看護師が特養に転職|仕事の特徴、メリット・デメリット、向いている人、注意点

特養の求人って、そんなに人気なの!?

看護師が特養に転職するなら、特養の仕事の特徴や特養に転職するメリット・デメリット、特養に向いている人、特養の求人を選ぶ注意点を知りましょう。

特養への転職を考えている人は、この記事を読んでから、転職活動をすると、転職後に「特養なんて選ばなければ良かった」と後悔せずに済むはずです。

看護師が特養に転職するなら、特養の仕事の特徴を知りましょう

看護師が特養に転職するなら、特養の仕事の特徴を知りましょう。特養は特別養護老人ホームのことですね。特養の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?

特養の仕事の特徴と言えば、介護施設であること

特養の仕事の特徴は介護施設であることです。これは、特徴というよりも、当たり前のことと言えるかもしれません。

医療施設ではなく介護施設ですから、病院のような積極的な治療は行いません。また、介護士さんがたくさん働いています。

特養は介護施設ですので、医療職者である看護師よりも、介護士さんの方が働いている人数が多いんです。

そして、入居者さんの日常生活の世話(介護業務)は看護師は行わずに介護士が行いますので、看護師は入居者さんの健康管理が主な業務になります。

特養の仕事の特徴は医師・看護師が24時間体制ではないこと

特養の仕事の特徴の2つ目は、医師・看護師が24時間体制ではないことです。病院では医師も看護師も24時間体制で働いています。

でも、特養は医師は常勤ではなくてもOKですし、看護師は日勤のみで夜勤はないことが多いんです。

特養は「看護師が24時間常駐してなければいけない」と法律で決められているわけではないので、コスト面で夜間は介護士だけが働いて、看護師は日勤のみの勤務としているところが多いんですね。

看護師が特養に転職する4つのメリット

看護師が特養に転職すると、どんなメリットがあるのか知っていますか?看護師が特養に転職する4つのメリットを説明します。

特養のメリットは看護師は日勤のみの仕事であること

特養に転職するメリットの1つ目は、日勤のみで働けることです。特養では看護師は24時間常駐させる必要はありません。

別に24時間常駐させてはいけないというわけでもないのですが、コスト面を考えると、看護師は24時間常駐させずに、日勤帯のみで勤務としている特養が多いんです。

そのため、特養に転職すれば、夜勤をせずに日勤だけで働けます。これは、夜勤が苦手な看護師さんや家事・育児と仕事を両立させたい看護師さんにとっては、大きなメリットになりますね。

特養は治療を行わないこともメリットの1つ

特養に転職するメリットの2つ目は、治療を行わないことです。特養は介護施設ですから、積極的な治療は行いません。

具合が少し悪くなった時に、点滴をすることはありますが、それ以上の治療をする場合は、病院を受診することになります。

基本的に入居者さんの状態は安定していますし、治療を行いませんので、医療行為をする機会は少なく、人の命を預かっているという精神的なプレッシャーもないので、精神的にゆとりを持って働くことができます。

特養のメリットは体力的に楽なこと

特養のメリットの3つ目は体力的に楽なことです。特養には介護士さんがたくさんいますので、看護師が介護業務を行う必要はなく、看護業務に専念できます。

移動介助やオムツ交換、清潔ケアなどを行う必要がないと、体力的にはだいぶ楽になりますよね。特養に看護師が転職すると、「クタクタで帰宅してから家事なんてできない」ということはなく、働くことができるのです。

特養では長期間寄り添った看護ができるメリットも!

特養のメリットの4つ目は、長期間寄り添った看護ができることです。特養では入居者さんの入居期間は決められていません。一度入所すると、退所希望をしない限り、人生最期の時まで特養で過ごします。

