし!

看護師が保健師として転職したいと思っている場合、保健師の仕事の特徴やメリット、デメリット、保健師に向いている人、保健師の求人選びの注意点を知っておく必要があります。

「保健師の仕事って看護師の仕事よりも楽そうだよね」などのイメージだけで、看護師から保健師として転職すると、「あれ?イメージと違うなあ。これじゃ転職しないほうが良かったかも」ということになりかねないのです。

看護師が保健師として転職するなら、保健師の仕事の特徴について知っておこう

看護師が保健師として転職するなら、保健師の仕事について知っておこう

看護師が保健師として転職するなら、保健師の特徴について知っておきましょう。保健師の特徴は3つあります。

仕事の特徴1、予防医学がメイン

保健師の仕事の特徴の1つ目は、予防医学がメインの仕事になることです。

看護師の仕事は、病気や怪我の患者さんの治療を助け、少しでも早く回復するように看護することですよね。

でも、保健師は病気にならないように、もしくは病気を早く発見できるようにすること、つまり予防医学がメインの仕事になるのです。

病気になった人を助けるのが看護師、病気にならないように助けるのが保健師なんですね。

仕事の特徴2、職場は保健所や企業、健診センター

保健師の仕事の特徴の2つ目は、職場がある程度限られてくることです。

保健師が活躍する場所は、自治体の保健所や保健センター、地域包括支援センターや企業の医務室、健診センターになります。

保健師の職場は予防医学を行っているところですので、転職先の選択肢はやや狭くなります。

仕事の特徴3、新生児から高齢者までが対象

保健師の仕事の特徴の3つ目は、新生児から高齢者までが対象になることです。

企業の医務室や健診センターは、成人が対象になりますが、保健所や保健センターに転職した場合、生まれたばかりの新生児から高齢者までが保健師の仕事の対象になります。

看護師の場合は、産科・小児科・精神科・その他の成人の診療科のように患者さんの年齢層や疾患が区別されています。

でも、保健師の場合は大きな自治体の場合は「小児担当」、「高齢者担当」、「精神保健担当」のように担当が決められていることもありますが、小さな自治体の場合は、1人で全部を担当することもあります。

そのため、保健師は新生児から高齢者まで健康維持・増進のための幅広い知識が必要になるのです。

看護師が保健師として転職するメリットはこの6つ

看護師が保健師として転職するメリットはこの6つ

看護師が保健師として転職するメリットはどんなものがあるのでしょうか?看護師が保健師として転職するメリットを6つご紹介します。

日勤のみでカレンダー通りの休みというメリット

看護師が保健師として転職するメリットの1つ目は、日勤のみでカレンダー通りの休みになることです。

看護師は病棟で働いていると夜勤はあるし、平日休みが多くて、しかも連休がなかったり、お盆や年末年始に休めなかったりしますよね。

でも、保健師は自治体関係の職場や一般企業で働きますので、平日の日勤のみの勤務になります。

そのため、土日祝日は休むことができますし、お盆や年末年始も休日になるんです。

残業が少ないというメリット

看護師が保健師として転職するメリットの2つ目は、残業が少ないことです。

保健師の仕事は、病棟のように急変や緊急入院、緊急オペ出しなどがあるわけではありませんので、突然仕事が増えて忙しくなって収集がつかないという事態になることは滅多にありません。

そのため、保健師は残業が少なく、基本的に定時で退勤することができるのです。

体力的に楽だというメリット

看護師が保健師として転職するメリットの3つ目は、体力的に楽なことです。

看護師の仕事は力仕事が多いですし、立ちっぱなしですから、体力的にとてもハードですよね。

でも、保健師は力仕事はありませんし、デスクワークも多いですから、看護師に比べて体力的に楽なんです。

予防医学を専門にできるというメリット

看護師が保健師として転職するメリットの4つ目は、予防医学を専門にできることです。

糖尿病の生活指導・退院指導などを行っていて、予防医学に興味を持った看護師さんも多いのではないでしょうか?

