看護師の復職は支援セミナー&研修がポイント?再就職に失敗しない5ステップ!

看護師が「ブランクから復職したい!」ならどうやって求人を探すの?

看護師が復職する場合、「また看護師として働けるのかな?」、「ブランクが長いけど、大丈夫かな?」と不安になることがたくさんあると思います。

「まだ子育て中だけど両立できるなか?」とか「体力的についていけるか不安」、「看護スキルなんてすっかり忘れてるけど…」と心配になっている人も大丈夫です。

復職支援セミナーや職場での復職研修を受けるなど、今から説明する5つのステップを踏まえて再就職活動をすると復職率をアップさせることができるはずです。

10年以上のブランクがある人、20年のブランクがある人も看護師として働きたいなら、復職を目指しましょう!きっと復職に成功できますよ!

 

看護師が復職する時に不安なことって何だろう?

看護師が復職する時に、不安になることは何でしょうか?

復職するのが不安と思っている人は、具体的にどんなことに不安を感じているのかを確認しておくことで、求人選びをする上で重視することがわかるようになりますし、復職への不安解消の糸口を見つけられるのです。

家事・子育てと両立できるかな?

看護師が復職する時に不安になること、まず1つ目は家事や子育てと両立できるかどうかだと思います。

日本看護協会の「平成24年度都道府県ナースセンターによる看護職員の再就業実態調査」によると、ブランクの理由の第1位は、妊娠・出産です。

ブランクの理由の第1位は、妊娠・出産
ブランクがあって復職する看護師の多くは、お子さん・家族がいると思います。看護師の仕事は激務ですし、不規則なシフトになることが多いですから、家事や子育てと両立できるかどうかが不安になるのです。

体力的についていけるかな?

看護師が復職する時には、体力的についていけるかどうかも不安になると思います。

先ほどの「平成24年度都道府県ナースセンターによる看護職員の再就業実態調査」では、ブランクの理由は妊娠・出産、そして結婚や子育ての次に来るのが自分の健康状態(身体的なもの)です。

以前、仕事で体調を崩したことが理由でブランクがあるのですから、復職する時に、体力的についていけるか不安になるのはしかたがないことです。

看護スキルが衰えていて心配…

看護師が復職する時の不安、3つ目は看護スキルが衰えていることです。何年も看護師の仕事から離れていると、看護知識・看護技術はすっかり忘れています。

採血や静脈注射、医療機器の取り扱いなどに不安がありますし、日々進歩している医療に対応できるか心配になってしまうのです。

看護師が復職に失敗しないためのステップ1=準備編

看護師が復職するなら、絶対に失敗したくないですよね。再就職に成功して、復職率を上げるためには、5つのステップを踏まえるようにしましょう。

復職に失敗しないためのステップ1は、準備です。いきなり復職するのではなく、復職に向けて、じっくり準備しておくと、再就職に失敗する可能性が低くなるのです。

まずは、看護スキルが衰えていることへの不安を解消していきましょう。

復職支援セミナーを受ける

看護師が復職するなら、復職支援セミナーを受けるようにしましょう。復職支援セミナーとは、ブランクがある看護師(潜在看護師)向けに、基礎的な看護知識・技術を指導してもらえるのです。

復職支援セミナーを受けておけば、忘れていた看護スキルを思い出すきっかけになりますので、復職への自信がつくのです。

復職支援セミナーは各都道府県の看護協会が開催していることが多いです。自治体と共同でセミナーを開いていることもありますね。

東京や神奈川(横浜)、埼玉、千葉、大阪などの都市部の看護協会だけではなく、ほぼ全部の都道府県の看護協会で復職支援セミナーは開催されています。

たとえば、東京都の看護協会(ナースプラザ)では、1日コース、5日コース、7日コースといろいろなコースがあり、助産師コースも用意されています。

復職支援研修の標準研修プログラム

復職支援プログラムはセミナーやコースによって異なりますが、感染管理や医療安全、電子カルテの取り扱い、採血、輸液・静脈注射、体位変換や移乗、薬の知識、医療機器の基本的な取り扱いなどを学ぶことができます。

看護協会の復職支援セミナーは無料で受講できますので、復職を考えている看護師は、ぜひ受講してみてください。

「私なんかが、復職支援セミナーを受けて大丈夫かな?」と心配しなくても大丈夫です。

東京都看護協会の平成28年度の復職支援セミナーは234名が参加しています。

年齢は40~45歳が最も多く、50歳以上の人も参加していますし、20年以上ブランクがある人も参加しているんです。だから、ちょっとでも復職したいと思っている人は、とにかく復職支援セミナーを受講してみましょう。