そのため、特養では長期間入居者さんとかかわりを持ち、1人1人に合わせた看護をすることができます。

特養によっては看取りを重視しているところもありますので、人生最期まで寄り添う看護を行うことができるのです。

看護師が特養に転職する4つのデメリット

看護師が特養に転職するデメリットは4つあります。特養に転職するなら、4つのデメリットを知って、デメリットに納得してから転職するようにしましょう。

特養ではあまり看護技術を使わないことがデメリットです

特養のデメリットの1つ目は、あまり看護技術を使わないことです。特養では治療を行いませんので、基本的には看護技術を使いません。

そのため、特養に転職すると、今まで培ってきた看護技術を忘れてしまうリスクがあるのです。

ただ、特養では医師が常駐しておらず、看護師のアセスメントがとても重要になりますので、看護知識に関しては、忘れる心配はなく、むしろアセスメント力を身につけることができるでしょう。

特養のデメリットはオンコールがあること

特養のデメリットの2つ目は、オンコールがあることです。多くの特養では、夜勤がない代わりにオンコールがあります。

オンコールとは待機番のようなものです。オンコール当番の日は、夜間に特養で何か入居者さんに変化があって、介護士だけでは対処できない場合に、特養から電話がかかってきて、電話で指示をしたり、特養に出勤して対応しなくてはいけません。

そのため、多くの特養では夜勤がないといっても、完全に日勤のみではなく、オンコール当番があって、夜間に特養に行かなくてはいけないこともあるのです。

もちろん、オンコール当番の日に必ず電話がかかってくるというわけではなく、何の連絡もないことも多いですが、「電話がかかってくる、夜に出勤する」という可能性があるのは、覚えておかなくてはいけません。

特養のデメリットは人間関係が面倒なこと

特養のデメリットの3つ目は、人間関係が面倒なことです。特養では介護士がたくさん働いていますので、介護士との人間関係が面倒なことが多いのです。

特養の介護士は看護師よりも体力的にきつい仕事をしています。でも、看護師の方が高い給料をもらっています。看護師にとってみると、これは資格が違うためであり、別に変なことではありません。

でも、介護士から見ると、「楽な仕事をして、高い給料をもらって、しかも偉そうだ」と思われてしまうんです。完全な誤解なのですが、このように思って看護師を敵対視してくる介護士が少なくありません。

身に覚えのない敵意を向けられれば、看護師としても嫌な気持ちになって、仲よくしようとは思いませんよね。

そのため、特養では看護師と介護士の中があまり良くないところが多いんです。ただ、特養では看護師は介護士の協力を得ないとスムーズに働けませんので、人間関係で苦労することが少なくないのです。

特養は緊急時の責任が重いことがデメリットの1つ

特養のデメリットの4つ目は、緊急時の責任が重いことです。特養には医師が常駐していません。入居者さんに何かあった時には、看護師がアセスメントをして判断しなければいけません。

そのため、急変や事故があった時、病院のように医師に頼ることはできず、救急車を呼ぶか特養内で様子を見るかを判断しなければいけません。

そのため、看護技術は必要ないものの、高いアセスメント力が特養の看護師には必要なのです。

特養の仕事に向いている看護師のタイプを知りましょう

看護師が特養に転職するなら、どんな看護師が特養の仕事に向いているのか、特養に向いているタイプを確認しておきましょう。

特養の仕事に向いているのは、ゆとりを持って働きたい人

特養の仕事に向いているのは、ゆとりを持って働きたい人です。特養では日勤のみで働くことができます。

また、介護士さんがいますし、1人1人の入居者さんは状態が安定していますので、病棟のようにバタバタしていることもありません。残業も少なめです。

そのため、特養では時間的にも体力的にも精神的にもゆとりを持って働くことができます。

病棟での忙しさ、せわしなさに疲れてしまったという看護師さんは、特養で働くと良いでしょう。

特養の仕事に向いているのはじっくり寄り添った看護がしたい人

じっくり寄り添った看護をしたい人も、特養の仕事に向いていると思います。特養では、状態が悪くなって入院が必要になる場合を除いて、ずっと入居者さんとかかわりを持ち、看護をしていくことができます。

長期間、1人1人と寄り添って、個別性のある看護を提供したい人は、特養に転職すると、理想の看護ができると思います。

特養の仕事に向いているのは、ブランクから復職したい人

特養に向いているタイプの3つ目は、ブランクから復職したい人です。特養では看護知識は必要ですが、看護技術はそれ程必要としません。

そのため、ブランクがあって看護技術に自信がない看護師さんでも、比較的スムーズに復職することができるんです。看護知識は勉強すれば思い出すことができます。看護技術は実際にやらないと思い出せませんよね。