保健師はいかに健康を維持するかを基本に、健康の維持増進・公衆衛生などの仕事を行います。

看護師でも予防医学を仕事にすることはできますが、保健師として働いたほうがより専門的に予防医学の仕事をすることができるのです。

命を預かるプレッシャーがないというメリット

看護師が保健師として転職するメリットの5つ目は、命を預かるプレッシャーがないことです。

看護師は重症患者さんの看護をすることも多く、1つのミスが患者さんの命を奪うかもしれないというプレッシャーと闘いながら仕事をしています。

でも、保健師は責任のある仕事ではあるものの、「健康の維持増進」という観点で仕事をしますので、看護師ほど命に直結する仕事ではありませんから、命を預かっているというプレッシャーを感じずに働くことができます。

公務員になれることもあるというメリット

看護師が保健師として転職するメリットの6つ目は、公務員になれる可能性があることです。

自治体の保健所や保健センターで正規職員として働けば、地方公務員になることができます。

公務員は安定性が抜群ですし、福利厚生が充実していますので、保健師という国家資格を持って、さらに公務員として働けば、老後も安心ですよね。

看護師が保健師として転職するデメリットはこの4つ

看護師が保健師として転職するデメリットはこの4つ

看護師が保健師として転職するメリットを6つご紹介しましたが、次はデメリットを4つご紹介します。

保健師として転職するデメリットもきちんと知っておくことが、転職後の後悔を防ぐコツなのです。

パソコンスキルが必要だというデメリット

看護師が保健師として転職するデメリットの1つ目は、パソコンスキルが必要なことです。

最近は、電子カルテを導入している病院やクリニックが増えていますので、パソコンの基本操作ができる看護師さんも増えているとは思いますが、保健師はデスクワークが多いので、パソコンスキルは必須になります。

プログラミングなどの専門的なパソコンスキルは必要ありませんが、ワード、エクセル、パワーポイントなどの基本操作はできないと保健師の仕事はスムーズに進みません。

患者さんの自宅を1人で訪問することもあるというデメリット

看護師が保健師として転職するデメリットの2つ目は、患者さんの自宅を1人で訪問することがあることです。

訪問看護師も同じようなことを行いますが、1人で他人の自宅を訪問するのって、ちょっと勇気がいりますよね。

特に保健師の訪問が必要な人は、生活能力に問題があることが多いので、自宅が不衛生で衛生面で「ちょっときついなぁ」と思うような場合もあるんです。

看護師時代よりも年収が下がることもあるというデメリット

看護師が保健師として転職するデメリットの3つ目は、看護師時代よりも年収が下がるケースがあることです。

保健師は平日の日勤のみの勤務になりますので、夜勤手当が付きません。また、残業も少ないので、残業手当もほとんどありません。

そのため、病棟でバリバリ働いていた看護師さんは、看護師時代と比べると、保健師として転職した後は給料が下がってしまうこともあるんです。

ただ、看護師として日勤のみ+残業少なめの条件で働くよりは給料が良いことが多いので、その点は安心してください。

看護技術を使う機会がないというデメリット

看護師が保健師として転職するデメリットの4つ目は、看護技術を使う機会がないことです。

保健師は看護知識は必要になりますが、静脈注射、吸引などの看護技術を使う機会はほとんどありません。保健師は患者さんの治療を行うわけではないからですね。

そのため、保健師として転職すると、今まで身につけてきた看護技術が衰えてしまうこともあるんです。

保健師の仕事が向いている看護師はこんな人!

看護師が保健師として転職する場合、失敗しないための求人探しのポイント4つ

看護師が保健師として転職するなら、保健師の仕事に向いている人はどんな人なのかを知っておきましょう。保健師の仕事に向いている人の3つのタイプをご紹介します。

保健師の仕事に向いている人=予防医学に興味がある

保健師の仕事に向いている人は、予防医学に興味がある人です。

看護師として働いている中で、病気の治療も大切だけど、その前に病気にならないような生活を送ることが重要だと実感した人も多いですよね。

予防医学に興味を持った看護師さんは、退院指導などで予防医学に関わることができますが、それでも看護師の仕事の基本は病気の患者さんの看護ですから、看護師の業務範囲内での予防医学の仕事では物足りなく感じることもあるでしょう。

そういう場合は、予防医学を専門にできる保健師に転職すると良いんです。

保健師の仕事に向いている人=夜勤が嫌い

保健師の仕事に向いている人の2つ目のタイプは、夜勤が嫌いな看護師さんです。

病棟で夜勤をしていると、どうしても体調を崩してしまうという人がいますよね。体調を崩さなくても、夜に働くことが嫌という人もいるでしょう。

そういう人は、保健師に向いています。保健師は日勤のみの勤務ですから。

透析クリニックのように、22~23時ごろまで働く必要もありませんし、手術室や特別養護老人ホーム、訪問看護のようにオンコールもありません。

保健師の仕事に向いている人=家事や子育てと両立させたい

保健師の仕事に向いている人の3つ目のタイプは、家庭や子育てと仕事を両立させたい人です。

看護師をしていると、家事や子育てと仕事を両立させるのが難しいですよね。

両立できたとしても、どこかで無理をしていたり、子どもや旦那さんに不便な思いをさせているケースが多いんです。

看護師は不規則ですし、残業も多いですから。

でも、保健師は平日の日勤のみで残業も少なめなので、無理なく家事や育児と仕事を両立させることができます。

看護師時代には多かった「ヤバい!保育園(学童)のお迎えに間に合わない!」という事態もほとんどないのです。

看護師が保健師として転職する場合、失敗しないための求人選びの注意点4つ

失敗しないためには?