また、復職支援セミナーは、ブランク看護師を積極的に採用している病院が単独で行っているところもありますし、民間企業が復職支援セミナーを行っているところもあります。

復職への不安を軽減するには、「私でも復職できるかも!」という自信をつけることが大切ですので、復職のための第一歩として復職支援セミナーを受けるようにしましょう。

復職支援セミナーを受けた人の体験談をご紹介します。

「ブランクが10年あって、復職を躊躇していましたが、思い切って復職支援セミナーを受けてみて、復職できるかもしれないと思えるようになりました。休憩時間中に、同じような境遇の仲間とお話できたのも嬉しかったです。」

「子育てのためにブランクが7年あります。復職支援セミナーで、実際に病棟で患者さんと接したことで、看護師の仕事ってやっぱりいいなと感じました。子育てと両立できる職場を探して、復職しようと考えています。」

まずは、お住いの都道府県の看護協会のホームページで開催日時をチェックしたり、ネットで復職セミナーを検索してみましょう。

自分で勉強をする

復職への自信をつけるには、自分で勉強することも大切です。参考書をパラパラと読むだけでも、忘れていた知識を思い出せます。

自分で勉強するためには、スマホアプリを活用すると良いでしょう。国家試験用など看護知識を勉強できるスマホアプリをインストールしておけば、ちょっと空いた時間にササっと勉強できます。

<iPhone用アプリ>

急変・救急 ナースフル疾患別シリーズ

看護師国家試験4000問 看護roo!&さわ研究所

<Android用アプリ>

【看護師国家試験対策】成人看護学~厳選過去問題集!模試対策にも活用できる解答・解説つき 

看護師国家試験4000問 看護roo!&さわ研究所

また、基礎看護の参考書を1冊買って、読んでおくと良いでしょう。

NTT東関東病院 看護部 完全版 ビジュアル臨床看護技術ガイド

医療情報科学研究所 看護技術がみえる vol.1 基礎看護技術

道又 元裕 最新エビデンスに基づく 「ここが変わった」看護ケア

看護師が復職に失敗しないためのステップ2=求人の条件を考える

看護師が復職に失敗しないためのステップ2は、求人の条件を考えることです。ブランクがある看護師が再就職するためには、給料やボーナスよりも重要な条件があります。

重要な条件とは、最初に説明した3つの不安を解消できるかどうかです。

残業時間が少なめ=家事・育児との両立の不安、体力的な不安への対策

復職を希望するなら、残業時間が少ないところを選びましょう。残業ばかりだと、子育てとの両立が難しいですし、体力的にもきつくなります。

自宅から近い=家事・育児との両立の不安、体力的な不安への対策

復職するためには、自宅から近い職場、通勤時間がかからない職場を選びましょう。通勤時間が長いと、それだけで疲れます。また、子育てとの両立も難しくなります。

スムーズに復職するためには、自宅から片道30分以内で通勤できる職場を選んだほうが良いと思います。

教育制度の充実=看護スキルの不安への対策

復職するなら、教育制度が整っているところを選びましょう。復職支援セミナーを受講して、自分で勉強するだけでは、まだまだ看護スキルの不安を完全に解消することはできません。

ブランクがある看護師にプリセプターをつけてくれたり、復職1年目は定期的に師長との面談があったりするところだと安心です。

復職した看護師向けの研修制度がある職場も良いですね。

職場の研修はほぼ強制参加なので、育児や家事と両立したい人にとっては「研修は少ないほうが良い」と思うかもしれません。

でも、仕事にスムーズに慣れるためには研修はとても有効ですので、無理なく参加できる回数の研修がある職場を探すと良いですよ!

また、最近増えているPNS(パートナーシップ・ナーシングシステム)の看護体制の病院だと、常に2人1組で働けますので、ブランクがあっても不安を軽減しながら働けます。

医療行為が少なめ=看護スキルの不安への対策

ブランクの期間の長さにもよりますが、復職する時には医療行為が少なめのところがおすすめです。重症患者が多く、医療行為が多い職場は、精神的なプレッシャーがかかりますし、覚えなくてはいけないことがたくさんあるので大変なのです。

医療行為が少なめだと、看護スキルに自信がなくても、無理なく仕事に慣れていくことができます。

力仕事がない=体力的な不安、家事・育児との両立の不安への対策

復職する時には体力的な不安がありますので、移動介助などの力仕事がない職場を選ぶようにしましょう。力仕事が多い職場だと、復職後すぐに腰痛に悩まされるリスクがあるのです。

また、力仕事がないと体力的に楽なので、帰宅後に育児や家事をする余力が残っていて、仕事と家事・子育てとの両立がしやすくなります。

雇用形態はどうする?=家事・育児との両立の不安、体力的な不安、看護スキルの不安への対策

復職するにあたって、雇用形態は常勤にするのか非常勤にするのかを考えましょう。常勤はフルタイムで働かなくてはいけませんが、しっかり稼げて安定していますし、丁寧に指導してもらえます。