そのため、ブランクから復職したい人は、特養に転職すると良いでしょう。

看護師が特養に転職する時の求人選びの3つの注意点

看護師が特養に転職する時の求人選びの注意点は3つあります。今から説明する3つの注意点をチェックしながら求人選びをすれば、希望に合った特養に転職できるはずです。

求人選びの注意点は看護師と介護士との関係性

特養の求人選びの注意点の1つ目は、看護師と介護士との関係性です。先ほども言いましたが、看護師と介護士の関係が悪い特養は少なくありません。

看護師と介護士の関係が悪い特養は、働きにくいことこの上ありません。「もし、他の看護師が介護士と仲が悪くても、私は介護士と仲良くするから」と思っても、今度はあなたが看護師から仲間外れにされることがあります。

また、看護師と介護士の中が悪い特養では、介護士は新しく入ってきた看護師をイジメの対象にすることも多いんです。

看護師が特養の求人を選ぶ時には、必ず看護師と介護士の関係性が良いところを選ぶようにしましょう。

求人選びの注意点はオンコールの頻度と介護士の質

特養の求人を選ぶ時の注意点の2つ目は、オンコールの頻度です。月に何回くらいオンコール当番が回ってくるのかを調べるのはもちろんですが、オンコール当番の時に、どのくらいの頻度で連絡が来るのかも確認しておきましょう。

オンコール当番があっても、毎回連絡が来て、毎回出勤しなければいけないのか、連絡が来る回数は少ないのか、連絡は来ても出勤する回数は少ないのかで、負担はだいぶ違います。

できれば、オンコールの頻度だけではなく介護士の質も調べておきたいところです。

「できる介護士」が多い特養では、入居者さんの発熱があっても、介護士さんがバイタルの報告をしてくるものの、「特に、他に自覚症状や他覚症状はみられないので、3点クーリングしておきました。適宜バイタルを測って、変化があったらまた報告します」となります。

でも、イマイチ使えない介護士が多いと、「○○さんが発熱しました。すぐ来てください。え?体温ですか?37.5度でした。え?ほかの症状ですか?う~ん、わかりません。本人に、苦しいかどうか聞いてきます。」となります。

介護士の質はオンコールの頻度に大きく関係してきますので、介護士の質も調べておきましょう。

どのような看取りを行うかも求人選びの注意点の1つ

特養の求人を選ぶ時の注意点、3つ目はどのような看取りをするかです。看取りをする特養はたくさんありますが、その看取りの仕方は施設によって様々です。

できるだけ自然な形で家族の希望を取り入れて、看取りをするところもありますし、とても雑に看取りをするところもあります。また、点滴や酸素吸入をするところもあります。

特養での看取りに点滴や酸素吸入をすべきかどうかは、それぞれの価値観次第だと思いますので、あなたの看護観に合う看取りを行っている特養を選んでください。

まとめ

特養の仕事の特徴や特養に看護師が転職するメリット・デメリット、向いている人、求人選びの注意点をまとめましたがいかがでしたか?

特養に転職を考えている看護師さんは、転職サイトを使うと良いですよ。

転職サイトなら、看護師と介護士のとの関係性やオンコールの頻度、介護士の質、看取りのことなど、細かい内部情報を担当コンサルタントが細かく調べてくれますので、理想の特養の求人を見つけることができるんです。

 

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この記事を書いた人

看護師 rina

  • 取得資格:看護師、保健師
  • 出身:茨城県
  • 年齢:34歳
  • 看護師経験:大学病院、一般病院、介護老人保健施設、巡回健診、イベントナース
  • 経験がある診療科:救命救急センター、一般内科

看護大学を卒業後、都内の大学病院で5年間勤務。その後は、一般病院の療養型病院で2年間勤務しました。大学病院に勤務している時には、バイトで介護施設などでの勤務経験もあります。1児の母となった現在は、看護師ライターとして看護師の皆さんが、自分に合った働き方ができるように、転職やライフスタイルのアドバイスに関する記事を執筆しています。

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