看護師が保健師として転職する場合、失敗しないための求人探しの注意点を4つご紹介します。

注意点1:職場は自治体関係か企業か、健診センターか

保健師の求人探しの注意点1つ目は、職場はどこかです。

保健師なら何でも良いやと思っているかもしれませんが、どのような職場で働くかによって、保健師の仕事内容は大きく変わります。

保健所や保健センターなどの自治体関係の職場なら、健康の維持増進以外にも公衆衛生が大切になります。

また、対象も新生児から高齢者までと幅広いですし、生活習慣病予防や介護予防、母子保健、感染症予防、精神保健など業務範囲がとても幅広くなります。

地域包括センターの場合は、高齢者の介護予防が中心になりますね。

企業の医務室だと、その企業の労働環境を考慮した健康指導をしたり、労働者のメンタルヘルスに関する仕事が多くなります。

また、健診センターは受診者の健康指導が主になりますが、場合によっては採血等の仕事をすることもあるでしょう。

あなたが保健師の仕事の中で、具体的にどんなことをしたいかを明確にしてから、どの職場で働くかを決めないと、「あれ?保健師の仕事ってこんな感じなの?イメージと全然違う」ということになってしまうのです。

注意点2:残業時間はどのくらい?

保健師の求人探しの注意点の2つ目は、残業時間がどのくらいかをチェックすることです。

保健師は看護師に比べて残業時間が少ないのは確かですが、それでも職場によっては毎日1~2時間の残業があるかもしれません。

「保健師=残業が少ない」と決めつけずに、具体的に1ヶ月に何時間くらい残業するのか、月平均の残業時間を調べておくと安心です。

注意点3:研修体制はどうなっているか

保健師の求人探しの注意点3つ目は、研修体制はどうなっているかです。

看護師が保健師として転職する場合、保健師の資格は持っていても、保健師の仕事は未経験になりますよね。

入職後すぐに「じゃあ、この仕事をやってください」と仕事を割り振られて、フォローなしで仕事をしなくてはいけなかったら、どうでしょうか?

「私、保健師として働いたことがないから、絶対に無理だよ!」と思って転職したことを後悔する羽目になりますよね。

ですから、看護師が保健師として転職する場合は、転職後の研修体制やフォロー体制はどうなっているのか、きちんと仕事を指導してもらえるのかをチェックしておきましょう。

注意点4:正規か非正規か

保健師の求人探しの注意点4つ目は、正規雇用か非正規雇用かです。

保健師の求人の中には、嘱託採用や契約社員などの非正規雇用のものがあります。

「非正規でも構わない」というなら良いのですが、正規職員だと思い込んで採用試験を受けたら、実は非正規職員だったという場合、転職を後悔することになります。

特に、保健所勤務の求人だから公務員になれると期待していたのに、嘱託採用で公務員になれなかったという場合、ショックは大きいですから、正規採用か非正規採用かは必ずチェックするようにしましょう。

まとめ

まとめ

保健師の仕事の特徴やメリット、デメリット、保健師に向いている人、保健師の求人選びの注意点をご紹介しましたがいかがでしたか?

実は、保健師の求人って、それほど多くないのです。看護師の求人と比べると、ビックリするほど少ないんです。

保健師として転職するなら、看護師転職サイトを使うと良いですよ。

看護師転職サイトなら担当者に保健師として転職したいことを伝えておけば、保健師の求人が出たらすぐに連絡してもらえますので、「貴重な良い求人が出たのに、見逃した!」ということがないので、あなたの希望条件に合った保健師の求人を見つけることができるんです!

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この記事を書いた人

看護師 rina

  • 取得資格:看護師、保健師
  • 出身:茨城県
  • 年齢:34歳
  • 看護師経験:大学病院、一般病院、介護老人保健施設、巡回健診、イベントナース
  • 経験がある診療科:救命救急センター、一般内科

看護大学を卒業後、都内の大学病院で5年間勤務。その後は、一般病院の療養型病院で2年間勤務しました。大学病院に勤務している時には、バイトで介護施設などでの勤務経験もあります。1児の母となった現在は、看護師ライターとして看護師の皆さんが、自分に合った働き方ができるように、転職やライフスタイルのアドバイスに関する記事を執筆しています。

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