非常勤は勤務時間を調整できますので、体力的に不安がある人や子育て中の人におすすめですが、常勤のように丁寧な指導は期待できません。

それぞれのメリット・デメリットを考えて、雇用形態を選びましょう。

看護師が復職に失敗しないためのステップ3=求人探しをする

看護師が復職に失敗しないためのステップ3、次は求人探しをすることです。

看護師には、いろいろな職場がありますが、ブランクがあって復職する看護師におすすめの職場は、療養型病棟、クリニックや外来、介護施設やデイサービス、保育園の4つです。

療養型病棟

療養型病棟は患者さんの状態が安定していて、急変は少なく、医療行為も少なめです。また、介護士がいるので、力仕事も少なめです。

クリニックや外来

クリニックや外来は日勤のみの仕事です。また、重症の患者さんがいなく、ADLが自立している人ばかりですので、医療行為も力仕事も少ないです。

介護施設やデイサービス

介護施設やデイサービスは、看護師の職場の中では、体力的にも精神的にもゆとりを持って働ける職場です。

看護師がどのくらい介護業務を行うかは施設によって異なりますので、事前にしっかり確認しておきましょう。

保育園

保育園では乳児のお世話や子供たちの健康管理が主な業務になります。【子育て経験がある看護師が復職するのにおすすめの職場】になります。

看護師が復職に失敗しないためのステップ4=採用試験を受ける

看護師が復職に失敗しないためのステップ4は、採用試験を受けることです。ブランクが長くても、看護師は復職することができます。

ただ、新卒の就職試験のように採用試験を受けたら、ほぼ採用が決まるというわけにはいきません。採用試験を受けても不合格になることもあるでしょう。

採用側としては、ブランクがある看護師よりも現役看護師の方を採用したいので、同時期にブランクがあるあなたと、現役看護師が求人に応募してきたら、やはり現役看護師を採用することが多いのです。

だから1度や2度不採用になったからといって、復職を諦めずに、次々チャレンジしていきましょう。

「不採用になるのは仕方がない」くらいの気持ちで採用試験を受けると、前向きに再就職活動をしていくことができると思います。

また、面接では復職したい気持ち、看護師として働きたい気持ちをしっかりアピールしましょう。

いくら復職に自信がないからといって、面接で自信がない態度でいたら、面接官は「この看護師さん、すぐに辞めるかも」と思われてしまいます。

自信がなくても、「やる気はあります!」のようにはつらつとした態度で面接を受け、志望動機などでもしっかりやる気を見せるようにすると、採用がぐっと近づくと思います。

看護師が復職に失敗しないためのステップ5=頑張りすぎずに働く

看護師が復職に失敗しないための最後のステップは、頑張りすぎないことです。採用が決まって、いざ看護師として復職する場合、「頑張らなくちゃ!」と張り切りすぎることがありますね。

最初から頑張りすぎてしまうと、すぐにガス欠を起こして、「やっぱり私には無理…」と思ってしまいます。

だから、最初は頑張りすぎず、張り切り過ぎずに、抜けるところは手を抜いて働くようにしましょう。

特に、家事や子育てと仕事を両立させなくてはいけない人は、家事や子育ても完璧にやろうと思わず、家族に協力してもらいながら、ほどほどにやっていきましょう。

まとめ

看護師が復職を失敗しないための5つのステップをまとめました。看護師の資格は一生有効ですから、たとえブランクが10年あっても、20年あっても、復職することが可能です。

だから、復職したい看護師さんは、ブランクが長いからといって復職を諦めないでください。

復職支援セミナーを受けておけば、復職への自信が付きます。また、復職する時には、求人選びも重要です。

残業時間が少なくて、自宅から近い、教育制度が充実していて、医療行為・力仕事は少なめ、希望に合った雇用形態の求人を探すなら、転職サイトを使いましょう。

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この記事を書いた人

看護師 rina

  • 取得資格:看護師、保健師
  • 出身:茨城県
  • 年齢:34歳
  • 看護師経験:大学病院、一般病院、介護老人保健施設、巡回健診、イベントナース
  • 経験がある診療科:救命救急センター、一般内科

看護大学を卒業後、都内の大学病院で5年間勤務。その後は、一般病院の療養型病院で2年間勤務しました。大学病院に勤務している時には、バイトで介護施設などでの勤務経験もあります。1児の母となった現在は、看護師ライターとして看護師の皆さんが、自分に合った働き方ができるように、転職やライフスタイルのアドバイスに関する記事を執筆しています。

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